ファミコンのピンボールから始まるテレビゲームならではのギミック満載な
ハル研製ピンボールゲームから
カゼ（現カゼ・ネット）が手掛けた実機さながらのビデオゲームピンボール、
そして迫力あるギミックに大興奮だったデコ製のリアルピンボールまで
僕はピンボール大好きで、あんまし上手じゃないけどよく遊んでおります。
最近だとDSのメトロイドプライムピンボール最高だったなあ。
DSiじゃ振動カセット使えないんでちと残念だけど。
そんなピンボール好きな僕なので、DSiウェアでピンボールゲームが出るってことで
配信初日に速攻ダウンロードして遊びまくりまして
なんとかクリアしたんで感想を。
ピンボールアタック!はその名の通りピンボールゲーム。
なんですけど、これがかなり変わってまして
ピンボールゲームといえば台があって色んなギミックを活用しながら
ハイスコアを狙うゲームですが
こいつは縦スクロールシューティング風ピンボールとでも言いましょうか。
縦スクロールするステージ上に敵がいたり、編隊組んでやってきたりと
シューティングゲームのような構成で攻めてくるんで
これをピンボールのフリッパーで玉弾いてぶつけて倒してしまおうっていうゲームです。
ステージ奥にはボスキャラいまして、こいつの弱点にボールを当てまくって撃破すればクリア。
ステージは4ステージ+ボスラッシュ＆ラスボスステージを加えた全5面であります。
基本はピンボールなんで右ボタンのA・X・Yいずれかで右フリッパー
十字キーの上・左・右で左フリッパー
そしBボタンor十字キー下でフリッパー間に転落防止バリア発生。
画面左下にゲージがありましてこれがある限りはバリア張り続けることが出来る仕様。
ゲージは敵を倒すと少しずつ増えまして、ゲージ増加アイテムだとドンと増えます。
あとはボール落さないようにしながらボス撃破目指します。
そうそう、スクロールするステージは途中障害物があったりと変化するんですが
画面がスクロールするもんですからこの障害物の間に挟まれたりすることがあり
こうなるとボールがはじけちゃってボール落下と同じロストしてしまうんでご注意を。
さてさて、ここからは実際に遊んでみた感想ですが…
うーん…
これ、いまいちピンとこない。
ピンボールでシューティングのようなアクション。
アイデアは悪くなさそうのにこの物足りなさはなんだろう？
ということで、ゲームが好きすぎる僕はいろいろ考えてみます。
うーん…
こういう場合、ピンボールの面白さってなんだろう？
と考えてみる方のがいいか。
ピンボールの面白さといえば、リアルピンボールの場合、
やはりあの鉛の玉の質感w
そしてそれをフリッパーで弾き、バンパーがさらに景気良く玉を弾き、
レーンが光ってフィーチャー発動して、音と光で盛り上げていく。
その様を、自分で自在に演出するところ、かな。
僕は残念ながら自在に演出するまでには至りませんでしたけど
そこに挑むのが楽しかったなあ。
カゼ製のピンボールゲーはこの部分を見事に再現したリアル指向の
ビデオゲームピンボールだったので実機さながらの興奮がありましたな。
それとは別方向で、ビデオゲームならではのフィーチャー、
例えばファミコンのピンボールなら２画面切り替えとかかな。
マリオのビンゴステージとかのフィーチャーがゲーセンには無いもので
（２ステージはリアルピンボールでものちに導入されましたけど）
他にもカービィならカービィらしさを、
ポケモンならポケモンらしさをフィーチャーとして盛り込んでて
あれはビデオゲームピンボールならではの楽しさといっていいなあ。
熱いし面白いです。
で、ポンボールアタック!。
こいつそういえばフィーチャーらしいフィーチャーがほとんどない。
アイテムや堅い敵なんかはピンボールでいうところのバンパーっぽっくありますし
編隊組んで出てくる敵なんかもランプレーンっぽくあるんですけど
狙って倒しても派手に光る訳でもどーんとスコアがインフレする訳でもないので
あんまし一生懸命スコア狙ってやろうって気になりません。
