巨大スイカ「カロライナクロス」の登熟がいよいよ大詰めを迎えています。

巨大スイカとは言っても、今年の夏の長雨で本来の巨大さを発揮できず、秋口になって天候が安定してからやっと着果したので、せいぜい普通の大玉スイカの倍くらいの大きさの実しかできませんでした。

最大100kgを越そうかと言う巨大品種ですので、せめて30kgくらいの一人で抱えるのが精一杯くらいの実は付けたかったのですが、チョット残念な結果に終わりそうです。

とは言え、なんとかタネは取れそうなので大きさの方は残念でも、収穫はいくらかありそうです。
実は去年も「不耕起直播草生栽培」でこの品種に挑戦したのですが、まるっきりのボロ負けで、受粉させて付いた実は全てマクワ瓜くらいのサイズで腐ってしまい、タネは一粒も採れませんでした。
それに比べれば、悪天候にも負けず今年の株は良く頑張ってくれました。

草とツルがごちゃ混ぜになって、何がなんやらわからない状況ですが、下の画像の中に3株生えていて、4個の実が成っています。
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画像上の方に普通の大玉くらいの実が2つあるのですが、この株は既に葉がほとんど枯れてツルと実の表面の緑色で登熟している状態です。
中程の右手に葉に隠れて見えない実があり、こちらはバスケットボール大で順調に登熟中です。
一番大きな実は手前の右端に見える俵型のものですが、こちらもどうにか葉が持ちこたえて頑張っています。



9月末ですが、忙しくて未だビニールは貼る事ができませんでした。
高温性の夏野菜が遅く着果した時は、涼しくなってからビニールを張って保護したのではタネ採りとしては手遅れとなる場合が多いようです。勿論、秋ナスの様に青果として収穫する場合は味の良い物が取れるケースも珍しくありませんが、タネは十分に充実できずペッチャンコのシイナになる場合があります。
まだ暑さが残る9月上旬に張ってしまうと上手く行きます。
今年は特に9月に入って何度も四国沖を台風が通ったので、北から冷たい空気が流れ込んで、中国地方の山間部はとても早い秋を迎えてしまいました。
少しでも低温に耐えてくれるよう、大量の籾殻を敷き詰めました。

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籾殻は保温、保湿の効果があるだけでなく、米糠を含んでいるので微生物を増やしてくれるのではないかと考えたのです。
微生物がたくさんいる畑は少し温度が高くなるようです。




チビタもスイカに声をかけて、良いタネができるよう応援しています。(そんなワケないか・・・・)

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チビタのお陰かどうかはわかりませんが、10月中旬には果皮が黄色みを帯びてきました。


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長径40cm弱と言ったところでしょうか?重さは15kg程度ではないかと思います。

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葉はまだまだ元気に茂っているように見えますが、良く見ると葉の質が紙のようにカサカサに成っています。
植物は低温に合うと葉の中の水分を減らし、体液濃度を濃くして耐寒性を強める事があります。
色が濃くなったり、表皮が硬くなったりする場合もあります。
スイカの葉が堅くカサカサになるのもそんな自己防衛反応かもしれませんが、単純に低温障害で活性が低下した結果かもしれません。
10月20日頃にやっとの事でビニールを貼り終えましたが、チョット遅すぎたような気がします。

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まだヘタは青々としていますので、茎葉で光合成により作られた養分が実に蓄えられ続けているのだと思います。

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お尻もまだ茶色くなっていません。

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私はいつもスイカの熟期は、ポンポン叩いた時の音が低くなり、お風呂場で低い音をたてた時のように響きが強くなり、ヘタとお尻が枯れ込んで褐色になるのを目安としています。
タネ採り栽培なので、実が崩れ始めるまで放置して過熟で収穫した方が種子の為には良いのだろうと思いますが、食べてみて味を確かめるのも大切な事ですし、どのくらいの日数で適熟期に達するかの情報を得る事も必要ですので、できるだけ適熟での収穫を目指しています。


さあ、あと一息です。巨大スイカ「カロライナクロス」の自然農法採種は成功するでしょうか?
今期は施肥も少し行いましたし、籾殻撒き、ビニール張りなどの人為的な環境調節も行いましたので、まるまる自然と言うワケでもありませんが、無農薬での「不耕起直播草生栽培」と言う事で、ある程度、日本の自然生態系に馴染んだタネが取れる事を期待してもよいのではないかと思っています。

お楽しみに!! (^^)/