左の検索欄から「長崎白菜」で検索してください。栽培経過がごらんいただけます。


「長崎白菜」のタネが取れました。

花が咲いたのは3/11頃です。
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いっせいに咲きそろいました。
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ただこんなに早く咲くと訪花昆虫が少ないので実が付くかどうか心配です。
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アブラナ科の野菜は自家受粉しにくいものが多いようです。
あまりにも品種特性を遵守しすぎ正しい形質の株からばかりタネを取り続けると血が濃くなって採種量が減るそうです。
ですから純系種(固定種)とは言っても、ある程度のばらつきが保たれている事が必要です。


余分な花は摘み取って塩漬けにします。
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梅干と一緒にお茶漬けに乗せると美味しいんです。

5/17頃には実が膨らんできました。
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花粉を運ぶ虫が少ないのでやはり実の付きは悪いようです。
あるいは形質が揃いすぎているのかもしれません。
その代わり、この時期にはまだ他のアブラナ科野菜が開花していないので雑交の心配はありません。


大雑把に分けると日本で栽培されている主なアブラナ科野菜は、「タカナ・カラシナ型」と「カブ・ハクサイ型」と「キャベツ型」に分けられると思います。
それぞれ学名もゲノム(染色体のセット)も違います。

Brassica. Juncea カラシナ、タカナ、ザーサイなど n=18 AABB型

Brassica. Rapa 在来種アブラナ、カブ、コマツナ、ハクサイ、チンゲンサイなど n=10 AA型

Brassica. Oleracea ケール、カリフラワー、キャベツ、ブロッコリーなど n=9 CC型

同じ型の仲間は容易に交雑します。高菜とからし菜が同時に咲いたら気をつけないと合いの子だらけになります。
ハクサイとカブは見た目はずいぶん離れているように思えますが、遺伝的には近縁ですので、やはり雑交します。
逆にキャベツとハクサイでは容易には交雑しませんので、近くに同時に咲いていても余り気にしなくてよいでしょう。


実の付きが悪かった上に、アブラムシが発生してしまいました。
このハウスは毎年、早春にアブラムシが大量発生します。
全体に出るのではなく前の年に沢山出た辺りに次の年もたくさん出ます。卵か何かが残っているのだと思います。
テントウムシが食べてくれるのですが、アブラムシが発生してもすぐにはテントウムシはやってきません。
テントウムシはかなり遅れて出てきます。
そりゃそうですよね、餌となるアブラムシが十分に増えてから出てこないと、テントウムシもやって行けませんからね。

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やはり種の量はとても少なかったです。
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来年は少し系統の違う「長崎白菜」と混植して見ようかと思います。
同じ「長崎白菜」で入手しても採種先が違うと系統が微妙に違う事もあるので、いくらか採取量が増えるかもしれません。