5月28日直播の「コシヒカリ」が出穂しました。
これは8月21日です。出穂日は半分くらいが穂を出した日なので、これでは少し少ないような気がします。
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これは23日です。チョット多いか?間を取って出穂日は8月22日としました。
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直播のデータはあまり多くないので、良く分かりませんが、移植栽培なら田植えから出穂まで65日くらいでしょうか?
稚苗だと播種から田植えまで20日として、合計85日、移植の場合は田植え後5日~一週間くらい生育停滞があるでしょうから、5日引いて80日。

この「コシヒカリ」は播種から86日でしたから、もうチョット早くても良いんじゃないかな?って感じです。
写真の撮りようで葉色がずいぶん違って写っていますが、この画像くらいが近い感じです。
濃過ぎです。無肥料でこれなので、手の打ちようもないのですが、「無肥料栽培」と言う言葉がいかに当てにならないかという良い例です。
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はなっから土地が肥えていれば、肥料をやるやらない以前の問題です。
またイネの場合は、圃場に水を引きますから、その水にどれくらいの肥料分が含まれているかで変わってきますし、水田の土壌の保肥力によっても最終的にイネに届く肥料の量は違ってくるでしょう。
やらなくておコメが穫れればそれに越した事はないのですが、要は肥料をやったかやらないかではなく、イネがどれだけ吸収したかが問題です。


で、吸収し過ぎると無肥料でもこうなってしまう、と言う失敗例です。
イモチ病はずいぶん治まってきましたが、まだ、ポツポツ出ています。ここは未だ灰汁を散布していません。
穂イモチが出そうなので、どうしようか迷っています。
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穂が出たと思ったら早速コイツラがたかってきました。アメンボみたいな形をした「クモヘリカメムシ」だと思います。
周囲2km以内には水田も農地もありませんので、このカメムシは元々ここら辺りに住んでいたのだろうと思います。
ダムの周囲にアシやオギがたくさん生えているので、その辺から来ているのかもしれません。
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肥料をたくさん吸っているのに、分けつは少なく、株は痩せています。
もう一回りゴッツくなって欲しかったと思います。
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一般的な乾田直播では、反(10a)当たり5kgほどの種籾を播くそうです。(岡山県中部でのデータ)
千粒重は25g程度とすれば、5kgなら10万粒です。
今回は尺角で2粒播きにしましたので、一畝に(1a)2千粒播きました。反当たりで2万粒です。
今年は苗立ち率が昨年の60%程度から80%程度まで向上しましたので、来年は一粒播きに挑戦したいと思います。
一粒播きなら、反当たり1万粒で、慣行の1/10の種籾で済みます。
種籾代なんか大した金額ではないので低減しても知れている、とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、削れるコストは必ず削る、が原則ですし、今後予想されるハイブリッドライス(F1)の台頭なども考えれば、やはり種籾が少なくて済む栽培法が好ましいと思います。


尺角の疎植で一粒播きなら、種籾代を低減できると思いますが、株数が少ないので一株がもっと大きく育ち、茎数がたくさん上がらなければ困ります。

草のコントロール、播種期、湛水頻度など、まだまだ工夫が必要ですね。
来年は5月初旬に播いて、今年より多めに水を入れて見たいと思います。
草のコントロールはやはり初期から通期抑草した方が良さそうです。

課題の多い不耕起直播疎植栽培ですが、生産コストの低減は間違いなく実現できそうです。