昨年来の沼津釣行
皆さん、ご無沙汰しております。久々ですが、ブログを更新させて頂きます。
今回、沼津に釣行しました。自宅から一番近い釣り場にも関わらず、最近では
沼津に疎遠となってしまった為、昨年来の沼津釣行となります。
当初は、静浦某所で一日竿を出す予定でしたが、9時過ぎから強烈な
向かい風が吹き出し、急遽場所替えを余儀なくされました。で、向かった先は
西浦某所。先にコチラで竿を出していた仲間に連絡すると、風はまだ吹いて
いないとの事。私が到着すると、コチラでも風はそれなりに強く吹いて
いましたが、最初の場所よりは全然苦になりませんので、夕方までこちらで
竿を出す事にしました。
場所としては、船の間を釣る様な感じ。
釣り座としては若干狭いですが、まあ、竿を出すのに無理ではない程度の幅。
この界隈では、潮が複雑且つ速い潮が流れる事が多いので、その時は釣りが
難しくなる感じでしょうか。
さて、結果からお伝えします。
チヌ41cm、42cm、45cmの3枚でした。
■団子の配合
団子としては、以下の通りです。
≪1度目の団子≫
こちらは、最初の場所で作った団子。
マッハ青1袋、緑1/3、細引きさなぎカップ7杯、アミエビ1杯、チヌパワー1杯、
海水3杯。
≪2度目の団子≫
こちらは、色々な事を踏まえた上で、作った団子。
マッハ青:緑=1:1、細引きさなぎカップ4杯、アミエビ1杯半、チヌパワー1杯、
海水2杯。
■場所の特徴
水深竿2本、足元からドン深で、12m程度沖に一段ガクンと下がるカケアガリが
ありました。
■プロセス
この状況の中でどの様に攻めたかと・・・なります。
1投目から、いきなりエサトリがかなり多くいました。但し、ウキに反応があっても
針に掛からない。小さい魚が餌のハジを引っ張ってウキに反応が出るパターン
でしょうか。団子も、最初の釣り場で使用したものですので、割とさなぎが多く
ゴリゴリ感がある感じ。釣り始めこそ、反応が良く出ていたものの、そのうち
サシエサが残ったり中途半端に残ったり、反応が弱くなってきてしまいました。
その状態からどうするか・・・ですが、「反応が弱い→反応を強く出す方向への
調整」では無く、まず、海底がどの様な状況なのかを判断する事にしました。
その為に採った方法は、仕掛けの調整。最初はスタンダードな仕掛けで、ウキS、
ハワセを適量だったのですが、ウキをM、仕掛けを立てる方向にチェンジ。
浮力をでかくしたのは他にも理由があって、この日の潮はかなり重い感じで、
塩分濃度は低い感じなのに粘度が高い・・・こんな状況でした。ですので、
最初はコレで様子を確認できるまで展開する事にしました。ま、この仕掛けでは
駄目だった事が後から分かるんですけどね。
数時間はあまり変化なく、餌も取られたり取られなかったりという状況が
続いていたのですが・・・途中から、時折ベラが掛かる様になりました。
で、その後もあまり進展が無かったのですが、団子が割れる直前に、グッと
ウキが少し沈む(フロートが隠れる程度に沈んで戻る)アタリが出る様に
なりました。毎投そのアタリが出た後に、団子が割れてから仕掛けを流したり
しましたが、どうしても食い込まないし、アタリがあるのにサシエサも残ってくる。
仕方無しに、ウキはSSにチェンジ、ウキ下はバランスが取れる限界の位置まで
長く取りました。それでも、なかなか食い込むまで行かない。そんな状態だったの
ですが、もしかしてと思い、まずは団子材の1/3位に水分を投入。ネバ部分を
作ってその団子を投入。表面のみ締めて芯圧を抜く握り。ですが、割れる
タイミングに気を付けないと、前述の割れる寸前のアタリが出ませんから、
それも握りで調整。ネバ団子で割れ寸前のアタリを誘う事を2~3回繰り返し、
その後に水分を投入していないパサ部分の団子を小さくガッツリ握って投入。
潮が重いので、団子の沈下抵抗に負けたSSウキが浮上するまで多少時間が
掛かるのですが、ゆっくりと浮上するのが見えたのが、少し引き込まれた気が
しました。最初は気のせいかと思いましたが、やがてウキが見えにくくなる程
潜ったので、竿を立ててアワセた所ヒット。重量感のある引きで浮いてきたのは
41cmの本命でした。その一枚が釣れたあとは、またこれまでと同じ状況に
