「世界はあたしでまわってる」のかちょっと見てみた | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

PS3ユーザーもそうでない人も昨日の注目はメタルギアソリッド4でしょう。
ぼくは某カメラ屋のゲーム売り場に行き多分5本位しか入荷しなかったと思われる
世界はあたしでまわっているをしっかり握りしめてスネークはスルーしちゃったけどねw

というわけで世界はあたしでまわっているを昨日から…
のつもりでしたが昨日くたくたでPSPででっかいイノシシ一匹狩って寝ちゃったので
早起きして2時間ちょっと遊んでみたのでそこまでの感想を。


えー、これ遊んだ事あるよね。
うん、このアイテム知ってるもん。

えー、あなたもどこかで会ってますよね。
あなたもあなたも瓜二つの方を知ってますよ。
というか攻撃方法からふらつきや毒なんかの追加効果もいっしょですよね。

えー、仲間になるスライム君も絶対会ってるよね。
部位ごとに相手の能力をコピー出来るマネマネの実の能力者なんてそういませんから。

えー、宿屋も泊まった事ありますよね。
寝る前の食事でパラメータ上げが出来る宿屋のこと忘れる事ありませんから…


Σ(=°ω°=;)チッ

Σ(=°ω°=;)チッ

Σ(=°ω°=;)チッ




(´・ω・`)チ━━━━ン!!!





分かった!
ダンジョンメーカー魔法のシャベルと小さな勇者も
世界はあたしでまわってるも






RPGツクールDSで作られたソフトなんだ!!





※注意!RPGツクールDSなんてソフトはありませんwww


ダンジョンメーカー(DS版)があんなに面白いにも関わらず
お世辞にも売れたと言いがたい状況の中1年経たずに次回作発売。
そのアグレッシブさには頭が下がります。
ついでに厳しい台所事情もお察しします。
マダオ少々悪ふざけが過ぎました。
大部分が前作のデータ流用でもいいじゃない。
肝であるシステムが新しければそれは全く新しいゲームだよ。
これは素晴らしき新作だ。


さてさて、触れずにはいられない項目はしっかり消化したのでwww
今度こそ世界はあたしでまわってるを遊んでみた感想など。


せかあたのジャンルはあたしのためのRPGとなっております。
そういえば銀魂クエストはギンタマルチRPGって書いてあったし
モンハンもハンティングアクションだしみんな好き勝手にジャンル作っちゃうなあw

そんなあたしのためのRPGであるせかあた。
実際遊んでみるとふーん、たしかにあたしのためのRPGだ。

何不自由無く育ってきたお姫様が、超美形の冒険者に一目惚れ。
120%付き合ってもらえるだろうと声をかけるも爆死。
しかしお姫様は諦めません。
冒険者の若者に認めてもらうべく立派な冒険者になると宣言して城を飛び出すのでした。

つかみはこんな感じですね。
で、行く先々で村人から魔物退治やらアイテム集めを頼まれるので
これをこなして成長していくというシステム。

がしかし、この村人たちが仕込みであります。
わがままなお姫様が無事冒険出来るかどうか心配な王様が
国一番の戦士に姫を陰ながら見守るように依頼。
そこで戦士は先回りしてあの手この手で姫に試練を課しつつ
成長を見守っていて、そうとも知らない姫は一人冒険者になるべく頑張る…

という設定であります。
あたしのためのRPG。と謳ってありますが実のところこれ
日テレが時々やってるはじめてのお使いとなんちゃ変らないんじゃないでしょうかwww
ということでマダオはせかあたをはじめてのお使いRPGと呼ぶ事にしますwwwww


すみません、またおイタが過ぎましたかねw
いよいよ、システムの方に目を向けましょうか。

上記の通り、はじめてのお使いRPGなんで、依頼を受けてそれをこなすお使いRPGであります。
村ごとに移動可能なフィールドが用意してあって
(これは5×4とかの升目状でファイアーエムブレム等のマップを連想してもらうといいです)
そこを徘徊しつつ魔物退治やアイテム集めをするって寸法です。
で、依頼をこなすと門の鍵がもらえ次の村へ。

戦闘システムも基本オーソドックスなコマンド式。
本作で特徴的なのは次の3点。

一つ目は魔法、魔法は主人公でなくお供のオウムが使いまして
(キャラとしては主人公&オウムで一人)
敵の魔法を喰らった時にラーニングして覚えます。
回復系魔法はイベントで覚えるようです。

二つ目はもう一匹のお供ミミックスライム。
ダンジョンメーカープレイヤーならお馴染みですよね。
こいつはデフォルトでは非常にひ弱なんですが戦闘で生き残った場合
時々相手の能力(頭・胴・腕・足の4カ所)を真似する能力が発動しまして
たとえば毒虫のの頭を真似た場合、攻撃がデフォルトの打撃に加え
時々毒攻撃が出来るようになったりします。
また敵が人型だった場合、主人公と同じく武器や防具が装備可能になったりもします。
武器は敵の得意武器によって装備出来る種類が変ります。
ということでこのミミックスライム育成は本作の楽しみのひとつであります。

