忍カラクリ伝で遊んでみた | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!
久々にゲーム性見誤って買ってしまったーーーー!!!


















だが、そこがいいw

最近のパッケージソフトはですね、大体発売前に公式サイトで
システム解説とか開発者ブログでの裏話とか
プロモーション動画なんかが出回りますんで
あんまし予想してたのと違うという事態は起きにくいんですけども
昔はゲーム雑誌の後半に掲載されてる紹介記事や広告の
数点の画像と短い紹介文のみでゲームを判断するという
今考えると非常に恐ろしい状況がデフォルトで
これなんかマリオみたいで面白そうじゃね?
と買ってみたら全然違うゲームで唖然としたなんてこともよくありました。
ハズレも数多く引きましたがそんな中から数多くの名作に出会いましたもんね。
ゲームの多様な魅力を知りました。
経済状況や時代の変化などいろいろ要因があると思うけど
昔程ゲームが売れない理由のひとつとして
買う前から情報がありすぎるってのもあるんじゃないかなあ。
情報でお腹いっぱい、みたいな。
僕がDLソフトに魅かれる理由のひとつはこれの真逆で
買ってみるまで遊んでみるまでなんなんだか分からないという部分だったりしますし。
発売前からサービス満点なのもいいけれど
もちょっとお客さんに予想する、自分で探る楽しみ残して欲しいなあ。
なんてこと思ったり思わなかったり。
とはいえDLソフトはほとんど謎な作品も多く
正直半丁博打みたいな感じですがw



前振りはこのくらいにして
すっかりシリーズのファンになってしまったジェンタープライズのG.Gシリーズ。
10月はアクション二本立てでして今回は
忍者アクションである忍カラクリ伝で遊んでみた感想など。
それでは


忍カラクリ伝は画面固定型のアクションゲームです。


そう、画面固定型だったんです。
僕はてっきり、横スクロールするもんだと思ってたんだけど
そういえば一言もスクロールするとは書いてないな。
でも忍者が主役のゲームで思い浮かべるといえばファミコンだけでも
タイトーの影の伝説やテクモの忍者龍剣伝、ハドソンの忍者ハットリくんと
もれなく横スクロールアクションだからなあ。
スクショを連続するステージの一場面と捉えちゃうよ。
しかし実際は違いました。
画面固定型のアクションゲーム。
当然の事ながら敵をバッタバッタとなぎ倒していくのが楽しいゲームではなかった。
冒頭でゲーム性見誤ってしまっったというのはこのことです。

ということで、画面固定型アクションである忍カラクリ伝。
その全貌を見ていきましょうか。

忍カラクリ伝は、画面内にある歯車をすべて破壊して出口を出現させて脱出するゲームです。
本作にはしっかりした足場はひとつもなく
着地するとその足場はかならず落下します。
そのため、キャラクターは常にジャンプすることに。
ジャンプ自体は足場に着地すると自動で再びジャンプしまして
このときに十字キーの入れ方によってジャンプの高さを3段階に調節出来ます。
(上なら高く、下なら低く、なにもなしでその中間)
ジャンプ中十字キー左右で横方向への移動も可能ですが
そんなに遠くへは飛べません。
が、本作にはBボタンで横方向にダッシュすることが出来るので
ダッシュを併用することで横方向への動きの幅を広げる事ができます。
ゲーム中のターゲットである歯車を破壊するための方法は2つ。
Yボタンの手裏剣とAボタンの斬り攻撃。
手裏剣は一発の威力が弱いですが端まで届く射程と連射力が魅力。
斬りは至近距離で当てないといけませんが威力は高く、2発で歯車を破壊可能。
また、ダッシュ中に繰り出すと必殺斬りとなり一撃で歯車を破壊出来る上
ダッシュ中斬り判定が継続するので広範囲の歯車を一気に片付けることが出来ます。

ステージにはターゲットである歯車の他
刀や槍、火縄銃を装備した鎧武者が敵として配置してあり
一定のリズムで攻撃を仕掛けています。
本作では足場の無い所から落下以外ではミスになることはありません。
足場は一度使うと落ちてしまいますが
画面下、右側に源平討魔伝のようなろうそくゲージがあり
時間と共にろうそくは減っていきますがこれに火が灯ってる間は
一定のリズムで新たな足場が画面に追加されていきます。
落ちない限りミスにはならない=敵の攻撃喰らってもミスにならない。
ということなんですが
攻撃を喰らうとダッシュ中であってもなんでも
プレイヤーは攻撃喰らった方向へ弾かれてしまいまして
常に不安定な足場は途中追加されるとはいえそれにも限度がありますんで
足場の無い方へ弾かれるリスク
そして時間が長引いて苦しくなるリスクを発生させる嫌な相手であります。
ステージが進むにつれ非常にやらしい場所に配置されますのでほんと困る。
特に火縄銃はかなり吹っ飛ばされるから恐ろしい。
銃っつうかレーザーだよな、あれはw
けれどもゲームを面白くするのには必要な存在でもあります。
画面固定で、歯車と敵、そして足場の配置を見ていかにロス無く破壊して出口を目指すか。
これが本作の面白さ。
その為に敵は憎たらしいけど必要不可欠であります。

