先日少し触れました「東京長かぶ」の「赤」です。
この画像は2012年に最初に赤首の個体を発見した時のものです。
当初から発色はかなりはっきりしていました。

それから4代目の現在のものです。
土が堅いので、根は深く入れず薄い腐植土の中を広がっています。

カブは元々浅根性なので、こんな耕土の薄い場所でも結構育ちます。

この画像は2012年に最初に赤首の個体を発見した時のものです。
当初から発色はかなりはっきりしていました。

それから4代目の現在のものです。
土が堅いので、根は深く入れず薄い腐植土の中を広がっています。

カブは元々浅根性なので、こんな耕土の薄い場所でも結構育ちます。

選抜の為に掘りあげてみましたので、自然農法での山林開墾の状況と合わせてご報告します。
ヒヨドリの食害を避けるために寒冷紗を被せて置いたら、ここ数日の暖かさで花芽が伸びて来ました。

向こうは急斜面です。
毎日、キジが鳴いています。
カブを掘り上げながら、地表を混ぜ返し、ついでに根っこを切ったりします。

ヒヨドリの食害を避けるために寒冷紗を被せて置いたら、ここ数日の暖かさで花芽が伸びて来ました。

向こうは急斜面です。
毎日、キジが鳴いています。
カブを掘り上げながら、地表を混ぜ返し、ついでに根っこを切ったりします。

まず、全部掘りあげて今年タネを採る親株を選びます。
この場所は、去年、背丈を遥かに超える2~3mの灌木と大型雑草に覆われて山林に戻ってしまっていた造成地です。
太さ5cmを超える灌木はオノやノコギリで根本から切り倒しました。
5cm以下の灌木やススキやセイタカアワダチソウはトンボ刃を付けた草刈機で刈り倒してそのまま地面のマルチとしました。
そこへ昨年9月20日頃に直接タネを播いたものです。
耕土は地表に3cm程度積み重なった腐植だけで、その下は粘土勝ちの真砂土です。
灌木や雑草の根は一切取り除いていないので、土の中は縦横に根っこが這い回っています。
この場所は、去年、背丈を遥かに超える2~3mの灌木と大型雑草に覆われて山林に戻ってしまっていた造成地です。
太さ5cmを超える灌木はオノやノコギリで根本から切り倒しました。
5cm以下の灌木やススキやセイタカアワダチソウはトンボ刃を付けた草刈機で刈り倒してそのまま地面のマルチとしました。
そこへ昨年9月20日頃に直接タネを播いたものです。
耕土は地表に3cm程度積み重なった腐植だけで、その下は粘土勝ちの真砂土です。
灌木や雑草の根は一切取り除いていないので、土の中は縦横に根っこが這い回っています。
カブを掘り上げるために、周囲を鍬で掘りながら、ついでに刃に当たった根っこなどは切断してゆきます。
腐植があるのは表土2、3cmだけで、あとは運動場の土みたいな真砂土です。