最後、三つ目の特徴は本作の売りとも言えるわがままシステム。
HP・MPとはべつにWP(わがままポイント)が設定されてまして
これを消費する事で各種わがままを発動させるという斬新なシステム。
フィールド用と戦闘用と街用の3種類ありまして
フィールド用は本来森である場所を草原や荒れ地にしたり敵レベルを変化させたりで
出現するモンスターやアイテムを自分の都合に合わせて変化させるものや
経験値やアイテムドロップ率・エンカウント率をアップさせたりと
基本プレイヤー有利なスキルばかり。
戦闘用は先手を取ったり相手の黙らせる事で戦闘を有利にするものから
敵から逃げるのではなく敵が逃げ出すような言動取ったりと(ボスには無効)
各種わがままが揃っております。
3つ目の街用は武器屋の品揃えをむりやり充実させたりと
わがままポイント消費して発動するイベントといったところでしょうか。
最後に依頼をむりやりクリアしたことにしてしまう最大のわがままがあるのですが
ゲームを楽しむならこれはあんまし出番ないかも。
まあポイントが許す限りわがまま放題という一見大味なシステムですが
実はこれに合わせるかのように敵のレベルがけっこうシビアに調整されていて
わがままをいってちょうどよいバランスになっています。
というかわがまま言わないとけっこう厳しい。
魔法のラーニングやミミックスライム育成の要素、
そしてお金稼ぎが敵が落す現金よりもドロップしたアイテムの売却メインになっているので
ついついバトルを繰り返したくなる本当によくできたバランス。
わがままはあくまでもこちらが若干有利になるようにしているだけでして
オーソドックスなコマンドバトルながら繰り返しても飽きにくく、やり応え十二分な内容。
そうだな、わがままシステムは普通のRPGでいう補助魔法や補助スキルが
成功率100%で決まるというもんでしょうか。
マホトーン!といって相手を黙らすより
あんたちょっと黙って!っと黙らせる方が断然愉快ですよね。
ちょっと超監督涼宮ハルヒさんを連想しちゃうなあ。
わがままは必ず決まりますが(今の所)効果は一時的なものでして
目の付けどころの素晴らしい、よく練られたシステムであります。



それにしても、最近のゲームレビューなんかでは作業色の強いお使いRPGは
マイナスポイントとして挙げられる事が多いんですがほんとにマイナスでしょうか。
たしかにやらされてる感があるといえばあるんですけど
テンポよく遊べるんであれば地道なレベル上げやお使いも
僕は逆に好印象だったりするんですけどね。
モンハンのように色んな要素もすべては有意義な狩人ライフを送る事。
という風にひとつの目的に集約されてれば全然問題ないんですけどストーリーはマルチ展開、
他にもサブイベントにEXダンジョン等やり込み要素満載なんて言われてもですね。
僕はあれやこれややってるうちにどれも中途半端なまんま飽きちゃったりするんすよ。
それよりも目的がはっきりしていてあとはキャラ育成とアイテムゲットに燃えてればいい
お使いRPGの方が断然楽しい、いつまでやっても楽しい、と僕は思うのです。
これめちゃくちゃ楽しいよ、繰り返しが全然苦にならない。
グラフィックはPS1世代のRPGレベルだったりしますけど中身は保証しますよ。
非常にテンポよく遊べます。
いつでもセーブ可能ですしね。
前作遊んでる僕はちょっと前の作品だけどとても懐かしくてうれしかったりしてますし
なにより意外にしっかり逞しく育っているお姫様の行く末がとても気になります。
影で見守る戦士の言動も愉快ですし。
このまま影で見守るばかりなのかな。
派手なムービーなんか一切ないけどストーリーもしっかり楽しめております。
チープさを微塵も感じさせないのは主人公のキャラがしっかり立ってるからでしょうね。
最初の方で失礼な事書きましたが限られた予算の中でしっかり遊べるものを作っていて
いい仕事してますよ。
携帯機用RPGとしては文句無しです。


ダンジョンメーカーはお店であまり見かけないという悲しい状況でしたが
こいつはお姫様のわがままシステムがクローズアップされたお陰で
(といってもみんなが期待してたしシステムとはちょっと違うと思いますが)
そこそこ出回ってそうなのでもし見かけることがあれば是非手に取って欲しいと思います。
買って損はないと思いますよ。
そしてもし幸運にも前作に出合う事がありましたら
こちらも会わせて楽しんでもらえればと思います。
いや、こっちで遊んでからせかあたチャレンジすべきでしょうか。
システムのみならず色々懐かしい顔が登場してニヤニヤしっぱなしですからね。
この辺のこと考えるとモンスターやアイテムに基本システムが
前作と同じでも全然オッケーですよね。
むしろ同じじゃないと困る。
もしせかあたがプチヒットでもしたら思い切って
ダンジョンメーカー廉価版投入考えてもいいんじゃないかなあ。
あのまま埋もれさすには惜し過ぎるし本作をきっかけに
ダンジョンメーカーに興味を示す人もいるでしょうから。


ということでせかあたファーストインプレッションをお送りしました。
どのくらい売れたのかなあ。
本音を言うと大奥記のグローバル・A・エンタテインメント発だったんで
遊ぶまでちょっと、いや大分心配だったんだよなあw
その心配は杞憂に終わりました、よかったよかった。
ではでは(・ω・)/