やってまいました。
山の中で、向こうが見えにくかったので、ツイ、倒木の上に乗ってしまいました。
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山の中で、特に傾斜のある場所では、絶対に倒れた木の上に乗ってはいけません。
特に樹皮が付いている木は危険です。
樹皮の下が腐ってズルズルになっていて、踏むと樹皮ごとズルっと滑って転倒します。
ところがこれがえてして乗っかるんですよね。サルの一種ですからね、元々。
木の上って、本能的に乗りたくなるし、木でなくても何かとチョットでも高い位置に立ちたがるんですよ、サルは。
これがタヌキやムジナの類だったら、溝とか穴とか下へ下へ行くんですけど、人間はサルですからね、上へ上へ行きます。
何度も山の中で木の上に乗っては、ヒックリコケて痛い目にあってるのに、やっぱりやるんですね。
懲りないのは、ある意味では、怪我してないからなんです。
慣れてるから、滑った瞬間に背中を丸めてお尻を下げるので、コロンッと転がるだけで怪我した事はないのです。
子供の頃から山ん中をウロウロしていたので、条件反射が身に付いてるんですよ。
それでナメてたんですね。


ところが今回は勝手が違いました。
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ズルっとなりそうだと読んでましたから、いつもの様に滑った瞬間にサッとしゃがみ込みながら背中を丸めたのですが、滑った左足の足首が何かに引っかかりました。
足首を決められたままで左側に倒れたので、丸太に乗った膝の外側を支点にして、普通曲がらない側にコネてしまいました。
ブチブチッて言う音が聞こえたような気がしました。
山の中で「ウァーッ!!」って叫ぶくらい痛かったですね。
なんとか身を捩って抜け出しましたが、しばらく立ち上がれませんでした。
ブチブチッて鳴ったのは、靭帯が切れる音か、大腿四頭筋の腱が切れたのか、でも、今思い起こしてみると、音が聞こえたのか感触があったのか良く分かりません。
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良く分かりませんが、「ブチ、ブチ、ブチッ」て聞こえると同時に、「0、0、0」ってゼロが目の中に並んだんですね。不思議な事に。 



帰って調べてみたら、「膝の内側側副靭帯損傷」と分かりました。
膝の関節が曲がらない外側に無理に曲げられて、内側の靭帯が伸ばされた為に起こる捻挫です。
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さあ、どうしましょう?、整形外科に行くべきかどうか?
以前は医者は嫌いではなかったので、何かあれば念の為、検査してもらいに行きました。
でも、最近は色々疑問を抱いています。

ネットで調べても、触診よりもMRIやエコーの事の方が詳しく出ています。
最近は医療過誤もよく報じられていますし、何かあった時、訴訟を起こす人も少なくないので、医師は診断のためだけでなく、証拠を残すためにもMRIを撮りたがります。
初診料と合わせると一万円コースですね。ホラ、「0、0、0」って出てくるはずです。ビンボー人の条件反射です。
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MRIが当たり前になればなるほど、撮らないわけには行かなくなり、そうなると触診で判断する必要性が低下するので、ソッチの技術は低下するでしょう。
技術全体の精度で言えば、個人の能力や経験に依存する触診などより、客観的に判断しやすいMRIなどの方が良いのですが、それは両者が同じコストであれば、と言う前提を忘れてはいけません。
尤も経験の浅い医師に、触診で正しい診断を行う知識と技術を身に付けさせようとすれば、そっちもかなりのコストがかかるのかもしれません。
それなら、整骨師や鍼灸師などそっちの技術の高い伝統医療にも健康保険を適用すれば良さそうなものです。
整骨師では一部認められているようですが、今ひとつ馴染みがありません。


いろいろ調べてみて、これは軽度の症状だろうと判断しました。ってシロートですから、判断なんかできるわけないんですよ。
デキないんだけど、検査に行く金がないので、色々想定して態度を決めなければ仕方ありません。
片手で膝を押さえて、片手で足首を外側に押すテストがあるのですが、内側の靭帯が酷く損傷していると脛が外側に開くそうです。
やってみると少し右足より左足の方にガタがあるようでしたが、大きな差はなかったので、重症ではない様に思いました。
もとより素人の私にそんな判断など出来るワケがありません。
関節の動きにしても腫れの程度にしても、どの程度が軽症でどの程度が重篤なのか、見た事もないのですし、医学知識も持ち合わせていませんから、山勘で想像するばかりです。
しかし、高額?な治療費を支払う事はできませんので、自分なりに判断しなければなりません。
逆に最悪の事態は何か?見方を変えて考えてみると、歩行ができなくなる可能性はあまりなさそうです。
問題は膝の内部の靭帯や、半月板などに損傷が及んでいないか、と言う事のようです。
それらが起こっていて適切な治療が行われなかった場合は、後遺障害が残る恐れがあるようです。
体の内部は場所によっては痛みがわからない場所もあるので、これは判断できるはずがないですね。
怖かったら医者に行け、って事ですよね。


治療法を調べてみると、軽度の断裂ならギブスで固定して湿布するくらいで、特に専門的な治療が行われるようではありませんでした。
アスリートなどでは運動能力が低下するので、手術などによる治療が行われる例もあるようですが、普通は日常生活に不具合がない限り、安静にして自然治癒を待つようです。

病院でもそう専門的な治療が行われるワケでもなさそうですし、悪い方へ転んでも運動能力の程度問題のような感じでしたので、まあまあ、大丈夫だろう、運が悪ければ軟骨とかがおかしくなって、関節痛が出るかもしれない、運が良ければ少し靭帯が伸びたままでくっついて、膝のアソビが増えてガタがでるくらいで済むだろう。

と、考えて、ないソデは振れないので、お金のかかる病院へは行かない事にしました。
みんながみんな高度で安心な医療を受けられて、体の何処にも不具合や障害が無いのが一番良いに決まってるのですが、今の医療は、その目的を大義名分にして、より高額な方向へズレていっている様に思えます。


と言うワケで、貧乏人は自分で治す、って、怪我の治療まで「ヴァナキュラー」になって来ました。大丈夫なんでしょうか??
あ、お金のある人は、病院行ってくださいね。無い人は安く見てもらえるトコを探すか、自分でなんとかしなければ仕方ありませんね。


受傷後48時間は「RICE処置」に努める、なんて書いてあります。
何だ?「RICE処置」って?
Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)なんだそうです。
冷やして、押さえて、頭より高くして、良い子にして寝とけ、って事らしいです。
医者に行かないんだから、せめて処置くらいはキチンと守らないと・・・
って事で、氷を当てて、なにか縛るものはないものか・・・
こういう時に丁度良いものがあったんだけどナ、何だったっけ?

出てこないんですよね、年取るとなかなか、しばらく考え込んでいましたが、分かりました。
「ストレッチフィルム」です。あの荷造りなんかに使うサランラップの親分みたいなヤツね。
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これで膝の周りをぐるぐる巻きにして、冷却と同時に圧迫、固定、高いところに挙げて、後はひたすらじっとしてヤバイ事になっていないようお祈りするのみです。
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まる二日間、こうやって休眠してました。
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