ながーい陣痛(ワタシ、出産に40時間以上かかってしまいました)のあと
子どもの頭が出てきた瞬間、ホント神秘的でした
そしてそして、泣き声を聞いて、子どもを自分の胸に抱いた時…
なんとも言えない幸福感が湧いてきました。
何もかも、報われた気持ち。
「よく我が家に来てくれたね。」
「頑張って出てきてくれてありがとう。」
自然に思っていました。
そして、母になって感傷に浸る暇もなく、育児が始まるのですね。
おかあさんとしての最初の仕事は、何と言っても「授乳」でしょう。
小さい口で一生懸命吸いつく様子は、かわいらしいだけでなく生きる力強さも感じます。
産後の赤ちゃんは、ちょっと体重が減るのだそうです。
母親学級で、「赤ちゃんは、2~3日分のお弁当を持って生まれてきます」と教わりました。
最初のうちは、お母さんもまだ母乳の出る量が安定しないし
赤ちゃんもうまく飲めないし、思ったように行かないことも多いです。
でも大丈夫、心配し過ぎなくていいんですよ、と。
そして、吸って吸わせてを繰り返して、産後一週間ほどで産まれた時の体重に戻るのだそうです。
娘は、その生理的体重減少がちょっと多すぎたようです。
母乳だけでは足りず、毎回ミルクを足すように言われました。
退院してからも、娘と二人、汗かきベソかき授乳をしました。
うまく吸えない娘、十分量出ない自分の母乳、切れる乳首・・・
お腹が満たされずに泣く姿は、それはかわいそうなものでした。
ああ、脱水にならないだろうか。とか
お腹すいて泣かせるなんて母親失格だ。とか
随分マイナス思考になりました。
しばらくは母乳やミルクだけが子どもの栄養源ですから、
子どもが飢えてしまうようなことがあったら、母親の責任は大きいですよね。
もし、夜泣いているのに気付かず朝まで爆睡してしまったら、餓死してしまうかもしれない・・・
そんなプレッシャーをいつも感じていました。
体重フォローで10日後に受診して、
順調に体重が増えてきたのが分かって、とてもホッとしたのを覚えています。
バッチリ!と助産師さんにも言ってもらって、うれしかったなぁ。
最初のおしごと、合格もらった感じで^^
2ヶ月半ほどたった今、お互い随分慣れてきましたが
まだ訳もわからず拒否されたり、乳首を引きちぎられるかと思ったり、口の周りがミルクで荒れたり、と色々ありますが、
飲みながら腕の中で寝落ちしちゃったりするのを見てると、やっぱり授乳は至福の時間だなぁと思うのです。
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