ソウルサクリファイスデルタが大好き、なので | バーチャルコンソールクエスト

バーチャルコンソールクエスト

ゆるゆるゲームブログ

2015年も残す所あとわずか。
みなさんやり残した事はないですか?
僕はなあ、そうさなあ……


と、ということで、大変遅くなりました。
昨年2014年私のゲーム・オブ・ジ・イヤーにて1番のお気に入りとして挙げた
ソウルサクリファイスデルタの感想文を。
今日中に書かないと書く書く詐欺になっちゃうよ!
ということで慌てて書いております。
今年は私事でいうと昨年末から急激に悪化した腰痛、からの座骨神経痛が
どうにも我慢出来んレベルに達してしまい夏に思い切って手術して
現在は悶絶する痛みからは解放されるも無理の利かない体になってしまいました。
実はソルサク感想文も何度か書いてみたんですが長時間座ってるのが無理ゲーで
集中力も続かず何度も書いては消し、書いては消し、の状態だったので
これで何度目の挑戦だろうか。
今日は頑張って最期まで書き切りたいなと。

とはいえ、最も熱気の高かった時期を過ぎてしまいソルサクサイコー!な状態も大分落ち着いてしまいました。いや、ゲームの感想文難しいよね。ファーストインプレッションのテンションで書くのがいいのか、最期まで遊んで感動に浸りながら書くのがいいのか。ゲームには旬があるし、今のゲームには『運営する』という要素があってアプデ繰り返したりするしでまあ難しいですよね。でもでも、やっぱ熱く語りたい気持ちがある時に書くのが一番じゃなかろうかと。そう思いまする。

