ポケモンスナップで遊んでみた(VCレビュー19) | バーチャルコンソールクエスト

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今年の干支はねずみということで2008年最初のレビューは
ねずみポケモンであるピカチュウも大活躍する
ポケモンスナップでいこうかと思います。


ポケモンスナップは1999年にNINTENDO64で発売された
ポケモン撮影ゲームです。
写真撮影ゲームといえばアイレムがPCエンジンで出した激写ボーイか
ナグザットが3DOで出したバーチャルカメラマンが思い出されますが
今の若者にはどちらも馴染みが薄いでしょうなあ。
一応説明しますと激写ボーイはガンシューのような感じのアクションで、
バーチャルカメラマンは脱衣グラビア撮影ゲーとでもいいましょうか。
そういえばラブデリックのU.F.Oも写真撮影ゲームですね。
まあとにかく一般には馴染みの薄いマニアックなジャンルであります。

では内容&操作説明いってっみましょう。
ポケモンアイランドにカメラマンとして訪れたプレイヤーは
オーキド博士の依頼でポケモンの写真を撮る事になります。
特定のコースに乗り物に乗って移動しながら撮影します。
例えば遊園地、そうだなあ、ディズニーランドにある
プーさんのハニーハントのようなライド系のアトラクションが
あると思いますがあんな感じでコースを巡りながら
ポケモンを撮影していくことになります。

ということで乗り物は予め決められたコースをスタートから
ゴールまで自動で進んで行くこととなります。
その中でプレイヤーがすべき事はひたすらいい写真を撮る事。
64ソフトということでクラシックコントローラ必須となっております。
まず左アナログスティックで視点移動。
いい被写体を見つけたらLボタンでカメラを構えて
Aボタンでシャッターを切る
という簡単操作。
といってもアナログスティックなのでこの基本に慣れるのに
ちょっと苦労すると思いますが慣れてしまえば狙って
バシバシ撮りまくることが出来るようになりますよ。

しかしながら、この基本だけで野生のポケモンのベストショットを
撮影するのには無理があります。
ということでここで撮影に役立つアイテム登場。
アイテムはすべてカメラを構えていない状態でのみ使用可能です。
種類は3種類。
Aボタンはリンゴ。
ポケモンの撒き餌として使用したり、直接ぶつけてみたり。
Bボタンはイヤイヤボール。
こいつは文字通りポケモンが嫌がる煙が出ますので
隠れてるやつをあぶりだすのに有効。
カメラを構えていない時も画面の中心にカーソルが出ていますので
リンゴやボールはそこをめがけて飛んで行きます。
最後に、右スティックの下を入れるとポケモンの笛を吹く事が出来ます。
どんな効果があるかは使ってみてのお楽しみ。
曲は3曲ありまして下を入力するたびに変ります。
アイテムは最初から全部使える訳ではなく
ゲームを進めて行くうちにロックが解除される仕様です。

ポケモンスナップは撮影した写真の出来がスコアで表されます。
採点はオーキド博士(というかCPU)。
採点基準は被写体の大きさ、向きやポーズで判断され
その上で被写体が中心に写っていれば得点が2倍。
さらに同じ仲間も写っていればボーナスポイントとなります。
また、ポーズも向きや大きさで評価される基本ポイント以外に
技を出していたり特定のリアクションをしていた場合に加算される
ボーナスポイントがあります
のでより高得点を目指すために
アイテムを駆使して何度もコースを巡ることになります。
まずは撮影の腕を磨いて、のちに次々追加されるアイテムを使って
高得点を目指してもらおうというシステムですね。
最初から全部出来ても大変ですし、また徐々に追加する方が
あれを使えばあそこで何か起こるのでは?
と想像を巡らす事が出来、これがなかなか楽しいので
とてもよく出来たシステムだと思います。


1998年にピカチュウとボイスチャットして楽しむ
ピカチュウげんきでちゅうというソフトが発売されたのですが
そのCMに俳優の綿引勝彦氏が起用され、強面の綿引さんが
ピカチュウにメロメロになるという内容で人気を博し
翌年発売されたポケモンスナップでも撮影したピカチュウに
メロメロの綿引さんが再び登場し非常に印象に残ってるのですが
肝心のゲームの方はポケモン撮影するだけのゲームの何が
面白いんだと完全にスルーしておりました。

そんな僕が今回なんでこの作品で遊んでみる気になったかたいうと
ポケモンサンデーを見ていた娘にせがまれたのと
Wii専用機能として伝言板に写真が貼れるようになっていたことです。
VCでWii用に機能が追加されたなんて大事件ですからね。
ポケモンスナップは発売当時撮影データをローソンに持って行くと
お気に入りの写真をプリントしてくれるサービスを行ってたのですが
その代替案として追加したんでしょうかね。
とにかくVCで他のプレイヤーと繋がれるなんて素敵だなあ、と
興味がわいた次第であります。

で、実際に遊んでみた感想。

めっちゃくちゃ面白い。

ほんとに、やる事はポケモンを撮影する事。
それだけなんですがポケモンはいろんな所に隠れており
それを探すのに一苦労。
またコースを増やす為にはコースの仕掛けを解かなくてはならず
それにもいろいろ頭を悩まします。
その上、思わぬ形でポケモンが技を繰り出したり進化したりと
ライド系アトラクションながらとにかく仕掛けが満載なのです。
ベストショットを押さえる為なら苦労なんてどってことないよ。
と何度も何度も同じコースに挑戦し、狙い通りの写真が撮れた時の
うれしさといったらなんともいえないものがあります。
もうしたり顔でオーキド博士に提出ですよ。
また、ここで効いてくるのが伝言板機能ですね。
僕は送れる友人がいないので利用してませんが
友達がいるならばオーキド博士の評価とは関係ない、
おもしろ写真を撮る楽しみも出てきますのでますます
写真撮影に熱くなる事が出来ます。
これほんと、Miiコンテストチャンネルみたいに自慢の写真を
発表してみんなで投票出来るシステム、掲示板でなくて
ポケモンスナップコンテストチャンネルという形で登場してたら
神ゲー認定だったかもしれません。
是非是非Wiiでの新作登場を願ってしまいます。

ということで気がつくとリピーターとして何度もコースに出て行く
自分がいました。
いやあ、自慢の写真ローソンでプリントしたかったなあ。
今までこんな名作スルーしてた自分が恥ずかしくもありますが
こうして出会えたことを素直に喜びたいと思います。
バーチャルコンソール万歳。

以上、2008年最初のレビューでした。


ポケモンスナップ(64・任天堂)
2007年12月4日配信開始・DLに必要なWiiポイント:1000

僕のおすすめ度  95%
(最低は0、最高は一応100)