去年の11/22に 刈り株の中に種籾を播いた田んぼです。
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小麦はチンチクリンにしかならなかったので、早めに抜いてマルチにしました。
その後、周囲の草刈りをした時の刈り草を小まめにマルチし、地面が見えない状態を維持しています。

刈り株からの発芽は、ざっと見た感じ半分~2/3くらい発芽しているように思います。
良く出ているところは、全ての株に出ています。
出の悪いところは、数株に1本くらいのところもあります。
全体で見ると、畦際より山側の湿気のあるところの方が発芽、生育とも良いように見えます。

これは標準的な出方をした株です。
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1~2本出ている株が多いですね。

中には数本出ている株もあります。
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どの株もいかにも厳しい状況で育っていると言う感じの、色の薄い、葉先に触れると刺さりそうな、カチカチの苗です。
気温も上がり、雨も適当に降っているのですが、なかなか生育を始めません。
親株の茎や根の中に根を張るのはなかなか大変そうです。
藁や根はまだ分解していないので、肥料分にはなっていないでしょう。
種籾の流出を防いだり、鳥害から発芽種子を守ったりする事には効果があったように思います。

追い播きもしてみましたが、殆んど鳥に食べられたようです。
丁度、周囲の田が湛水したので、水の溜まっていない畑に鳥が集中するのです。

播種時に、酷く踏み潰した株は稲が難しそうに伸びています。
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踏み潰さない方が良いようです。

ある程度大きくなってくれば、あまり問題はなさそうです。
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今後、苗の生育、湛水などでどう移り変わってゆくのか楽しみです。
分ケツの状態なども、通常の移植栽培とは異なってくるかもしれません。

また、マルチによる抑草がどこまで出来るかも、大きな課題です。

今までのところでは、刈り株播きは少し工夫すれば、実用可能な苗立ち率を実現できると思います。

刈り株に撒く事で、播種位置がはっきり分かり、マルチ作業などもやり易いと感じました。

初期成育は非常に緩慢で、上手い抑草法と組み合わせなければ、稲より雑草が先に圃場を優先してしまう恐れがありますが、初期成育の遅さは必ずしも欠点ではないかもしれません。
どの栽培法でも初期が緩慢で秋勝り生育した時の方が、全体的には良い結果に繋がる事も珍しくありませんし、自然農法の不耕起直播栽培では福岡正信氏は初期生育を極力抑制すると書いておられます。

直播栽培で一定の植栽密度を維持する為に点播きを行うのと、刈り株播きをするのとで、どのようなメリット・デメリットがあるか、検討してみるのも面白いかもしれません。