Wiiもいねぇしよう。
今週は30日配信予定のタイトル解説以外やる気出ねえよな~、新八ぃ。
などと糖分不足の銀さんのような悪態をつきながら
忍さんのバーチャルコンソール通信簿眺めてたら大事なこと思い出しました。
ぼくがブログ始める以前に配信されてるタイトルもとりあえず
解説しとこうと思ってたんだ。
まずはWii発売と同時に配信されたタイトルいってみっか、
と調べましたところなんと38本もありました。
1回じゃムリじゃ。
ということでまずはVCロンチとして配信された38本を
6回に分けて紹介しようと思います。
今回は第1回、14本配信されたファミコンソフトのうち7本。
ドンキーコング(任天堂)
ファミコン本体と同時発売のロンチタイトルの1本。
元々は1981年にアーケードで発売された作品で
この時点では名無しの主人公でありましたが
マリオのデビュー作でもあります。
全4面の画面固定型のアクションゲームで
数々の障害をジャンプで越えながらステージをクリアしていき
最終面では最上階まで追い詰めたドンキーをステージに配置されたボルトを
すべて外して(上を通過するだけでOK)下に突き落とせばクリア。
美女救出となり再び1面に戻ってループです。
ファミコン版ドンキーを語る上で外せないのは容量の関係で
アーケード版の2面・ベルトコンベア面が削除されてたことでしょうか。
ということで全3面になってますが当時はそれでも遊んでましたな。
僕はWiiウェアで、アーケード完全移植のドンキーコング完全版
出してくれるとうれしいなと思っております。
ドンキーコングJR.(任天堂)
こちらもファミコン同発のロンチタイトルの1本。
ちなみにファミコンロンチは3本ありまして残りの1本はポパイ。
未だ配信されないのは版権のせいでしょうか。
話をジュニアに戻しまして。
こちらも初出は1982年のアーケード版。
今度はなんとマリオが悪役で幽閉されたドンキーをジュニアが
助けにいくストーリーです。
こちらも全4面構成の画面固定型アクションで
おさるが主人公なのでジャンプを駆使しつつも
ツタを渡り障害を越えていくゲーム性に。
最終面では鎖にぶら下がっている鍵をすべて上に戻せばクリア。
こちらも以降1面に戻ってループです。
ジュニアはアーケードと同じく4面きっちり移植されていたので
当時の評価はこちらの方が上でしたね。
昔、目の付け所はいいんだけどいまいちぱっとしなかったシャープが
発売したファミコンテレビC1の付属ソフトの一つだったので
(もう一つはJR.の算数レッスン、のちの算数遊びです)
30代後半以降だと電気屋さんの店頭で遊んだ人も多いんじゃないでしょうか。
今は毎週目玉タイトルが配信されてるのでそっちの方をオススメしますが
VCロンチの中では遊べる作品だと思いますよ。
ポイントに余裕がある人はどうぞ。
五目ならべ連珠(任天堂)
ファミコンで五目並べできます、以上(爆)
いや、だって五目並べくらい遊んだことあるでしょう。
と思いましたがないような気がしてきた。
昔は家庭に碁盤、将棋盤、オセロに花札辺りは標準装備だったように思うので
日曜日や正月に父親やじいさん、親戚のおじさんが教えてくれたもんですが
今はどれも絶滅してそうだからなあ。
五目並べは囲碁の道具を使って行なうゲームで
碁盤に黒白交互に打っていき先に5個並べたものが勝ちと言うルールです。
単純ゆえいろいろローカルルールがあるのですが
先手番(黒)有利なゲーム性なので黒にいくつかの禁じてを設けてるのが
連珠と呼ばれていて全国に知れ渡ってる言わば五目並べの標準ルール。
それをファミコンで再現したものですね。
CPU戦と対戦ができまして、CPU戦は初級・中級・上級とあります。
PCのフリーソフトとしてもたくさん出てますんであれなんですが
お茶の間で親子で遊ぶにはいいかも知んないのでちょっとオススメ。
にしても任天堂と言えば昔は花札屋さんでクラブニンテンドーのプレゼントに
花札があるくらいなのに花札ゲームって出してませんよね。
僕脱衣麻雀以上に脱衣花札好きだったんだけど(爆)
あ、今は世界のだれでもアソビ大全があるか。
そういやこの中に五目並べもあるな。
やっぱりVC完全制覇目指す猛者以外あんましオススメできません(笑)
ベースボール(任天堂)
ファミコン発売の年1983年12月に出たベースボール。
ファミコン初のスポーツゲームはやはり野球でした。
セ・リーグ6球団から選ぶことができ、といってもユニフォームの色選ぶだけで
どこの球団も差はないのですが当時の子供の脳内補完能力は
それはそれは凄まじいものがありましたので(爆)
子供6人集まって大学ノートを用意すればペナントレース開幕でした。
十字キーの上下左右で速球・チェンジアップ・カーブ・シュートを
投げ分けることができこの操作は2D野球ゲームの基礎となりましたね。
厳密に言うとこの基礎を作ったのはADKのチャンピオンベースボールの方が
先じゃないかと思いますがちょっと記憶が曖昧。
話をベースボールに戻しまして。
オートで行なわれる守備がザルでひどい有様でしたが
それでもピッチャー対バッターの熱い戦いや盗塁の駆け引きなど
野球ゲームの魅力は十分伝わってきました。
ファミスタ登場までは人気ソフトでしたがファミスタ以降の凋落ぶりは
これまた凄まじく、僕がゲーム屋さんでバイトしてた頃は
買取20円、売値198円ぐらいだったと思います。
