山道のガードレールの上に、キウイフルーツのような葉っぱが目に付きました。
最も近い民家まででも、1kmくらいは離れています。
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周囲には農地もありません。


でも、どう見てもキウイですよね。

探してみると、アチコチにたくさん生えています。
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5月8日ですが、新芽がグングン伸びているところです。

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赤い新芽はとても綺麗ですが、どうも周囲の自然とはなじまないような外来植物臭い違和感を感じます。
キウイフルーツは中国原産の野生種Actinidia deliciosaやActinidia chinensisを品種改良して育成されたと言われています。
これらの原種はオニマタタビとかシナサルナシとか呼ばれており、日本のマタタビやサルナシの仲間です。
いずれもマタタビ属の植物で、花や実の形は良く似ています。
日本のマタタビ属植物にはサルナシ、マタタビ、ミヤママタタビがあるそうですが、いずれも葉や実の表面はツルッとしていて、こんなビロードの様な毛は生えていません。
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葉っぱの形もこんなに丸くはなく、先が尖った感じです。



蕾も付いていました。こりゃまるっきりキウイですね。
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マタタビの類は花びらの内側に実になる部分があるので、蕾の段階では雄花か雌花かわかりません。
キウイの野生化したものだったら、当然雌雄異株でしょうから、実を見ようと思ったら雌株を見つけなければなりませんね。

この株がオスなのかメスなのか?不謹慎ながら楽しみですね。
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せっかくですから、雌株を見つけておいて、秋に実がなるまでじっくり見守りたいと思います。

キウイフルーツは中国産の野生種をニュージーランドで改良育成したもので、ニュージーランドの固有種の珍鳥「キウイ」になぞらえて名付けられました。
日本で野生化したキウイなら、日本の国鳥であるキジになぞらえて、キジフルーツでしょうか?
それとも、中国から移入されて野生化したコジュケイになぞらえて、コジュケイフルーツでしょうか?

ここでも人為的に導入した生物が自然環境に入り込んでいます。
ブラックバスなどと同様、既に自然界で繁殖しているものは、排除する事は困難でしょうね。
また、在来の生態系に上手く組み入れられているなら、排除しなければならないかどうかも良く分かりません。
生物は元々、生育環境を遷移させながら動的に分布しているので、常に「外来」は行われているはずです。
日本は島国なので、動植物は入って来にくいのですが、シダ植物の胞子やラン科植物の種子などは非常に微細なので、常に外国から飛来していると思います。
昆虫も台風などに運ばれて、常に外国から入ってきています。
だからと言って人為的に何でもかんでも持ち込んで良いことにはなりませんが、外国から入ってくるものは排除するべき、と言う考えにも違和感があります。


環境省は2015/2/12に「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」を公表し、生態系への影響が懸念される動植物430種を「産業管理外来種」(農業などに利用できるが適切な管理が必要)「総合対策外来種」(特定外来生物法の規制対象で防除が必要)「定着予防外来種」(まだ国内に定着していないが予防対策が必要)の3つの区分に分けて指定しています。
キウイやニセアカシア、ビワなどは「産業管理外来種」に区分されていて、利用には農地以外での増殖防止などの適切な管理が求められているそうです・・・・・

遅いワ!!

既に自然界の一員として仲間入りしてしまったキウイフルーツをどう扱うべきなのか、明確な答えは見えてきませんが、元気に伸びてくる美しい新芽や可愛らしい蕾を見ていると、あまり悪いヤツとも思えませんね。

これで秋になって実った果実がメチャクチャ美味しかったりしたら・・・・・
万引き犯捕まえてみたらちょ~可愛い女の子だった時の警備員のニイチャンみたいになりそうです。