DLするまでは爽快なアクションゲームを予想してましたが
遊んでみるとロードランナーやソロモンの鍵のようなゲームでありました。
通常この手のゲームはターゲットは金塊とか鍵などで
得点アイテムとして回収することを目的とする事が多いですけど
本作は破壊する歯車として出てくるのがユニークですな。
破壊するとしたことでアクション性が増しております。
4面に1回歯車ではなく、敵忍者が登場しタイマンバトルを繰り広げるステージもありますしね。
パズルアクションの一種と見れますがアクション重視の作品ですな、こいつは。

最初こそ面食らいましたが
きっちりゲーム性が理解出来ればそれとしてしっかり頭切り替えて
遊べばいいだけの話であります。
僕も、3段階のジャンプとダッシュを駆使し
出来るだけ短時間で美しく歯車を破壊して出口からの脱出を目指します。
そうそう、ステージ上にはボーナスアイテムとして小判が置いてあり
無理に回収しなくともクリアはできますが
綺麗に決めるにはこれも回収出来るルートを見出したい所。
で、実際に遊ぶとこんな感じ。

開始と同時に即右ダッシュ斬り。
斬、斬、斬っと歯車斬ったら今度はハイジャンプ。
鎧武者もろとも右ダッシュ斬りで歯車粉砕して出口出現。
落下しながらボーナスとして配置してあった小判もすべて回収してフィニッシュ。

うん、綺麗に決まった。

ステージが進むと足場は少なく、敵と歯車、そしてボーナスである小判の配置は複雑に。
最適なルートを見出す読みと、それを的確にこなす操作の腕前と
万が一攻撃を喰らっても冷静に立て直す判断力が必要とされます。
アクションゲームってやっぱ難しいわ。
今まで配信されてきた、パズルやシューティング以上に
まずは思い通りに操作出来るかどうかの部分を試されるなあ。
基本はダッシュ斬りを駆使すれば綺麗に決まるように出来てるけど
敵忍者とのタイマンバトルや通常ステージでの不測の事態をうまく切り抜けるには
手裏剣や通常斬りも上手に交える必要がありますしね。
なにより落ちるという、重力の要素が加わるのは大きい。
転落して死ぬというリスクは、プレイヤーにかなりのプレッシャーを与えます。
ただ、最初に操作のハードルをクリア出来れば
ハードルを超えたという部分が本人に喜びとして還ってきますからね。
アクションゲームの面白い所でもあります。

僕は幸い、操作のハードルは超える事が出来ました。
なんとか33面まで到達。
ボスは下忍から中忍へ。
ボスを倒すとファミコンソフトを彷彿とさせるチープなデモ画面が入るんですが、
これがなんともいい味を出してますね。
台詞だけが微妙に変わって展開していくんですがw
リトライを選択して進めると
中忍倒しても台詞情報リセットされるのか
「下忍程度楽勝でござる」と出て笑わせてくれますwww
(1面から到達すると「爆弾使いでござったか」ときちんと対応した台詞でしたよ)
中忍がいるということはさらに上忍もいるでしょうなあ。
僕はどこまでがんばれるかなあ。
がんばれるだけ頑張ろう。


毎度毎度の感想ですが、小さな画面に、最小限の要素だけ残して
ゲームの面白みだけを上手に抽出して作品に仕上げていて感心します。
ただ、やっぱアクションゲームはアクションゲームというだけで
ちょっと敷居が上がりますな。
とくに本作のようなテクニカルな作品は敷居が高くなってしまう。
無双系のような爽快感のあるアクションなら誰にでもおすすめできるんですけどねえ。
ポケモンスクランブルなんかは非常におすすめしやすいんですが
これは気持ちよく遊ぶにはそれなりに修練が必要ですからね。
まずはアクションゲームが好きである事が第一条件ですな。
下手でも何でもアクション好きであること。
で、アクション好きであるならば買って損はないでしょう。
通常ステージ、ボスステージ、そして小判だらけのボーナスステージと
画面固定、ステージクリア型のアクションゲームとしてよくまとまってると思います。
ダッシュ斬りで多数の歯車や敵を破壊するのはかなり気持ちよく
ルートを見つけてひりひりしながらクリアするものが多いこの手のジャンルに比べると
もっとアクション寄りの、爽快感溢れるステージ攻略出来ます。
実は最初、上手に操作出来ないストレスと、画面固定型だったというショックとで
アクション作るには演出面での派手さが不可欠だな。
予算が少なそうなG.Gシリーズではこれが限界かと思いましたが
そんなことはなかった。
これまで同様しっかり遊べる作品でした。
いいぞ、やっぱりG.Gシリーズ最高です。
これからもついていきます。
と思いを新たにファンを続けようと思ったのであった。


以上、忍カラクリ伝で遊んでみたでした。
ではでは(・ω・)/