左のカブは色がくすんでいます。
真ん中と右は鮮やかな紅色です。
日の当たり加減でもかなり変わるので、遺伝的なものばかりでもないようです。

腐植があるのは表土2、3cmだけで、あとは運動場の土みたいな真砂土です。

左のカブは色がくすんでいます。
真ん中と右は鮮やかな紅色です。
日の当たり加減でもかなり変わるので、遺伝的なものばかりでもないようです。

高低のある部分や傾斜の強い部分も軽く均して、地表を整えながら作物を抜き取ってゆきます。
鍬で掘る深さはせいぜい10cm程度です。
鍬で掘る深さはせいぜい10cm程度です。
一般には開墾する場合はいっぺんに草木をすべて伐採し、地下の根っこも抜根してしまいます。石などもこの時掘り出します。
そうして、トラクターで耕起し、堆肥などを鋤き込み、畝立てします。
それは悪い方法ではなく、短期間で山林を農地に変える事ができます。
そうして、トラクターで耕起し、堆肥などを鋤き込み、畝立てします。
それは悪い方法ではなく、短期間で山林を農地に変える事ができます。
しかし、状態の遷移が急速である為、当然、より大きなエネルギーを必要とし、より大きな消耗も起こります。
これは多くの事に当てはまるのではないかと思うのですが、まあ、アタリマエの話として、何かを短時間で急速に変化させようとすれば、よりたくさんの力の投入が必要となり、それに伴う消耗も大きくなると言う事です。
これは多くの事に当てはまるのではないかと思うのですが、まあ、アタリマエの話として、何かを短時間で急速に変化させようとすれば、よりたくさんの力の投入が必要となり、それに伴う消耗も大きくなると言う事です。
車やバイクで急加速、急減速を繰り返せば、より多くの燃料を必要とし、より多くの排気ガスを排出し、より多くのブレーキライニングをすり減らす事になるでしょう。
それで「自然農法」的なやり口で開墾に取り組むとどうなるかですが、これは普段やってる自然農法の耕作と同じで、出来る限り「入力」を小さくできるように工夫する、と言う事です。
具体的には、昨年はバリバリと刈り倒して、かなり大きな木の枝まで地面に放置して、なるべく地表を直射日光に晒さないように、表土を乾かさないようにしました。
そうする事で、表土を覆った粗大有機物は分解し易くなるし、地中の湿度を保ち、日光が当たらない事で微生物や土壌生物が増え易くなります。
そうする事で、表土を覆った粗大有機物は分解し易くなるし、地中の湿度を保ち、日光が当たらない事で微生物や土壌生物が増え易くなります。
そうして、なんでも良いからなるべくタネを播きます。
これもやはり地表に影を作り保湿する為ですが、同時に植物の根で土壌を耕す「生物耕」を行うためです。
「生物耕」と言って「植物耕」とは言わないのは、まず植物の根を土壌に張り巡らさせて土をかき分け、植物の地上部を刈り込んで(又は収穫して)根を枯死させ、枯れた根を微生物のエサにします。微生物に分解された根は根穴となって土壌の気相、液相を増やします。そこは次に微生物や土壌昆虫、ミミズなどの小動物の棲家になります。ですから、「植物耕」ではなく「生物耕」です。
これもやはり地表に影を作り保湿する為ですが、同時に植物の根で土壌を耕す「生物耕」を行うためです。
「生物耕」と言って「植物耕」とは言わないのは、まず植物の根を土壌に張り巡らさせて土をかき分け、植物の地上部を刈り込んで(又は収穫して)根を枯死させ、枯れた根を微生物のエサにします。微生物に分解された根は根穴となって土壌の気相、液相を増やします。そこは次に微生物や土壌昆虫、ミミズなどの小動物の棲家になります。ですから、「植物耕」ではなく「生物耕」です。
同時に、傾斜地の地形を活かして、できるだけ多く潅水します。
これは植物を茂らせる事や、微生物、土壌生物を増やす事は勿論ですが、水の動きによって圃場全体の物質の移動を加速し、代謝を高めるためです。
そして有機物(ここでは鶏糞)を与えます。肥料としての働きが大きいのですが、目的としてはむしろ生態系全体への栄養供給です。ですから、米ヌカや野菜残渣や落ち葉や刈草や生ごみや、そういう感じのものなら何でもOKです。
これは植物を茂らせる事や、微生物、土壌生物を増やす事は勿論ですが、水の動きによって圃場全体の物質の移動を加速し、代謝を高めるためです。
そして有機物(ここでは鶏糞)を与えます。肥料としての働きが大きいのですが、目的としてはむしろ生態系全体への栄養供給です。ですから、米ヌカや野菜残渣や落ち葉や刈草や生ごみや、そういう感じのものなら何でもOKです。
こうして機械力などの外部からの入力は控えめにして、圃場そのものの環境遷移の働きを後押しする事で、機械やエネルギーを用いずに穏やかにゆっくり「山林」から「畑」へと環境が再構成されるのを見守ります。
あくまでも原動力は環境自体が遷移する自然な働きです。
あくまでも原動力は環境自体が遷移する自然な働きです。
こんな根っこがアチコチにでてきます。
ついでにぶった切っておきます。

