トランスフォーマー・コンボイの謎で遊んでみた(レビュー38) | バーチャルコンソールクエスト

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スペランカー、ボコスカウォーズと昭和を代表するクソゲーを取り上げた以上
こいつにも触れねばなりますまい。

ということで、レビュー38回目の今回はファミコン史上最も有名なクソゲーのひとつ
トランスフォーマー・コンボイの謎をお送りします。


トランスフォーマー・コンボイの謎は1986年に発売された
横スクロールのアクションゲームです。

詳細は、超人気DVDとなったりゲーム化されたり(しかも神ゲー)と
視聴者も多分課長本人もびっくりのゲームセンターCXの
DVDーBOX第1巻特典映像をご覧下さいwwwwwwwwwwww



だ、ダメですか?

ダメですね。
でもさあ、いつもは頑張ってよかった探しするマダオですが
さすがに今回は無理無理。
久々に遊んだけど2面でギブアップ。
いや、ほんとよく1面だけでもクリアしたと思うよ。
大人が夜中によく頑張ったwwwww
これはほんとによかった探したけどなかったです。


ということで、それじゃあと、
トランスフォーマーはどの辺がダメだったのか考える事にしてみました。
これならできそうだ。

まず操作性。
そんなに悪くない。
というか普通。
十字キー下入力でロボ形態とコンボイ形態にトランスフォームできるんですが
小さいドットでなかなかよく表現されてます。

それじゃ対する敵か…





敵だorz

敵の出現パターンのやらしさもさることながら
当たり判定がおかしい。
当たったような気がするんだけど当たってないこと多し。
これあれだな、当たり判定っつうかお互いにショットの大きさが小さいね。
ということでこっちの攻撃はなかなか当りません。
なのに相手はかなりの精度で狙ってくるのでよくやられます。
理不尽じゃ。
また敵のサイズもおかしい。
ロボ形態時のショット位置より背が低い敵多し。
かといってコンボイ形態は真上にしか攻撃出来ない仕様。
これでどうやって倒せというのかwww

まあね、これ避けゲーと割り切ると意外に進めるんですよ。
パターン覚えてね。
ジャンプも最小限に抑えて。
避けゲーっつうか、走りゲー。
でも、マリオならまだしも自ら攻撃できるウルトラマグナスが
ロボ形態でひたすら走るってorz


そしてステージが長い。
ボスまでの道のりがガチで試練の道。
地味な敵の不可解な攻撃をひたすら避けて走り続けます。
そして、やっとこたどり着いたボス戦。
これがまた地味でして、ひたすらコアを狙い撃つのみ。
倒すとまた長くて辛い道のりが。
とにかく淡々としていて辛いんだなあ。
これが10ステージ×2周。
ゲームというより修行ですなあ。
精神修行。



僕が思うクソゲー。
ゲームとしての出来はトホホなので、正直人に薦められたもんじゃないのに
ついつい熱く語ってしまい、ついでにこのクソ体験を共有してもらいたいと思わせるゲーム。


そんな不思議な魅力を持ったゲームをクソゲーと呼ぶはずなんだけどなあ。
これは只のダメゲーのような気がします。
出来損ないのゲーム。
しかもネタになるほどには破綻していない中途半端っぷりで。
1200本以上あるファミコンソフトの中で
どうしてこれほどまでに知名度があるのかなあ、とさらに考えてみました。



チッ(・ω・)


チッ(・ω・)


チッ(・ω・)



チーン(・ω・)!!!




中古価格が凄かった。
僕たしかこいつ50円で買った記憶があります。
通常営業100円、セールだと50円、みたいな感じでしたが全国的にはどうだったのかな。
任天堂のベースボールと並んで中古100円以下の代名詞じゃないかと思うのですが。
たしか僕がゲーム屋さんでバイトしてた頃の買い取り価格10円だったなあ。
意外と売った記憶もあるし、そこそこお店に貢献はしてたなw
こんなダメゲーでも出荷だけは30万本ぐらい出てますんで
(当時のソフトは大体こんな数字だったりします。今じゃあり得んなあ)
ワゴンなり中古特価なりで出会った人は多いでしょう。
遊んだ人が多いという事は沢山の人の記憶に刻まれてるということなので
今でも名前が出てくるんでしょうね。
しかしこれ定価で、しかも誕生日やクリスマスプレゼントに買ってもらった
お子様もいるんだろうなあ。
そりゃトラウマにもなりますよ。
タカラトミーもレッツトラウマとか行ってる場合じゃないよ。
当時のチビッコ達に謝罪すべきだwwwww



それから、発売された時代がよかったんでしょうね。
今ならネタにすらされないダメゲーで、バイヤーさんも仕入れそうに無いので
店頭にすらならばないと思いますが昔は並んでましたよね。
そうそう、発売元がタカラだから並んでたんだろうな。
おもちゃ屋さんの力がまだまだ強かった時代ですもんね。
また、僕らもゲームはなんでも面白いもんだと思い込んでたふしがありますから
この頃はどんなゲームでも必死に取り組んでましたもんね。
そうそう、時代時代、時代ですね。
一台のファミコンをみんなで遊んでた時代。
友達ばかりじゃなく、兄ちゃんの後ろで見てました、な人も多そうだな。
とにかく、数人のギャラリーに見守られながらゲームをやってた時代です。
臭そうな靴が玄関に溢れかえってる様が今でも鮮明に蘇ります。

「こんなゲーム無理やー」

「ちょっと俺にやらせてみー」

「ほら無理やー」

「今度僕にやらせてー」

こんな会話があちこちで行なわれてたであろう時代。
そして一面クリアしただけでヒーローですよ。
そりゃクソゲーだろうとなんだろうとみんな盛り上がるわなあ。
トラウマを共有してれば記憶にも残るでしょう。
よかったなあ、お前。
みんなに覚えてもらえてて。
しかもバーチャルコンソールで配信だぞ。
さらに人気ランキングにまで顔出しやがって。
こんな幸福な作品はそうないと思えてきました。

スペランカーのように実はよく出来たゲームだったわけでもなく、
ボコスカウォーズのような究極のネタゲーだったわけでもありませんが
少し、ほんの少しだけ、配信されてよかったなあと思ったマダオでした。


でもね、でもね、本気でつまらんから若者は遊ばんほうがいいです。
ゲームのなにもかもが知りたい若者以外はね。




トランスフォーマー コンボイの謎(タカラトミー)
ファミコンソフト・2008年6月10日配信開始
DLに必要なWiiポイント:500


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