というかステージがスクロールしてターゲットがどんどん通過して行くので
じっくりボールをフリッパーでホールドしてターゲット狙う暇が無いんだよなあ。
ある程度慣れてきてパターン憶えると狙えなくもないけど。
でもなんか淡々としてるんだよなあ。
いや、ピンボール自体端から見ると淡々としたゲームだと思いますけど
やってる方はあの盤面に小宇宙（コスモ）を感じとる訳ですw
ですがこいつにはそれがないんだよなあ。
で、ステージ奥に控えるボスとの一騎打ち。
ここだけはピンボールやってる気がしたかな。
弱点狙ってフリッパーを巧みに操ってやろうって感じがあった。
やっぱピンボールは画面スクロールしちゃいかんってことかwww
そういえばタイトーのスペースインベーダーエクストリーム2は
ピンボール的面白さに溢れてましたけどあいつは画面スクロールしませんな。
ピンボールの面白さは限られたスペースで仕込まれたギミックを
テクニック駆使して発動させるところに核があるってことでしょうか。
ピンボールアタック!はピンボール台を縦スクロールシューティング風にアレンジしたら
面白いんじゃね？
というコンセプトで作られてる気がするんですが
そのコンセプトがピンボールが持つ持ち味を殺す事になっちゃったみたいだなあ。
一見面白そうにできそうなんですけどね。
たしかに最後までクリアしてみてつまらんかったってことはないんだけどね。
ラスボスなんかは非常に燃えた訳ですが全体でみると
ピンボールとしての魅力は薄く、かといって敵倒すのが気持ちいいかというと
これもそこまででもないんだよなあ。
ステージ数やなんか考えるとファミコンのピンボールとか、
ゲームボーイのピンボール66匹のワニ大行進とかよりも勝ってるといっていいんですけど
面白さの面では劣ってる気がする。
なんか惜しいなあ。
小型UFO倒し続けると大型UFOが出てきたりして
ちょっと楽しい部分もあるんだけどねえ。
ステージがスクロールするアイデア自体も、そこまで悪いもんじゃないような気もしますし。
となるとあれか、フィーチャー部分の練り込みが不十分だったということか。
スクロールするステージならではのアイデア不足か。
縦スクロールのみと思いきや逆走したり、横スクロールしたりとか
ボスだけでなく道中でも画面固定でスコアアタックさせてくれたりとか。
ゆるり攻略する4ステージじゃなくて
がっつりやり込みたくなる2ステージとかの方がよかったかもなあ。
ちょっと、僕のピンボールゲームに対する期待が高すぎた感もありますけど
やっぱりちょっと惜しい。
もうひとつ、なにか面白さのポイントとなる要素が欲しかったです。
ピンボールって国内ではシューティングどころではい絶滅危惧種で
携帯アプリでちょこちょこっと新作というか旧作の焼き直しのようなもんが出る程度なもんで
新作が出るってだけで大変喜ばしいことなんですけど
出来る事なら面白い方がいいよねw
えー、なもんで、次に期待したいと思います。
次作って下さいw
お願いします。
僕は必ず遊びますから。
どうせなら、話題性がある方がいいよね。
ということで、配信元コーエーでオプーナボンボンボールとかどうでしょう？
そうそう、本作を手掛けたのはPSやDSへの移植ドラクエやWiiのオプーナさんで有名な
アルテピッツァであります。
いつもは開発としてご活躍ですが今回は自ら配信元として頑張っております。
いいですね、開発が自由に腕を振るえる環境があるってことは。
話を戻して、オプーナさんの世界ピンボールの題材として合ってると思うんだけどなあw
内容は出来ればメトロイドプライムピンボールばりのガチンコ仕様でw
いやいやさすがにそれはDSiウェアでは難しいかもしれませんなあ。
でも是非是非次作って下さい。
アルテピッツァだけでなく他の会社も作ってくれんかなあ。
あー、ゲームキューブの大玉移植もいいなあ。
DSiマイクあるしw
カゼも数年前携帯で出したメガテンのピンボールDSiに移植してくれんかなあ。
ピンボール面白いんだけどなあ。
流行らないかなあ…