まあファミスタも毎年新作が出てましたので初代なんかは
買取50円、売値298円ぐらいだったと記憶してますが。
そうそう、このベースボール、真っ赤な筐体のアーケード版もありまして
あれが世界初のVS筐体だったんじゃないかと思います。
アーケードはポイント制で負け越してると9回待たずしてゲームオーバーだったな。
アーケードもファミコン版も延長戦はなく9回裏終了時点でゲームセットです。
Wiiスポーツのベースボールで遊んだ時、
僕は真っ先にファミコンのベースボールを
思い出したんですけどどうでしょうかね。
他にもそんな人いますかね。
正直DLはまったくオススメできませんが昔を懐かしみたい人はどうぞ。
テニス(任天堂)
1984年に発売された任天堂スポーツシリーズ第2弾。
こちらも選手に個性はなく対戦が熱かったゲームですね。
ダブルスもありますがコントローラは2つなので協力プレイです。
そういえばこの頃の任天堂スポーツゲームのオープニングBGMは
某TV局のスポーツ中継のテーマのようなBGMでしたなあ。
それとポーズする時の音楽もこの頃の作品は同じだったと思います。
なんか懐かしい。
サーブにボレー、スマッシュにロブとテニスゲームの基礎を確立した
偉大なる先人でしたがベースボールほどの人気はなかったように思います。
僕は友達とよく対戦してましたけどもね。
テニスゲームはファミリーテニスでその面白さに目覚めた人の方が多いでしょうか。
しかしこの任天堂テニスは思わぬところで脚光を浴びます。
それは改造スーパーマリオの触媒としてファミコン雑誌(ファミマガだったか)の
裏技コーナーに登場したのでした。
やり方としては電源入れっぱなしでマリオのカセットを抜き、
テニスを差して抜いて再びマリオを差すと256面まで遊べるというものだったかな。
ぼくも試して遊んだ覚えがあるなあ。
VCじゃ再現不可能な裏技ですけどもね。
ということでVCのテニスは日陰者に終わりそう。
可哀想だと思う方はダウンロードしてみてはいかがでしょうか(笑)
ピンボール(任天堂)
昔は中規模ゲーセンなら必ずといっていいほどピンボールが設置してあり
フリッパーで鉛の玉を弾くだけのゲームなんですがレーン上のギミックを
理解するとその奥深さに感動、ハイスコア目指してよく遊んだものですが
今ではほとんどみかけなくなりましたね、寂しい限りです。
お金と場所があれば90年代にデコが手がけたピンボール台、
例えばジュラシックパークやガンズ&ローゼスなんかは欲しいんだけども
叶わぬ夢でしょうなあ。
というかこれらの台って現存するのかなあ。
まま、ピンボールの思い出話はこれくらいにして。
ファミコンで1984年に登場したピンボール。
画面は上下2画面構成で上画面ではスロットマシーン風のギミックが、
した画面ではポーカーのロイヤルストレートフラッシュを模したギミックが設置。
またボーナスステージにワープするルートがあり
ボーナスステージではブロック崩しのように玉を落とさないようにしながら
ビンゴスポットの色を同色にして姫を救出するとボーナスとなりました。
他にもスコアを重ねていくとフリッパーが消えたりと沢山のアイデアが
盛り込まれています。
慣れるといくらでも遊べるようになるので飽きるのは早いと思いますが
このピンボールで遊んでみると今現在もポケモンやカービィ等のキャラを使って
発売される任天堂製ピンボールゲームに与えた影響の大きさがよく分かると思います。
ゲーム進化の歴史を学びたい人には是非。
ちなみに、僕が一番好きなピンボールゲームは
セガサターンのラストグラディエーター。
音楽もなにもかもが最高。
アーバンチャンピオン(任天堂)
1984年に発売されたファミコン初の格闘ゲームがボクシングや空手ではなく
ストリートファイトというのがなんというか斬新(笑)
ストリートファイトなので巡回のパトカーが来たらしらばっくれたり
上から植木鉢が落ちてきたりと妙にコミカルな作りになってます。
ルールは簡単、殴って殴って相手を画面端にあるマンホールに叩き落せば勝ち。
2つのボタンで強・弱2種類のパンチ、そして上下で顔面とボディを打ち分けます。
顔はやめときな、ボディにしなボディに。
とついつい金八先生1期の三原じゅん子のセリフを
口ずさみたくなるのは僕だけではないはずだ(笑)
最近の格闘ゲームでも2択を巡る攻防というのはよく見られますが
こいつは究極の2択ゲーですかね。
強パンチはモーション丸わかりですがたしかキャンセル可能だったと思いますので
対戦だとその騙し合いが妙に楽しかったことを記憶しています。
あとスタミナ設定があり最終的にはスタミナ切れの遅いパンチで
相打ち合戦だったりもしましたなあ。
懐かしいけど今遊んでも面白いかどうかはちょっと微妙です。
個人的にはこれ書いていてちょっとダウンロードしたくなりました。
相打ちの時ぽすっ、ぽすっって音聞きたくなったので。
以上、2006年12月2日、Wii誕生と同時に配信された
ファミコンタイトルの前半7本でした。
話が長くなってすんません。
6回に分けたのもそのせいです。
いまいちオススメしづらい作品ばかりでしたが想い出はいっぱいです。
昔熱中したものの昔話は楽しいなあ。
しかし、時折書いてて甘酸っぱい気持ちになるので困ります。
とにかく、我ながらいい時代に生まれてきたと思います。
それではでは次回、ファミコン後編もお楽しみに(・ω・)/