昨年は、数回、私の指先から出ている「フェロモン」に「メス」の昆虫が寄り付く様子をお伝えしました。
どう言う訳か、私が指を出すと昆虫が止まって来るのです。
私は、指先から「フェロモン」が出ていて、それが「メス」の昆虫や、場合によっては人間の「女性」も惹きつけるのではないかと想像していますが、妻は「臭いんよ」と一言で切り捨てています。
或いは、私は心根が美しく、邪心がなく、心が澄んでいるので、自然界の生き物達が恐れを抱かず、親愛の情を示して集まるのではないかとも考えていますが、妻は「バカじゃない?」と相手にしません。

去年は「ウラギンシジミ」「ゴマダラチョウ」「トックリバチ」などご紹介しました。


「ウラギンシジミ」はオムスビに寄ってきたみたいでした。記事はこちら
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「ゴマダラチョウ」は羽化したてで何にも分からないネンネだったみたいです。記事はこちら
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「トックリバチ」も成虫になって出てきたばかりのようでした。記事はこちら
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今回は、ちょっとヘビーです。虫が怖い人は覚悟して御覧下さい。

「ニホンミツバチ」や「トックリバチ」は比較的おとなしい可愛らしいハチですが、アリやハチの類は基本的に昆虫としては凶暴な種族と言う印象があります。

肉食性の種類もたくさんいますし、集団性のものや、毒針を持つものが多いです。
武装して団体で行動するヤツ、と考えると、相当に危険な奴らと言う事になります。

危険な昆虫というと、アマゾンとかアフリカとかジャングルや広大な自然のある未開の地を思い浮かべますが、そんな「アブナイ」奴らの中でもトップクラスの強烈な種がこの日本にいます。

年間にこの昆虫に襲われて死亡する人が数十人います、日本の野生生物の中では毒蛇やクマを押さえて被害者数ダントツのナンバーワンです。
それは「スズメバチ」です。
最も危険なのはやや小型の「キイロスズメバチ」だそうですが、今日のは世界最大級のハチ「オオスズメバチ」です。
因みに世界最大のハチは、中南米にいる「オオベッコウバチ」だそうで、こちらはタランチュラをエサにする狩猟バチで、集団性ではないようです。




お昼に、テラスで例によっておにぎりを食べていたら、板の隙間で何かゴソゴソ動いています。
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モソモソと這い出してきました。
突然現れると「ビクッ」としますね。
この下には「ニホンミツバチ」の巣箱があるので、襲いに来たのかもしれません。

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さすがにデカイです。
見事な体格です。
そしてまた、なんとも攻撃的というか、軍事兵器を思わせる凄みがあります。
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時々、キッと羽を立てて、威嚇の態度を取りますが、特に興奮している様子ではないので、こちらがじっとしていれば加害はしそうにありません。

夏によく捕まえる「ノコギリクワガタ」くらいの大きさですが、威圧感があるのでより大きく見えます。
人を恐れる様子は全くなく、我が物顔で這いまわっています。

「あ・・・あの、もしよろしかったら・・・オムスビなんかいかがですか?」



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傍らに脱いだサンダルから這い上がってきたので、賄賂で懐柔を試みました。



ヒエ~!!、手元に来ると益々凄いですねぇ。飲み屋で飲んでたら隣にドス持ったヤーさんが座ったみたいな気分です。


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やっぱり、大きいだけではなく「毒」を持っている生き物と言うのは、雰囲気が違いますね。
「オオスズメバチ」は相手を攻撃する時、毒針で刺すだけでなく、毒を噴射して相手にマーキングし、仲間に攻撃対象であることを知らせるそうです。
毒液に含まれる警報フェロモンにより、仲間のハチ達が興奮状態となり、次々と襲いかかってくるそうです。
但し、それは「オオスズメバチ」の巣に近づいたりした時の事で、巣から離れた場所でこちらが何もしていない状態なら、わざわざ襲ってきたりはしません。

オムスビ食わせて機嫌取って、穏便にお引取り願おうと思ったのですが・・・




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やっぱり肉食性ですね。コメは食べませんね。
オムスビを乗り越えて、コッチに近づいてきました。
しっかり触覚を下げて、私の皮膚を調べています。


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よっぽど私の手が気に入ったのでしょうか? いつまで経っても立ち去りません。
確か、ハチの毒針は産卵管が変化したものだと聞いた事があります。
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と、言う事はこの方々はみんな「メス」と言う事ですね。
やっぱり、私の手からは「フェロモン」が出ていて、「メス」を惹き付けているのです。


このままの状態で、片手でオムスビを食べ終わるまで、15分くらい、ずっと彼女は私の手の上を徘徊して、「調査」を続けていました。

「フェロモンの匂いがするんだけど、でも、なんかヘンな加齢臭みたいのも匂うし・・・・コイツ怪しい・・・」って感じです。


いつまで経っても許してくれないので、最後は竹箒になすりつけて、お引取り願いました。
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おそらく日本の野生生物の中ではダントツの危険生物です。
かと言って、蚊やアブの様に人の血を吸ったりするワケではないので、危険を感じなければ攻撃はして来ません。
やはり最も良いのは、近づかない事で、傍に来ても知らぬ顔してやり過ごすのが良いでしょう。
巣の近くだと、あっちも襲われると思って、攻撃性が高まるようです。
姿を見かけたら、周囲に巣があるかもしれませんので、すみやかにその場を離れたほうが良いでしょう。

最後になりましたが、向こうから寄ってきただけですからね。「決して真似をしないで下さい!!」