古本屋の奥のディスクライターもどき | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

ここ最近、初代ゼルダで遊んでおります。
レビューするため遊んでおります。
あれほどの名作がVC人気ランキングに顔を出さないのか不思議でしょうがないのです。
おかしい、これはレビューして初代ゼルダの魅力を伝えねば!!
とよせばいいのに熱くなってしまったのです。


でですね、いざ遊んで、やっぱ最高じゃないか、さあ色々書くぞ。
とmacさんに向かったまではよかったのですが
ゼルダ書くならディスクシステムの歴史も…
といつものように横道逸れまくりでなんか収集がつかなくなっちゃったwww

ということでゼルダレビューは近日中に、もちょっと落ち着いて
ゆる~く書けそうになったら再開するとして今日は横道逸れまくったうちのひとつ。
昔お世話になった古本屋さんのアレについてでも書こうかと思います。


みなさんはゲーム売るなら基本は買取やってるゲームショップでしょうかね。
それともネットオークションに出品しちゃいますかね。
今では中古ソフトも普通にありますが僕等の頃にはまずゲームを売るという発想がなくて
はじめて近所に今は無きファミコンショップ・ブルートが出来たときには
ゲーム買ってくれるんだって、すげーやと驚いたものです。
しかしそれ以前にも、ゲームの中古販売やってる店はありました。
それはどこかというと古本屋。
今でもブックオフなんかゲームも買い取ってくれますよね。
でもブックオフはあれなんだよなあ、買い叩くくせに販売価格高かったりするからなあ。
どうしてあそこに売っちゃうかなあとか思ったり思わなかったり。
でも時々チェックしにいきますよ。
掘り出し物はどこに転がってるかわかりませんから。
ということで古本屋も大きくオシャレになっちゃいましたが
僕の言ってる古本屋はもっと昔からある古本屋さん。
基本すっごく狭くてね。
天井まで本まみれで一角にビニールに包まれたエロ本やエロマンガ売ってる
いかにも胡散臭そうなお店のこと。
今はほとんど潰れちゃいましたけどね。
そんなお店の一角に、ある時期から中古ゲームが並ぶようになりました。
あれって買取価格どう決めてたのかなあ。
古本屋さんって横の繫がり強いから誰かが始めて全国に広まったんでしょうなあ。
ただ、昔の僕にとってはゲームは宝物でしたし胡散臭いオーラ満載の
古本屋さんでゲームを売ることも買うこともありませんでした。
箱・説明書なしのものが多かったような印象もありましたし。

しかしほどなくして、別の用途で古本屋さんに足しげく通うことになります。
それはなにかというとディスクシステムの書き換え機。
これもどういう経緯で普及したのかは分かりませんが
古本屋さんや駄菓子屋さんにあったよ、といった意見よく見かけまして
駄菓子屋さんは昔貸本屋さんだった場合が多いので
こちらも古本屋屋さん業界の横の繫がりで普及したんじゃないでしょうか。


ROMの大容量化、ボタン電池によるバッテリーバックアップと並んで
ディスクシステム衰退に一役買ったと思われる
任天堂にとってはほんとに迷惑な存在だった不正書き換え機ですが
お金のなかった僕らにとってはありがたい存在でした。
これがなければ遊んでないソフトがたくさんありますよ。
例えばブリーダーや19(ヌイーゼン)・爆闘士パットンくんといったソフトプロ作品や
バップのエアフット・アイレムのきね子などのディスクシステム名作群には
絶対出会ってなかったと断言できますし
書き換え用ディスク確保目的でワゴンから適当に買った中から
消えたプリンセスとの出会いが生まれていたりとディスクシステムを語るには
外せない存在であります。
というか僕が遊んだディスクシステム作品の比率は
古本屋30%:ワゴン30%:定価30%:書き換え10%
てな感じじゃないかと思われます。
ゲームプレイ経験値を大幅に底上げしてくれてますなあ。

国内で2000万台近く売り上げたファミコン本体と比べると
その4分の一程度しか売れていないディスクシステムですが
(ツインファミコン入れるともちょっと上がるかな)
ディスクシステムユーザーの多くは百貨店のディスクライターや
不正書き換え機利用して名作からひどいクソゲーまで
かなり沢山の作品プレイしてるんじゃないかなあと僕は思ったりします。
最近のVC人気ランキングでもウパやバブルボブルといったディスク作品が
上位にランクインしたりしてますがこれ、
古本屋ルートで遊んだユーザーけっこういるんじゃないでしょうかね。
どうですか、みなさん?

えー、僕はバブルボブルもウパも古本屋さんのお世話になってますorz
当時は大損失だったかもしれませんが時代が過ぎ、
まさかこのような形で蒔かれた種を回収できるとはメーカーも思ってなかったことでしょう。


今、大人になって当時を振り返るとやっぱ違法コピーはいかんよなあ。
と思ったりするのですがでもやっぱり遊びたいですもんね。
当時、正規のディスクライターは主に百貨店に設置されていて
行くのに時間が掛かるし電車賃も掛かるしと若干敷居が高く
その点古本屋さんは通学途中にあって価格は正規よりちょい安いところで
(確か300円ぐらいだったと思います。+50円でマニュアルコピー付きだったかなあ)
設定されていたのでついつい利用してましたね。

お金を稼ぐことの出来ない子供たち、だけでなくお小遣い制のお父さんたちも
思う存分欲しいものを買うことはなかなか難しいですよね。
違法コピー問題は綺麗ごとだけでは済まないなかなか根深い問題ですなあ。
実は、古本屋さんにあったディスクライターについては過去に何度か書こうとしたんですが
どうしても違法コピー万歳的な要素を含んじゃうのでやっぱ止めとこう
と何度も引っ込めちゃってたりする記事なんですけど
でも先月・今月とディスクの古本屋さんで出会った名作がVCでリリースされちゃって
どうにも書かずにはいられなくなったので
ちょっとお世話になった思い出と懺悔の念両方を込めましてアップすることにします。

社会に出てからはちゃんと買ってますよ。
古本屋さんのディスクライターも登場から2~3年、
ディスクシステムの衰退とともにいつのまにか消えてしまってました。
これは因果応報、自業自得ということでしょうか。
しかしその2~3年の間、全国規模で見るとかなり荒稼ぎしてるんだろうなあ。
古本屋でお世話になったタイトルがVCで出た時はごめんなさいの意味も込めて
なるべくダウンロードするよう勤めております。
とはいえゲームは出荷した時点でメーカーの利益は確定する仕組みだったと思うので
違法コピーで大打撃受けるのは問屋さんや小売店なんでしょうけどね。
いやほんと商品を売るというのは綺麗ごとだけでは済みませんな。
僕等の手元に届くまでに多くの人の思いが乗っかってると思うと
積んじゃうのも失礼だなあ、と時々思います。
でも積んじゃうけどwww
古本屋で出会った作品も沢山ありますが、作ってくれた人、それに関わった人
そして作品そのものへの感謝の気持ちだけは忘れないようにしないとね。
と思い出話から懺悔話になってしまいましたな。
いろいろ複雑な思い出話。
ゲームからは本当にたくさんのものを貰っております。


以上、遊んだゲームはすべて財産。今は還元モード中のマダオがお送りしました。
ではでは(・ω・)/