むかしなにかの本で故事というかことわざというのか、「栗の木と後生願いに真っ直ぐなものはない」と言う言葉を読んだ事があります。
「後正願い」と言うのは来世でイイトコに生まれますようにって事なんでしょう。
それ自体が下心が下でなくなって本心になっちまってるって感じですから、本当の「後正願い」はそんな事じゃなくて、無心になって真っ直ぐお勤めしないとダメ。
と言う意味なんだろうと思いますが、栗の木には迷惑な話で、「お前、栗みたいに根性曲がってんなぁ」って曲がったものの代名詞みたいに使われています。
こんなのをワザワザ山ん中に確認しに行く人もいないでしょうから、私も栗の木と言うモノは、必ず曲がっているものだと思い込んでいました。
「後正願い」と言うのは来世でイイトコに生まれますようにって事なんでしょう。
それ自体が下心が下でなくなって本心になっちまってるって感じですから、本当の「後正願い」はそんな事じゃなくて、無心になって真っ直ぐお勤めしないとダメ。
と言う意味なんだろうと思いますが、栗の木には迷惑な話で、「お前、栗みたいに根性曲がってんなぁ」って曲がったものの代名詞みたいに使われています。
こんなのをワザワザ山ん中に確認しに行く人もいないでしょうから、私も栗の木と言うモノは、必ず曲がっているものだと思い込んでいました。
春に引っ越してきたこの地区は、川下にその名も「栗谷」と言う、かの巨大栗「岸根栗」発祥の地があり、山に一歩入ると栗の木だらけ、よほど栗の生育に適した気候なのか?
だいたいこんな感じの木が多いですね。


栗の好適環境は、年平均気温12~15℃、標高200~400m程度の秋が長い地域、降水量は年間1300~1800mmていどの日当たりの良い南向きの緩斜面だそうです。
平野でも高山でもダメで、いわゆる里山環境って感じですね。
この辺りは平均気温13℃、降水量1800mmくらいではないかと思います。クリに適しているんですね。
平野でも高山でもダメで、いわゆる里山環境って感じですね。
この辺りは平均気温13℃、降水量1800mmくらいではないかと思います。クリに適しているんですね。
このくらいの曲がりでも木材って事になると、チョット厳しいかもしれません。


あんまり沢山の栗が生えているので、個々の樹の表情を見て歩きました。
さもしいもので、初めはやっぱり樹より栗の実やイガを見るんですね。
粒の大きいのや小さいの、たくさん実の着いた木や殆ど付かない木、それぞれに個性があって面白いですね。
栗拾いの時期が過ぎ、落葉が始まると、林の中の見通しが良くなって、栗の幹も目に付くようになって来ました。
意外にも、杉の木のようにズバーッと真っ直ぐ伸びている木も少なくはないのです。

さもしいもので、初めはやっぱり樹より栗の実やイガを見るんですね。
粒の大きいのや小さいの、たくさん実の着いた木や殆ど付かない木、それぞれに個性があって面白いですね。
栗拾いの時期が過ぎ、落葉が始まると、林の中の見通しが良くなって、栗の幹も目に付くようになって来ました。
意外にも、杉の木のようにズバーッと真っ直ぐ伸びている木も少なくはないのです。

「ああ、こりゃヌレギヌだ!!」
杉や檜ばかり植林しないで、「クリの森」ってのもアリかもしれませんね。
ほら、基部からV字型に真っ直ぐ伸びていて、なかなかハンサムでしょ!!

杉や檜ばかり植林しないで、「クリの森」ってのもアリかもしれませんね。
ほら、基部からV字型に真っ直ぐ伸びていて、なかなかハンサムでしょ!!

めったに聞かない言葉の羅列みたいになりますが、「ヴァナキュラーなアグロフェレストリー」を構想するには、実が穫れて、落葉性で、材木にもなり、比較的成長も早い「栗の木」は、もしかしたらキーとなる植物かもしれません。