戻ってしまいました。こうなると、やる事はただ一つ。また、同じ状況になるまで
ひたすら待つ事かと思います。特に沼津では。変にコチラから仕掛けたら、
自分の経験では自滅する事が殆どだった様に思います。
で、この後に、2枚目と3枚目を釣る事になるのですが、実は1枚目と釣った
団子が違いました。1枚目はパサガッツリ。2枚目、3枚目はネバ緩々です。
パサガッツリだと、触って諦め、サシエサが残ってくる・・・そんな事が続いたので、
試行錯誤の末、ネバ緩々(とはいっても着低まで濁らず、エサトリにもやられず、
チヌが触るタイミングで崩壊する様なイメージ)で、グッとウキが少し沈むアタリの
タイミングで団子が割れる様に握りを調整した所、そのアタリの後、一呼吸おいて
ゆっくりとウキが何段階かに分けてトップまで沈むアタリが出て本命を仕留める事が
出来ました。
今回のポイントは握りが全て。仕掛けのバランスも勿論それを支える重要な
要素でしたが、どちらかと言うと、反応が弱い(食い気がそれ程旺盛ではない)
個体をどうやって反応させるかがキーになった様に思います。加えて難しくして
いるのが水深。竿2本以上あるので、団子の握り一つで、エサトリを利用出来たり
出来なかったりもしました。全体的に難易度が高く、かなり歯ごたえがありましたが、
久々の沼津で釣れて満足でした。
初釣り
例年、12月~3月頃まで紀州釣りはオフシーズンとしている私ですが、
清水が良い具合に釣れているという情報が入り、今回釣行してきました。
ちなみに今回は、総勢6名でのプチオフ会も兼ねていました。
さて、釣りの方です。
今回、釣行した場所は、私も清水では初めて竿を出す場所。清水港は
実に広大で、興津(おきつ)から始まって一番ハジの三保半島先端までの間、
実に10キロ以上の道のりがあります。SOLASで相当な場所に入れなくなって
しまった事は実に残念ではありますが・・・その中の残っている場所の一つと
なります。
ちなみに、今回の配合は↓
紀州マッハ1袋、波止ダンゴ半袋、アミエビ1.5杯、チヌパワー1.5杯、
細引きさなぎ900g、海水適量。からのスタートでした。ま、この「から」が
強調されている部分は後で分かると思います。
で、今回特徴的だった状況があります。
私が感じた状況は次の通りです。
①朝方は深い場所よりも、浅い場所の方が魚の感じがあった
②サシエサが殆ど取られないのに、やけに早いダンゴの割れ
③塩分濃度がやけに低い潮
④上っ面が滑って、下は全く動かない厄介な潮
こんな感じです。
特に②が厄介で、①と②の状況から、魚が浮いていると判断しました。
①は、朝方のみで、昼頃からは深場でも反応が出るようになりました。
この様な状況の判断の中、どうやって攻めるか・・・がポイントになります。
前述の通り、ポイントは「魚が浮いている」という部分になります。
そういう場合のアプローチはいくつかあるのですが、自分が選択したのは
下を向けさせる方法。ダンゴに注目させる手段を取れば、魚が反応して
くれると考えましたが、今回はNG。と、言うよりも、サシエサが出るタイミングまで
魚が底に居ません。かなり悩んで頭を抱えた頃に、一緒に竿をだしていて、
40前後ばかりを4枚揃えていた、たーちさん(フリーダムイーストメンバー)の
ダンゴを触った所、「え?そうなの?」と気付く所がありました。
それをヒントに、海水をカップに2杯追加。
握るだけで丸められる様な団子に仕上げて、握りを調整。
そんな感じで何とか30cm位のと、20cmくらいのロリを仕留める事ができました。
今回は余り色々お伝えする事が無い中身だったので、釣行内容はこの程度に
しますが、簡単に書くとこんな感じでした。ただ、実際には釣るまでの過程で、
団子の落とし方とか、握り方とか、海中での崩壊バランスとか、色々あるのですが、
余りにも紀州釣りのセオリーから外れている為、あえてその内容については
伏せさせて頂きました。一つ言えるのは、実はセオリーなんてものはあくまでも
釣り人側にとって都合の良い解釈であって、その時の状況にマッチしている、
セオリーからは真逆の攻め方が正解だったりもします。
固定観念に囚われない事こそ、一番大事な事なのかも知れませんね。