今年の電球トマトの「イエローペア」は結果的には豊作でした。
夏の長雨で着果が悪かったのですが、後半でガンバッてくれました。


6月20日頃、たまたま発芽試験で芽が出た苗がたくさんあったので、直播にせずにそれを定植しました。
勿論、不耕起草生で、植える場所だけスコップで草ごとひっくり返して植えました。
この画像は7月15日に一回目の草刈りをした後です。
遅植えの上に苗質も悪かったので、ヒョロヒョロです。天候不順もありちょっと心配だったので早目に周りの草を刈って援護射撃です。

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8月8日です。応援が効いて周囲の草より一段抜き出た丁度良いくらいの生育ですが、連日の雨続きで花付きが悪く、このまま行ったらいくらも穫れないのではないかと気を揉みました。

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8月下旬になって、やっと下の方にポロポロと実が成り始めましたが、かなり寂しい感じです。
雨が多くて土壌水分が慢性的に過剰なせいか、基部の茎からたくさん根が出ています。
ここは前年まで普通に稲作されていた田んぼで、地主さんは出来るだけ農薬や除草剤は使わず、肥料も堆肥を入れて作っておられました。
昨年、収穫直前にイノシシの群れに蹂躙され、イネを全部踏み倒されて収穫セロで放置されていました。
ですから、イノシシに食べられた分以外はお米もワラも全て土に帰っています。
土壌は肥えているようですが、前年普通に田んぼとして作られていたので、土は練り固められてカチコチです。
幸い?イノシシが食べ残したイネや水田雑草のヒエなどがたくさん発芽して来て、草原状態になりました。
トマトの根は雨続きで窒息状態となり、茎の下部から気根を出してアップアップしていましたが、いずれこのイネやヒエの根が土を耕し、前年のイネの根が分解されて土壌に微細な「根穴」を作るので、長雨さえ終われば良い状態になると読んで放置しておきました。

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伸び過ぎたイネやヒエを8月下旬に刈り込むと、やっとトマトの天下となりました。
まだ草丈は1mくらいですが、良く茂ってきました。
まだ長雨が続いて日照不足でしたが、高温多湿で刈り倒した草や草の根の分解が早かったのか、イエローペアは秋勝りに勢いを増して行きました。

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秋口からやっと雨が少なく少なくなり、台風も来なかったので、遅まきながら調子が出て来ました。
これは10月に入ってからの画像ですが、一房に6、7個ついた房がアチコチにたくさん出来てきました。

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房は基部から順に熟してきます。
画像のように全体が熟すまで待っていると、早く熟した実が裂果しますので、色づいたものから順次収穫した方が良さそうです。

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秋の実りは、天気が安定ししっかりと日光を浴び、昼夜の気温差があるので、色も味も良くなります。
しかし、同時に生育の終了が近づいてきますので下葉は落ち始め、気温が下がって行くスピードとトマトが実を太らせるスピードがデッドヒートを繰り広げます。

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今年は秋口からの天候が安定していたので、気温の低下はやや早い感じでしたが、トマトは十分な日照を得てたくさんの実を太らせました。
左は姉妹品種の「レッドペア」です。

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このくらいの収穫が3回くらいありました。

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青果栽培ではこんなダラダラ長期に渡る生育では収益性が悪くて困ったものでしょうが、採種栽培としてはソコソコでした。
長雨に耐えて、ノンビリじっくり、マイペースで育ってくれたおかげで、良いタネがたくさん採れました。

営利栽培向きではありませんが、楽しい品種ですし丈夫で育て易いので家庭菜園にはピッタリです。
味は普通のプチトマトとあまり変わらないと思いますが、黄色品種はやや酸味寄りで、心なしかレモンの様な風味がウッスラ感じられます。
ぜひ一度お育て下さい!! 販売ページはこちらです。