完全な移転は5月頃になるので、今年は今までの圃場と新たな圃場の二足の草鞋になります。
まだ決済がおりていないので、完全に決まったとは言えないのですが、少しでも早く圃場を整備しなければ間に合わないので、見切り発車で作業をはじめました。
まだ決済がおりていないので、完全に決まったとは言えないのですが、少しでも早く圃場を整備しなければ間に合わないので、見切り発車で作業をはじめました。
まずは何と言ってもメインの「超低コスト稲作」試験田の新田開発です。
日本では減反政策が始まった1970年頃から新田開発は行われていないので、「田んぼを作る」と言うような事はあまり聞いた事がありません。
日本では減反政策が始まった1970年頃から新田開発は行われていないので、「田んぼを作る」と言うような事はあまり聞いた事がありません。
ここに書く方法は、私が普段の稲作の経験から適当に「こんなやり方すればできるじゃねぇ~の?」と試して見る方法ですし、基本的に半陸稲状態で栽培する福岡正信式自然農法をベースにしていますので、一般の水田とは少し違うであろう事をお断りしておきます。
普通の「水田」を作る場合は、もう少し漏水対策と灌漑設備をしっかりさせた方が良いと思います。
普通の「水田」を作る場合は、もう少し漏水対策と灌漑設備をしっかりさせた方が良いと思います。
以前、近所の古老に聞いたところでは、山を切り拓き平にして、谷から腐植土を担いで運んで入れたそうです。
タタミ半畳程の人一人が座れる面積を作るのが、人夫の一日分の日当だったと言っていました。
タタミ半畳程の人一人が座れる面積を作るのが、人夫の一日分の日当だったと言っていました。
先ずは、候補地の土を見てみました。
表土10~15cmが黒い腐植土です。二十数年雑草が生えては枯れ生えては枯れして蓄積された肥えた土です。
その下は固い粘土勝ちな真砂土です。

表土10~15cmが黒い腐植土です。二十数年雑草が生えては枯れ生えては枯れして蓄積された肥えた土です。
その下は固い粘土勝ちな真砂土です。

本当は腐植土を厚さ30cmくらい欲しい所ですが、私は「土作りは自然に任せる」主義なので、まぁいいや・・・
となりました。
堆肥や腐葉土、落ち葉などを入れて土づくりする事も良いのですが、時間と労力が間に合わないし、栽培試験はあまり条件が良すぎて結果が良い方向にズレても困るので、このまま行きます。
となりました。
堆肥や腐葉土、落ち葉などを入れて土づくりする事も良いのですが、時間と労力が間に合わないし、栽培試験はあまり条件が良すぎて結果が良い方向にズレても困るので、このまま行きます。
2m四方くらい、腐植土を除いてみました。
昔はここはテニスコートにされていたか、その予定だったか何かで、比較的平らにされていたようです。

昔はここはテニスコートにされていたか、その予定だったか何かで、比較的平らにされていたようです。

更に周囲の腐植土をめくって心土を出してゆきます。
真砂土の心土は固いけど、石や岩は殆ど無いので、作業には問題はなさそうです。

真砂土の心土は固いけど、石や岩は殆ど無いので、作業には問題はなさそうです。

水田にする為には、水平で均平にする事と、水が漏らないよう不透水層を作土の下に作る事が必要です。
水平化、均平化は、水を入れる時にムラが出来ず、早く全体に行き届くために大切です。
「不耕起直播草生栽培」は、不湛水(常には水を溜めない)で行うので、漏水対策は普通の水田よりは楽です。
水平化、均平化は、水を入れる時にムラが出来ず、早く全体に行き届くために大切です。
「不耕起直播草生栽培」は、不湛水(常には水を溜めない)で行うので、漏水対策は普通の水田よりは楽です。
取り敢えず、田んぼが作れる状態かどうか、小さな簡易水田を作って水を溜め、1日でどのくらい抜けるか「減水深」を調べてみます。
この土地に決める前に、1m四方くらいに水を貯めて簡単に調べてみたら、一時間で3cmくらいの漏れ方だったので、なんとかなると読んだのですが、最低限実用的な面積ではどうでしょうか?
普通の水田でしたら、1日2~3cmくらいが許容範囲だと思うのですが、「不耕起直播草生栽培」ではあまりジャブジャブ溜めないので、15cmくらいの深さに溜める事が出来て、それが半日(12時間)で地下浸透してなくなるくらいの溜まり方を想定しています。
この土地に決める前に、1m四方くらいに水を貯めて簡単に調べてみたら、一時間で3cmくらいの漏れ方だったので、なんとかなると読んだのですが、最低限実用的な面積ではどうでしょうか?
普通の水田でしたら、1日2~3cmくらいが許容範囲だと思うのですが、「不耕起直播草生栽培」ではあまりジャブジャブ溜めないので、15cmくらいの深さに溜める事が出来て、それが半日(12時間)で地下浸透してなくなるくらいの溜まり方を想定しています。
浅く水を入れて床土を水平に慣らしながら周囲の腐植土を外側にめくって広げていきます。
未だ途中ですが、日が暮れてきたので5cmくらい水を溜めて帰りました。

未だ途中ですが、日が暮れてきたので5cmくらい水を溜めて帰りました。

翌日来てみると綺麗に空っぽになっています。20時間くらい経っているので当然です。
昨日水を溜めたのは、心土に水を吸わせて柔らかくし、水が染みこむ時に粘土を細かな隙間に流れ込ませ、土の目を止めさせる為です。
真砂土は花崗岩の砂利と赤土になりかけの荒い粘土が混じっているので、何度も水を入れて、砂利の隙間に粘りのある粘土を詰まらせて水持ちを良くします。

