シードテープまたはシーダーテープと言うものがあります。
紙などで出来た種を等間隔で埋め込んだテープです。
シーダーテープと言う場合はテープ播種機と言う機械で播種する専用の種入りテープと言うニュアンスがあります。
このテープをビーッと引っ張るだけで直線で等間隔な種まきが出来ると言う優れものです。
自然農法で不耕起栽培する場合、草が生えていたり前作がまだ終わっていない間に播種する事が多いので、真直ぐ等間隔に播くのが難しい場合が結構あります。
ランダムに植わっている方が、自然な感じがして好きなので、普段はきれいに等間隔にせずにテキトーに手の平や歩幅で位置を測って植えています。
しかし、場合によっては正確に位置を決めなければならない場合もあります。
草生栽培で後で株間に草刈り機を通したい場合とか、大豆などのように土寄せした方が良い場合などは、正確に並んでいる方が作業がやりやすくなります。
そこで試しに大根の種を使って自家製シードテープを作ってみましょう。
材料です。
適当な筒と、クラフトテープと木工ボンドと種です。

筒は上から下まで同じ太さの寸胴でなければなりません。
なるべく直径が大きい方がクラフトテープに癖が付かなくていいです。
まず、ヒモで円周を測ります。
この筒は66センチありました。2等分すると33センチで、ダイコンの株間としては適当です。
なるべく直径が大きい方がクラフトテープに癖が付かなくていいです。
まず、ヒモで円周を測ります。
この筒は66センチありました。2等分すると33センチで、ダイコンの株間としては適当です。

堅い素材の場合はセロテープなどで貼り付ければよいと思います。
グルグル巻きつけ、印の所に線を引きます。
ここにタネを貼り付けます。

「方領ダイコン」と言う伝統野菜です。タネはダイコンとしては標準的な大きさです。
これを木工ボンドで線を引いた位置に貼り付けます。

木工ボンドの幅を加減してタネの量と密度を調節します。

ちょっと多めにつけてみました。ダイコンは双葉が大きいので種同士があまりくっつかない方が良いかもしれません。


天気の良い日なら、日向に出して2時間くらいで乾きます。


乾いたら透明になります。


ほどきます。
クラフトテープ同士もくっついていますから、種が落ちないようにソーッとはがしてゆきます。

できあがり。
これを畑に伸ばして、覆土したり枯れ草や藁を薄く被せたりして、位置を決めます。

麦でやったことはあるのですが、野菜では初めてです。
問題は単子葉植物と双子葉植物の発芽の仕方の違いです。
問題は単子葉植物と双子葉植物の発芽の仕方の違いです。
麦や米などの単子葉植物では、種は播かれた位置にとどまったまま、芽が出ると上に伸び、根が下に伸びます。
ほとんどの野菜は双子葉植物ですが、発芽するとき単子葉植物とは反対に、根が踏ん張ってタネを持ち上げます。
大豆や朝顔を見るとよく分かります。
持ち上げられたタネがテッペンで左右に開いて双葉になります。
大豆や朝顔を見るとよく分かります。
持ち上げられたタネがテッペンで左右に開いて双葉になります。
接着剤でクラフトテープに貼り付けられたタネは、うまく上がってくれるでしょうか?
やってみないとわかりませんが、クラフトテープは細い紙紐を10数本張り合わせたものです。
張り合わせには水溶性のノリが使われているようです。
クラフトテープを水につけると30分も経てばバラバラになります。
張り合わせには水溶性のノリが使われているようです。
クラフトテープを水につけると30分も経てばバラバラになります。
今回、木工ボンドを使用したのも、水溶性だからです。
畑に伸ばして水を掛ければテープもタネもノリが溶けてバラバラになる事を期待しています。
畑に伸ばして水を掛ければテープもタネもノリが溶けてバラバラになる事を期待しています。
用途に応じて、テープやノリの太さや材質を変えて試してみると良いと思います。
麦や米などで長い距離を播種する場合は、クラフトテープのような丈夫なものが良いでしょう。
短い距離でニンジンやレタスのような軽く、小さい種のときは、もっと薄い紙テープや、トイレットペーパーを使う事も出来ます。
いろいろ工夫してみると面白いと思います。