大根の花が上がり始めました。
一番早かったのは、育成中の赤大根です。
これは一株見つけた葉っぱの真っ赤な小さな野良生えから増やしたものです。

かなりイイ感じの個体が出始めました。
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今年は出来がイマイチでしたので、上手く育てればもう一回り以上は大きくなると思います。
聖護院大根より少し小ぶりな桜色の丸大根ができれば、面白いと思います。

営利栽培向きの大根品種はF1が主流になっているようですが、あまりにも生産性を追求しすぎて、人の心に訴える「色気」がなくなっているように思います。

野菜のルックスは必ず味わいや栄養成分にもつながっていますので、気に入った色や形のものを選抜する事は案外大切な事なのではないかと思います。


どうやら白い丸大根と赤い長大根が親になっていたようで、現在3代目ですが、グラデーションで分離してきました。
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赤の濃いものほど小ぶりで長細くなりやすく、白いものほど大型で丸っこくなっています。
真ん中辺りのピンクのヤツが大きさも形も可愛らしいくてイイんじゃないかと思いましたが、念の為、赤の濃いもの、ピンク、白地に少し赤が乗るもの、の三系統に分けて選抜することにしました。
味にも同じ傾向があり、赤が濃く形が細くなるほど、辛味が増します。
やっぱり甘味に軽い辛味があるのが良さそうなので、その点でも中間のピンクタイプが良さそうですね。



赤の濃いものからも、丸みのある大きめのものを選抜しました。
これは見た目が派手で、味も辛口の刺激的な系統をネライます。
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メインはこのピンクグループ、このくらいの色合いで小玉スイカくらいの大きさのラグビーボール型を目指します。
季節的にも、「桜色」ってタイムリーですしね。
抽苔が早過ぎるのが玉にキズですので、なるべく晩抽性のものを選抜しなければいけませんね。
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白地にほんのり赤が乗るタイプも選びました。
こちらはもう少し大きい系統を作れそうです。
ちょっと地味ですが、甘味を求めるにはこのタイプが良さそうです。
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同じ親から出た個体でも、交雑種には様々なタイプが現れます。
色んなのが出るからこそ、目的に応じて選抜ができるのですから、ここでも多様性は大切です。
世の中とおんなじ、優等生ばかりになってはダメなのです。