くまたんち日誌・ファイナル | バーチャルコンソールクエスト

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ネタバレ上等で書いてますのでご注意下さい。




10月11日(土) 
迎えのトラックが来た。
園の動物達に別れの挨拶を済ませるくまたん。
そして最後に僕の所へ来た。
別れの挨拶。



そしてトラックは行く。
くまたんは







ぼくの隣に居ます。
まぐろうと、園長の粋な計らいにより
くまたんは正式ににぎやか動物園の一員になった。
わずか2週間ですっかり人気者になったくまたん。
これからも賑やかなショーで園を盛り上げてくれることだと思う。
僕も負けないよう、一生懸命世話をしようと思う。
改めて言おう。
くまたん、これからもよろしく。

くまたん担当:なかじマダオ





ゲーム内時間がリアル2週間であれば
こちらもリアルに2週間記録つけたろうじゃないか。

と、連日飼育員なりきりモードでお送りいたしましたくまたんち日誌。
これにてひとまず終了とさせて頂きます。
いつも以上にどうしようもなくぐだぐだな文章だったにもかかわらず
お付き合い下さった皆さん、ありがとうございました。
いやあ、存分に堪能しましたよ、くまたんち。
ということでエピローグを迎えましたので
改めてくまたんちの感想など。


えー 長い事ゲームやってまして、そんな中で感動したドット絵数あれど
フィールドからキャラまで何もかもが完璧すぎて芸術の域に達していた
タクティクスオウガとTTFを超えるものは現れないだろう。
ドット絵芸術ここに極まれり、そう思っていましたが
くまたんの日常の仕草から、遊具や芸の道具に用意されたパターンの多彩さ、
アニメーションのために考え抜かれたパターンの数々。
緻密に描かれたタクティクスオウガの仕事とは対極に位置しますが
その仕事の完成度の高さは勝るとも劣らず。
とにかくここまでかわいいドット絵に出会った事はありませんね。
ドット絵職人の中でも人間国宝級の仕事だと思います。
バニラウェア開発のプリンセスクラウン・オーディンスフィアも
かなりいい動きをしますがくまたんはその上をいってるなと思います。
それは多分、前者がアクションゲームで動きと同時に
ゲームとしての面白さを追求する必要があり、
その分だけパターンに多少の制限が出たり
プレイヤー側に動きを堪能する余裕がなかったりするのに対し
くまたんちはスローライフシミュレーションという眺めゲーにしたことにより
作り手も受け手もくまたん達の動きを存分に楽しむ事ができるからだと思います。
動きにこだわる本作、眺めゲーにしたのは最高のチョイスだったと思います。
また、単なる眺めゲーではなく、写真撮影してお金を稼ぐシステムが
ドット絵を更に深く味わうシステムとして存分に機能していたと思います。
ほんとに細かい職人芸なので、一瞬の、1フレームにも魂のこもった絵が用意されていて
その1枚をファインダーに納める事ができる。
しかもその細かすぎて肉眼では確認出来ない1枚に
シャッターチャンスとして高いポイントを与えられていて
そこを押さえると金銭的にも潤うという一粒で二度美味しいシステム。
眺めて良し、1コマずつ楽しんでも良しと最高のシステムだと思います。

僕は最初リアルタイムで時間が進行、という部分にちょっと否定的だったりしましたが
放置プレイでもそれなりにお金が貯まり、道具を買いそろえられるようになりますので
時間をかけて接すれば、くまたんを存分に楽しめるように出来ていて
ああなるほど、と納得しました。
リアルタイム進行だと夜は眠っててなにも出来ないんじゃないかと心配しましたが
にぎわい動物園は24時間営業だったので(笑)
いつでも好きな時に好きなだけくまたんを愛でる事が出来たのでよかった。
こういうリアルタイム進行だったら大歓迎です。
イベントも含め、時間経過とともに尻上がりに盛り上がっていったので
ほんと楽しかった。
というか最後の2日は楽しさと切なさが入り交じった複雑な心境でしたよ。
くまたん罪作りくま。

