ツボガリと言うのは、一坪分の稲を刈り取って、収量計算をする事です。
坪刈り、です。

不耕起直播のばら撒き田と条播き田が、そろそろ稲刈り時期に差しかかっています。
普通にコンバインなどで収穫して、収量を量っても良いのですが、そうすると田の面積を正確に測る必要があります。
棚田は不正形なので、測量はメンドウです。
農地の場合、登記簿の面積は大抵、実面積より小さいと言われています。(税金逃れ?)
より、手軽に、割と正確に反収を算出する為に、ツボガリは便利な方法だと思います。

一坪分の収量を量って300掛ければ、一反の収量が出ます。

一坪分刈り取るには、棒と紐を使って、半径102.5cmの円の中を刈り取ればOKです。

中心の軸には、バールなどを使うと便利です。
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円周側は細い竹や鉄パイプなどで、OKです。
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今回は先が輪になった細い鉄棒を使いました。抜く時楽です。

グルッと行きます。ここは「ばら撒き」なので、後で株数をカウントできる様に、刈らずに引っこ抜きました。
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ミステリー・サークルみたいです。
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抜いた稲は、土を良く落として、束ねて、栽培場所を明記して、ニャンコが昼寝するような日当たりの良い場所で乾燥させます。
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(ニャンコモデル、ミケチ様)

後は乾くのを寝て待つだけです。
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気持ちいいニャァ!

乾燥したら、脱穀して収量を量ります。
他に株数や穂数や千粒重なんかも調べます。