ついでにぶった切っておきます。

耕土を縦に削るとこうなっています。
腐植があるのは僅かな地表部だけです。
当然、痩せ土で、肥料不足となります。

腐植があるのは僅かな地表部だけです。
当然、痩せ土で、肥料不足となります。

木の切り株や灌木の根は、無理に掘り取らなくても大丈夫です。
そこだけ避けてタネを播いたり、上から土をかけて播いたりします。
その代わり、見つけたら必ず厚グワやツルハシやオノでキズを入れます。

そこだけ避けてタネを播いたり、上から土をかけて播いたりします。
その代わり、見つけたら必ず厚グワやツルハシやオノでキズを入れます。

土壌中は非常に微生物が多く湿度も高いので、キズを入れると速やかに分解が始まります。
それに木の根っこと言うのは幹や枝の様に堅くないのです。腕くらいの太さの根っこでも、鍬でぶっ叩いて叩き切る事ができるくらい、柔らかいのです。
土の中にあって重さを支える必要がないので、幹や枝ほど固くならないのです。
ですから、表皮を傷付けると意外と早く腐ります。
それに木の根っこと言うのは幹や枝の様に堅くないのです。腕くらいの太さの根っこでも、鍬でぶっ叩いて叩き切る事ができるくらい、柔らかいのです。
土の中にあって重さを支える必要がないので、幹や枝ほど固くならないのです。
ですから、表皮を傷付けると意外と早く腐ります。
カブを収穫しながら地表10cmくらいで軽く小競り合いを起こして、「山林」から「畑」へワンステップ近付けます。
そしてまた、沢山のタネを播きます。
そしてまた、沢山のタネを播きます。
「東京長かぶ(赤)」は綺麗に二種類に別れました。
鮮やかな紅色の地上部のものと、濁った色のものです。
耕土が薄いので寸詰まりばっかりですが、紅白の染め分けでなかなか賑やかです。

形が丸っこいのは耕土が堅くて下に伸びれなかったせいだろうと思うのですが、もしかしたら元の「東京長かぶ」より少しデブッチョなタイプに変わってきているのかもしれません。
鮮やかな紅色の地上部のものと、濁った色のものです。
耕土が薄いので寸詰まりばっかりですが、紅白の染め分けでなかなか賑やかです。

形が丸っこいのは耕土が堅くて下に伸びれなかったせいだろうと思うのですが、もしかしたら元の「東京長かぶ」より少しデブッチョなタイプに変わってきているのかもしれません。
こうなるとコリット・ビオラにそっくりですが、実物は一回り以上細身です。
おそらく柔らかい土壌なら、この数倍の長さに伸びると思います。

おそらく柔らかい土壌なら、この数倍の長さに伸びると思います。

こちらは選に漏れた皆さんです。
色が濁っているものは避けました。
おそらく「東京長かぶ」の「青首」の青と紅紫色が混じると濁った色になるのではないかと思います。
鮮やかな紅色の個体は、紅紫色の色素が多くて、青首が薄いものなのではないかと思います。

色が濁っているものは避けました。
おそらく「東京長かぶ」の「青首」の青と紅紫色が混じると濁った色になるのではないかと思います。
鮮やかな紅色の個体は、紅紫色の色素が多くて、青首が薄いものなのではないかと思います。

土が柔らかいところや、耕土の厚い所に生えたものは、「東京長かぶ」同じ様な細長いウリザネ型になりました。
これから分化して行くのかもしれません。

これから分化して行くのかもしれません。

数は1:2くらいで濁るものの方が多いようです。
今回は形は気にせずに、色の鮮やかなものだけを選びました。
来期は耕土の厚い、土の柔らかい所に作付けてノビノビ育てて形を見たいと思います。
今回は形は気にせずに、色の鮮やかなものだけを選びました。
来期は耕土の厚い、土の柔らかい所に作付けてノビノビ育てて形を見たいと思います。