そう思いつつ、気持ちの落ち着いた状態で感想文を書く矛盾を感じながら、いざ。

ソウルサクリファイスデルタは2014年3月6日にPSVITA用に発売されたアクションゲームです。1年前の2013年に前身のソウルサクリファイスが出てまして今作はそれを再調整して追加要素を加えた言わば完全版といった位置付けでしょうか。ゲーム内容派と言うと、当時モンハンが抜けた穴を埋めるべく共闘ゲーとして色々推していた時期にSCE自ら用意した共闘ゲー。ということでモンハンを強く意識したモンハンフォロワーのひとつ、敵を倒し、倒した報酬で自らを強化してさらに強い敵に挑む、ハクスラ要素の強いアクションゲームです。
この頃のモンハンを意識したゲーム、ゴッドイーターや討鬼伝、そしてこのソルサクもそうですが、いかにモンハンと差別化するかが大きなポイントとなっています。どれもモンハンを研究した上でうちはここで勝負!というポイントを盛り込んできます。ソルサクも例に漏れず、そういう点があります。で、ソルサクはモンハンの面白い、けど煩わしいと思われる武器生成要素を思い切って簡略化、敵を倒せば武器そのものが手に入るように。さらにその武器を最大6種類まで持ち込めて局面に合わせて自由に使えるように。プレイヤーの強さは装備に完全に依存するわけではなくレベル制を採用してるので戦えば体力or攻撃力を強化できるように。それからモンスター追ってフィールドを右往左往する大変さを軽減するべく、戦場をコンパクトに。そして大きな敵を倒す気持ちよさをもっと前面に出すべく魔法で繰り出されるエフェクト、部位破壊された敵のリアクションなどをド派手に。という結構カジュアル寄りな作りで持ってきました。グラフィックはダークな雰囲気を持った世界観になってますが、いざ触ってみると、とてもお手軽に、とても気持ちよく大きな敵と対峙しては部位破壊プシャー!俺TSUEEE!という状況になれるゲームでびっくり。モンハンというよりも無双の気持ちよさでしょうか、これは。カジュアル寄りに振った弊害として一人で遊んでると少し単調に感じてしまうんじゃないかと思ったり思わなかったりですが作業感満載のハクスラゲー大好きな僕としてはむしろ望む所。モンハンの、釣りの前の日に入念に下調べしながら仕掛け作って備えてるようなあの楽しさもいいんですけどね。まあそんなこんなでなかなかまとまった時間をゲームに当てるのが難しくなってきていた(時間だけでなく体力的にも)寝る前に2~3戦と遊べて相性が良かったのでこれはちょっと遊び込むぞとプレイ時間を積み重ねて行くのでした。
 作業ゲー大好きなので、この手のゲームは気軽に遊べる楽しい作品という位置に落ち着くことが多いんですけど、ソウルサクリファイスデルタはその先を行く、僕が溺愛してしまう作品となりました。その魅力というのは物語。モンハンは狩猟生活シミュレーターという感じで、ストーリーとしては少し弱い部分もあり、ゴッドイーターなんかはそこを上手く突いてアニメのようなキャラクターを乗せてきた印象ですが、こちらはそれとは少し異なるアプローチで、キャラクターと物語を乗せてきたのでした。七つの大罪とお伽噺をモチーフとした敵キャラ、生贄か救済かといったダークな世界観などがメディアから伝えられてきて「僕グロいのとか少し苦手だしなあ」という気持ちがけっこうあって無印版の時は見送ってしまったんだけど、デルタが出た頃は丁度遊びたいゲームが無い時期でちょっと遊んでみるかと手を伸ばしてみたんですけど、いざ遊び始めてみると、確かにダークでグロい描写はあるんだけれども、前述の通り、ゲームそのものは非常にカジュアル寄りな作りで(でも決して簡単ではないですw)非常に分かり易いものだったため、そのグロさはすぐ気にならなくなってしまいました。それよりも、この魔法使いが生きる世界で繰り広げられる、色々な人達の思いにどんどん引き込まれてしまいました。このゲームは生贄にされるのを待つ主人公(プレイヤー)が檻の中でリブロムという意志を持った本と出会い、それを読み進めて追体験していくという流れでクエストを進行して行きます。で、メインとなるクエストには必ず物語がついており、ページをめくるように読み進めていくことになるんですが、この流れがなんとも心地よい。本当に、ページをめくるように進んで行くんですがそのテキストの表現がすごくよくて心奪われました。動く絵本を読むような感じ。主にクエストに登場するNPCの物語が綴られてるんですがこの構成のおかげで彼らの魅力にぐんぐん引き込まれてくんですよね。いろんな登場人物がものすごく魅力的に記されている。ゴッドイーターは深夜アニメのようなノリでこちらを引き込みましたが、こちらはそうだなあ、時代小説のような感じかな(池波正太郎あたりがしっくりきますw)。1話1話にきちんと物語があって、ダークな世界を舞台にしてるけど、そこには人情味溢れる世界が待っていました。作業ゲーやってるはずなんだけれども。外伝を織り交ぜながらひとつの物語を読み終えたような満足感を味わう事になろうとは。ここが僕がソルサクにやられちゃった最も大きな部分。僕にとってソルサクは狩りゲー作業ゲー以上に、ノベルゲーだったのかもしれないw
こんな感じでソルサクデルタに惚れ込んでしまいまして、2014年一番のお気に入りとなったのでした。昨日一昨日とまだまだやり残したフリークエストあるんでちょろっと遊んでましたが、ゲームも相変わらずの楽しさで、「いつやっても最高だな、ソルサクは」と改めて惚れ直してみたりw
ほんといい作品だと思います。僕は大好きです。旬は過ぎてしまいましたが、今ならお安く遊べるかと思いますので、お時間とお金に余裕がある方は、お正月のお供に是非。
最期に、発売から大分経ってからの感想文になってしまったので届くかどうか分かりませんが、ソルサクデルタに関わった皆さんに。もうかれこれ数千本ビデオゲームで遊んできましたけれど、その中のTOP20に入る位のお気に入りに出会う事ができました。本当に、素敵な作品ありがとうございます。またどこかで、違う形で出会うかもしれませんが、そん時はソルサク超えてくる作品である事を、密やかに期待しておりますw
以上、1年遅れの2014年私のゲーム・オブ・ジ・イヤーでした。
なんとか間に合ったか。
さて、それじゃこれから2015年分を書くか。
ツイッターではその面子呟いてるけど書く事は全然違うかもしれませぬw
ではでは(・ω・)/