もひとつくまたんちがサイコーだったところ。
それは音楽。
ベイシスケイプの手によるサウンドディレクションは最高でした。
BGMもSEも世界観によくマッチしてた。
そしてさらに良かったのがオープニングとエンディング曲。
よく出来たアニメを観てるような、世界観にマッチした曲で感動です。
特に金田充弘さん作曲のエンディング曲はそれまでプレイしてきた感動と相まって
ほんわか泣けました。


てな感じでくまたんサイコー!
で締めてもいいのですが、やはり序盤の辛さは気になる所。
くまたんちは序盤道具も少なく資金も貯まりにくいので
せっかく多彩に用意されてるドットパターンを存分に楽しむ事が出来ません。
ここでダメだと烙印を押されても仕方のない作りだったりします。
ここはほんとに惜しい。
くまたんちをやる事が少ない、面白くないゲームと受け止める人が出る事は
それはもう仕方が無い事だと思います。
もう少し序盤に、プレイヤーを引き込むなにかがあれば
もっともっとくまたんちの魅力を多くの人に伝えられたのになあ。
尻上がりに盛り上がる作品だっただけにほんと惜しまれます。
もひとつ、これは贅沢な欲求かもしれませんが惜しかった点が。
くまたんと長く過ごすと、くまたんがどんどん可愛くなってきます。
それはもう我が子のようであります。
なので、できれば、オンラインで他の人と我が子自慢出来る場があればなあ。
そう思いました。
そうだな、ポケモンコンテストのような芸と可愛さを自慢出来るシステムか
写真自慢コンテストがあればなあ。
そんなシステムだったら娘用にもう一本買ってましたね。
そうそう、くまたんち小学生の娘にもバカ受けでしたよ。
子供は見た目で掴めれば序盤の辛さもなんのその。
大人が投げ出しそうなモノでも気にせずガンガン遊び込みますので
もっと低年齢層にアピールしても良かったんじゃないかなあ。
そして友達と繋がるシステムがあれば…
くまたんそうとう化けるんじゃないか、そんな気がしました。
これは感想というより要望ですね。
もし次回作があれば是非。
くまたんちが持つポテンシャルはこんな所で終わるもんじゃありません。
まだまだ行けるはずですよ。
是非是非次回作お願いします。
いつまでも待ってますよ。



そうそう、くまたんち本日までのイベント数を発表しようかと。
200以上あるらしいイベントですが登場するタイミングに違いがあるのかな?
と思いまして。
では僕が2週間過ごした時のイベント数はこちら。

プロローグ×3
1・2・3

らびたん×21
1・2・6・7・8・9・10・11・12・13
14・15・16・17・18・22・23・24・25・26・43

ねこくん×21
1・2・12・13・14・15・16・17・18・19
20・21・22・23・24・25・33・34・35・37・43

とらのおねえさん×21
1・2・6・7・9・10・11・12・13・14
15・16・17・18・19・20・21・22・24・25・43

うしのおねえさん×9
1・10・11・12・16・17・22・23・35

さるじい×18
1・2・12・13・14・15・16・17・18・19
20・22・23・25・29・30・31・47

まぐろう×13
1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12・13

すもも×24
1・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・12
13・14・15・16・17・18・19・20・21・22・23・24

エピローグ×4
1・2・3・4


ということでまだまだ遊び甲斐がありそうであります。
そしてくまたんちマルチエンディングみたいくま。
くまたんの保護者の方々、エピローグは何番でしたか?
僕は1でした。
クリアした時点でエピローグ自体は全部見られるようになりましたが
どこら辺が分かれ道なんでしょうね?
いろいろ仕掛けられてるなあ。
くまたんち攻略本欲しいなあ。
というか、最近アニメ出版界では絵コンテ本なるものが流行ってるよですが
くまたんちはドット絵全パターン集出版して欲しいですね。
1冊3000でもサクッと支払いますぜ、おいらは。
あとねんどいろぷちあたりで是非立体化もお願いしたいです。


以上、くまたんち日誌・ファイナルでした。

スタッフのみなさん、
最高のゲームありがとうございました



マダオはそろそろバーチャルコンソールレビューがんばるくまwww
ではでは(・ω・)/
重ねてお礼。
読んでくれた人ありがとう。