昨日水を溜めたのは、心土に水を吸わせて柔らかくし、水が染みこむ時に粘土を細かな隙間に流れ込ませ、土の目を止めさせる為です。
真砂土は花崗岩の砂利と赤土になりかけの荒い粘土が混じっているので、何度も水を入れて、砂利の隙間に粘りのある粘土を詰まらせて水持ちを良くします。

5m四方くらい心土を露出させてから、横浸透を止めるため、周囲に畦を塗ります。
畦塗りは、本来なら内側の田んぼの土を練って斜めに塗りつけて行くのですが、内側にはないので外側に溝を掘って、そこに水を流し込み土を練って塗っていきました。
今回は、水の動きと土や泥の質をチェックする為に1日保てば良いだけですので、ザッと練って鍬の背で伸ばして塗りつけました。
本格的な水田にする場合は、もう少し丁寧にやらなければダメかもしれません。

畦塗りは、本来なら内側の田んぼの土を練って斜めに塗りつけて行くのですが、内側にはないので外側に溝を掘って、そこに水を流し込み土を練って塗っていきました。
今回は、水の動きと土や泥の質をチェックする為に1日保てば良いだけですので、ザッと練って鍬の背で伸ばして塗りつけました。
本格的な水田にする場合は、もう少し丁寧にやらなければダメかもしれません。

周囲にズーッと畦を塗り、水を入れ続けて水深を深めて行きます。


午後二時頃に畦塗りが完了しました。家庭用の簡易水道としては水量は多い方なのですが、灌漑水路の様なワケには行きませんので、5m四方の小さな田んぼでもなかなか水は溜まりません。


夕方6時頃、日が暮れる頃になってやっと15cmくらいの深さに溜りました。


白く塗装した竹ベラを立てて「減水深」のゲージにします。
適当な所に水平にマジックで黒線を付けておき、泥に突き刺して黒線を水面に合わせておきます。

適当な所に水平にマジックで黒線を付けておき、泥に突き刺して黒線を水面に合わせておきます。

翌朝6時に見に来れば、12時間の「減水深」が分かります。
12時間以下で抜けてしまったら、明朝はカラッポになっているでしょう、それではちょっと水保ちに不安があるので、床土に赤土を入れて漏水対策をしなければならないでしょう。
手作業で広い面積に赤土を入れるのは大変です。
なるべくならやりたくないし、5月の播種に間に合わなくなりそうなので、ちょっと無理かもしれません。
12時間以下で抜けてしまったら、明朝はカラッポになっているでしょう、それではちょっと水保ちに不安があるので、床土に赤土を入れて漏水対策をしなければならないでしょう。
手作業で広い面積に赤土を入れるのは大変です。
なるべくならやりたくないし、5月の播種に間に合わなくなりそうなので、ちょっと無理かもしれません。
出来るだけ実用的な規模で試験したいので、7畝(700㎡ = 212坪)くらいを目指しているのですが、労力がかかるようだったら、面積を小さめにせざるを得ないかも知れません。
また、この「減水深」から貯水池の大きさを算定します。
ここは農地ではないので灌漑水路も何もありません。
土地の高めの所に貯水池を作って、欲しい時にサッと水を入れれるよう溜めておかなければなりません。
田んぼの面積と減水深が分かれば、だいたいの貯水池のサイズも決まります。
ここは農地ではないので灌漑水路も何もありません。
土地の高めの所に貯水池を作って、欲しい時にサッと水を入れれるよう溜めておかなければなりません。
田んぼの面積と減水深が分かれば、だいたいの貯水池のサイズも決まります。
灌漑のためだけでなく、田んぼを作るためにも、水を使って水平を測ったり、床土の目止めをしたり、泥を平らに慣らしたりしますので、まず必要な量の水が使えるようにしなければ工事に入れません。
サイズが決まったら先に貯水池を作って、大量の水を自由に使えるように確保します。
サイズが決まったら先に貯水池を作って、大量の水を自由に使えるように確保します。
「減水深」が小さければ、貯水池も小さくて済むので作業も楽ですし、工期も短縮できます。
どのくらい水深を保ってくれるでしょうか?
明日の朝が楽しみです。
どのくらい水深を保ってくれるでしょうか?
明日の朝が楽しみです。
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今朝(11日)見に行ってみたら、6時で5cmの減水深でした。
12時間で5cmです。
12時間で5cmです。
お昼までに更に3cm下がりました。
平均して1時間に5mm弱の減水です。
実際の田んぼでは、心土の上に腐植土が乗りますので、もう少し保ちは良くなります。
平均して1時間に5mm弱の減水です。
実際の田んぼでは、心土の上に腐植土が乗りますので、もう少し保ちは良くなります。
このぶんなら、赤土を打つ必要はなさそうです。
このまま、心土を整地して、縦50m 横12mくらいの試験田を作れそうです。
丁度、30人31脚のコースくらいの広さです。
このまま、心土を整地して、縦50m 横12mくらいの試験田を作れそうです。
丁度、30人31脚のコースくらいの広さです。
ただ、敷地の西側1/4、15m × 20mくらいの広さが、40cm程の段差があり高くなっている事と、南側に幅2~3m高さ1.5m、長さ15mくらいの築山のような盛り土がある事、南側の幅4m、高低差2.5mくらいの法面にニセアカシアやカシや赤松の直径30~50cmくらいの木が生えている事、これらを何とかしなければなりません。
段差と盛り土は均して平地にし、樹木は伐採しなければならないかもしれません。
しばらく大仕事が続きそうです。
しばらく大仕事が続きそうです。
随時、レポートします。