一昨日の朝、猫たちにゴハンをあげに行くと、チビ達が居ません。
朝早く、近所のワンコが遊びに来ていたので、びっくりして床下にもぐったのでしょう。
親猫たちはいつもどおり全員集合して朝ごはんを食べました。
朝ごはん。
かかって来い!!
ニャクロとメーはラブラブです。昼前に覗いて見ても、やはり子猫たちは居ません。いつもは庭の入り口辺りで遊んでいるのに、気配すらありません。
夕ゴハンのときも、子猫の姿はありませんでした。
居間で耳を澄ませても、床下で遊びまわる音は聞こえません。
昨日の朝も、子猫たちは現れませんでした。
そして今朝も・・・・・・・
2、3日前、裏の道の側溝を真昼間っから大きなムジナがノソノソうろついていたのを思い出しました。
以前、飼い犬のクーちゃんが子犬を産んだ時、4匹の内1匹が居なくなった事がありました。
嫁さんは「庭で獣くさいにおいがする」と言っていました。
その頃は、大きな狐なんかも家のそばまで来ていたので、取られたのかもしれません。
畦道でカラスが狸の子供を追い掛け回しているのを見たこともあります。
うちで2番目に古い内猫のシャムニャは、隣の神社に捨てられていて、衰弱してカラスにつつかれているのを、次男が見つけて連れて帰ってきました。
山の中なので、いろいろ危険も待ち受けています。
イタチも居るし、もっと大きなテンもいます。
親猫のミケコはいつもどおり、私の顔を見ると「ニャワ~ン」と食べ物をねだります。
しかし、今日はいよいよ心配になってきました。
私は、無理な農作業の疲れが溜まり、今日は雨が降ったのを理由にテレビを見ながら寝ていました。
だんだん、心配が募ってくるに連れて、ますます、体調は悪化し、夕方にはぐったりしてとうとう布団をしいて寝込んでしまいました。
夕食のとき、嫁さんは「4匹いっぺんに襲われる事はないでしょう。」
と言います。
私は、「何か危険な状況があって、ミケコがどこか安全なところに移したんかのう?」と考え込みます。
1時間ほどして、長男から嫁さんに電話がありました。
長男は仕事の都合でほとんど家にいませんが、先ほど帰ってきて、すぐに車でどこかに出かけて行ったのでした。
長男は仕事の都合でほとんど家にいませんが、先ほど帰ってきて、すぐに車でどこかに出かけて行ったのでした。
「出かけるとき近所のガレージの前を車で通ったら、シャッターの隙間から子猫らしきものが潜り込むのが見えたような気がした。」
という、目撃情報でした。
「そうだ、あっちに非難したんじゃ」
最初にミケコが子供たちを生んで育てていたのは、その家の敷地内だったのです。
夜10時頃でしたが、すぐに見に行きました。
私が歩いてゆくと、ミケコもついてきました。
ガレージのシャッターが下まで閉め切られずに、少し隙間が開いています。
ミケコと一緒に、シャッターの前で立っていました。ミケコが時々小さな声で「ニャワ~ン」と鳴きます。
3回目に鳴いた直後に、シャッターの下から小さな顔が覗きました。チビミケでした。キョロッと周囲を見回して、ビョンビョン駆け寄ってきました。
3回目に鳴いた直後に、シャッターの下から小さな顔が覗きました。チビミケでした。キョロッと周囲を見回して、ビョンビョン駆け寄ってきました。
私の足元まで来てチョコッと座りました。
「ほら、見つけた」
声をかけると、上を見上げてちょつとビビッタような顔をします。
まだ、子猫たちは人になれていないのです。
まだ、子猫たちは人になれていないのです。
でも、駆け寄ってきたのは、きっとお腹が空いているのでしょう。
シャッターの下からは、次々と小さな顔が現れました。
私の足元に駆け寄るのは、やはりチョット勇気がいるのか、母猫の周りに集まってきました。
私がゆっくり家のほうに歩くと、ミケコがついて来ます。その後から子猫達が大急ぎで駆けてきます。
少し進んでは待ち、進んでは待ちしながら、家までたどり着きました。
4匹ともお腹一杯キャットフードを食べ、夜の庭先で駆け回って遊んでいましたが、もう、床下に潜り込んで眠ったようです。