スペースハリアー[AC版]で遊んでみた(レビュー62) | バーチャルコンソールクエスト

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不定期でお送りしておりますバーチャルコンソールレビュー。
62回目の今回はアーケード版のスペースハリアーをお送りします。
それでは


スペースハリアーはセガが1985年にアーケードで発表した
疑似3Dシューティングです。


この文章書くの2回目だw

レビュー41回目・マスターシステム版スペースハリアーの回
スペースハリアーの素晴らしさ、そしてマスターシステム版の涙ぐましい奮闘ぶりについて
切々と書いていますがあの時はオリジナルがバーチャルコンソールで
しかもこんなに早く登場するなんて夢にも思ってなかったもんなあ。
いやいや大変うれしい誤算ではありますがスペースハリアーについてはもう書いちゃったし
ここで取り上げて何書くよ?
と思ったりもしましたがそこはそれ、探せばまだ書く事あるセヨー
ということで今一度マダオの昔話にお付き合い下さい。


アーケード版スペースハリアー。
1985年当時はゲームセンターのゲームが燦然と輝いてた時代で
中でもスペースハリアーはその最先端を走っていた作品でした。
遊園地のアトラクションのようなローリング筐体による派手なアクションについて
語られることも多いですが、映像表現としてもずば抜けてすごかった。
ファミコンやマークⅢは64色(ファミコンは厳密に言うと52色だったかな)
アーケードも1000色オーバーですげえ、あれすげえとか言われてた時代に
32000色使えますとかおまえアホかといいたくなるむちゃくちゃっぷりであります。
スペースハリアーでパステル調なステージが多いのはおれこんな色も出せるぜっ
と多少自慢じみたところもあったんだろうなあw
そしてその色数を処理する速度もハンパなく、
MSXなんかカクカクしながら必死でスクロールしてた時代にw
超高速で滑らかに迫ってくる敵を多数処理できる実力も規格外で
おまえほんとにアホかと言いたくなるオーバースペックっぷり。
ほんと無茶しとったなあw


そんなスペースハリアーも今やDLコンテンツのひとつとして配信される時代。
しかもわずか29ブロック。
時代は変わるなあ。
というか200ブロック以上使ってるのにショボーン(´・ω・`)
なWiiウェアなんかスペハリの爪の垢でも煎じて飲んで欲しいですよ、ほんとにwwwww

昔は時代の先端を感じることができる場所がゲーセンでしたが
21世紀はアーケードがパイロット版で完全版は家庭用としてリリースされる時代。
そしてわざわざゲーセンにいかなくても家にいながら多くの人と対戦できる時代。
いい時代になったと思うと共に、少し寂しさも感じる38歳。
でも家で遊べるありがたさ、名作がいつでも買える素晴らしさを喜ぼうではないか。


ということでダウンロードして遊びます。
マスターシステムじゃなく、オリジナルですよ。
これでときめかない昭和のアーケードゲーマーはいないはずですよ。



またまた面白すぎて泣いた。


いいですなあ、オリジナルは。
圧倒的なグラフィックもさることながら
オリジナルのBGMとSEいうのは相当泣けます。
テレビは観る以上に聴くものだよなあ、なんてこと時々思うのですが
昔のゲームも動きを見て楽しむ以上に聞いて楽しむものだったのかもしれません。
最近の作品は作りこみすぎて聴力がヘタレてきたぼくは結局どんな曲だったかなあ?
てな具合でメロディよく覚えてなかったりすることが多いのですが
この頃のはメロディにベースラインと音数が今ほど多くないのでその分よーく覚えてます。
SEまでよく覚えてる。
敵やキューブ等の障害物が横を過ぎていくときのドップラー効果とかたまらん。
敵がショットをはじく音につまずいたときもれる声、
やられた後のゲットレディ、ぼくの友達は『やっぱやり』に聞こえると言い張ってたがw
やっぱやりってなんやねんwwwww

OP・クレジット音からボーナスステージ・ネームクレジットのBGMまで感動しっぱなし。
これはもう当時遊んでた人にしか分からない感動なので
今時の子供達には申し訳ないですが
おっさんはよかった、おもしろかった、相変わらずで泣けたとしか書きようがないですwww

さて、ゲーム本編で遊べるというだけでも十二分に感動しきりなのですが
セガはやってくれました。
VCに移植する際、ヌンチャクを操縦桿に見立てたプレイ可能にしてきたのです。
ヌンチャクを手前に倒すと下に、引き上げる動作で上に。
円、もしくはひし形の軌道を意識して操作すれば当時のプレイ感覚が鮮明によみがえります。
スペースハリアーは真ん中に操縦桿+ショットトリガがありまして
この他にレバーの左右にもショットボタンが配されてまして
人によって右手レバー左手ショットとか、左手レバー右ショットとか
レバーオンリーでトリガ引き倒すとかおのおのスタイルがあったんですが
これもヌンチャクのCボタンとリモコンのAボタンがショットに対応してるので
あとは当時のスタイルに応じて遊べます。
ヌンチャク右に握ったり左に握ったりしながら、当時どうだったか思い出す。
僕は右でレバー握って、左手でショット連打してたなあ。
今までの家庭用は、特殊コントローラを買わなければパッド操作が基本となりますので
この操縦桿の感覚を再現すべく、キーコンフィグに上を入力すると下に
下を入力すると上に移動するリバースモードというのが
スペハリやアフターバーナー等操縦桿を使うゲームにはあったんですが
ヌンチャクがあればそんなモード必要ないですね。
だってあの操作がそのまんま、特殊コントローラのようなオプションを装備買うことなく
遊べるんですもの。
素晴らしい、素晴らしすぎます。
これあれかなあ、なんとかループレバーなんかも再現できないだろうか。
さすがにそれは無理かwww


やはりオリジナルは偉大でした。
これは是非体験してもらいたい。
昔のゲーセンは不良の溜まり場、不健全な場所というイメージが強く
僕もよく補導員のおばちゃんたちや先生に尋問され、
時には翌日強面の同級生達と共に職員室呼ばれてビンタされたりもしたなあ。
こっちはゲームがやりたい一身で怖いお兄さん達の脅威にもめげず通っていたというのにw
そんな時代でしたので実際にゲーセンでは遊んだことない人も多いでしょうけど
VC版スペハリは手軽に操縦桿プレイができる素晴らしい環境を用意してくれましたので
これを機にオリジナルの魅力に触れてもらえればと思います。
そしてできれば、移植版にも触れて欲しいなあ。
オリジナルを知る僕らは、移植作を多少バカにした風に語ることも多いんですが
移植作にもそれぞれドラマがあります。
文句を言いつつも夢中で遊んだもんです。
ゲームの楽しみ方のひとつとして色んなハードの移植作を遊び比べてみるというのも
面白いんじゃないかなあ。
そういう意味でもオリジナルを配信してくれるアーケードの登場はいいですな。
今後の配信ラインナップが楽しみ楽しみ。
メーカーさんもオリジナル・移植と全タイプ配信してくれますように。


スペースハリアー(アーケード版)
アーケードタイトル:セガ:2009年3月26日配信開始
DLに必要なニンテンドーポイント:800


僕のオススメ度  32768%