三菱電機、上下水道の設備更新最適化の事前評価ソフト開発
三菱電機が開発したソフトは、上下水道の処理場に適用するプラントシミュレーター。処理場全体の現状を分析。それに基づき、処理場の設備更新や運用方法の改良などでCO2削減やコスト削減の対策を行う場合、効果を事前評価できる。
具体的には、各種の新設備を導入した後の効果について、処理場全体のCO2排出削減効果、ライフサイクルコスト、水質の3軸から定量評価する。この評価結果によって、各処理場の事情に応じた最適な対策を投資する前に選択できる。
実際のシミュレーションでは、毎月のエネルギーコストやCO2の発生量などが表示可能。設備更新による初期費用、用益費削減の利点、保守費用の増減などもグラフ化し、全体のライフサイクルコストを評価できる。
同社はこうしたソフトの実用化は初めてとしており、今後は機能面で一層の充実を図り、上下水道の経営判断に役立つツールとして完成させる。また、ソリューションビジネスにも活用し、同社製品のオゾン発生器をはじめとした水処理関連製品の販売につなげる。(2005.12.21/日刊工業新聞)
アンダースタンディング、BIソフトの代理店を3倍に拡大
マイクロソフトの最新データベース(DB)のSQLサーバ2005に対応したのを機に1月から定期的に海外の利用事例などを説明するセミナーを開くほか、2月には評価版の無償配布により普及活動を進める。同社が扱っているBIソフトは米国プロクラリティが開発したもので世界2000社以上に納入実績がある。
BIソフトはDBと連携して動き、散在するデータを一元化してグラフ表示により分析・予測を容易にする。意思決定の迅速化につながるとされ、大企業を中心に利用者が増えている。アンダースタンディングは04年11月に設立したITベンチャーでプロクラリティの総販売代理店。日本語化を行っている。05年12月期の売上高見通しは数千万円だが、06年12月期は同3億円を見込む。(2005.12.21/日刊工業新聞)
NEC、障害対策サービスでBS15000取得
BS15000はITサービスの国際標準「ITEL」に基づくシステム運用管理の枠組みや評価基準を規定するもの。ITELはこれまで英国規格協会が先導してきたが、今月14日に国際標準規格「ISO/IEC20000」として正式に発行されたことで、米国はもとより全世界的に広がる環境が整った。国内ではBS15000はすでに2社が取得済みで、NECは3番目となる。
認証取得の対象となったのはHAサポートを提供する「システムマネジメントサポート事業部」。ITEL資格を持つ100人以上の技術者が中核となってサービス提供している。(2005.12.21/日刊工業新聞)
日立、HD対応のプラズマTVで08年度に世界シェア1位へ
都内で会見した江幡誠日立製作所執行役常務ユビキタスプラットフォームグループ長兼CEOは「パネル、部品開発に研究所を含め日立グループの総力を結集する」と強調。販売目標はプラズマTVが05年度68万台から08年度260万台に、液晶TVが同20万台から同280万台にそれぞれ引き上げる。プラズマTV全体での世界シェアは05年度11%から08年度に20%(HD対応で30%)になる。液晶TVも26型超で7%のシェアを目指す。薄型TVモデルチェンジは現在の1回から2回に変更、価格下落に対応する。
今後、プラズマTV市場でHDパネル搭載モデルが主流になることから、06年度をめどにHDプラズマパネルの生産コストをガラスの薄型化、回路の集積化などで他社の標準品位(SD)パネルと同水準に削減する。
日立製作所の薄型テレビ事業は価格下落への対応の遅れから、05年度に営業赤字に転落。世界的な販売網再編やブランド力向上をはかる一方、富士通日立プラズマディスプレイの増産体制確立で収益向上を目指す。(2005.12.21/日刊工業新聞)
インテリジェントウェイブ、カード不正検知システム開発に2億円
インテリジェント ウェイブは、90年代から人工知能エンジンと統計分析技術によりクレジットカードの不正利用を見抜く「ACE」の開発を進めており、カード会社7社に納入実績がある。
旧バージョンはUNIXサーバで稼働するが、新バージョンでは比較的安価なウィンドウズサーバにも対応させる。また、利用者の過去のカード使用履歴や行動パターンを数値化して異常を検知するスコアリングと呼ぶ機能の精度を上げる。従来版は主に不正な使われ方をデータベース化して、あらかじめ設定したルールに基づき警告を発していたという。
今後はキャッシュカードの不正利用検知に地方銀行などへ採用を働きかける。また、多言語化を進めて06年内に北米市場へ投入。順次、代理店や現地法人を通じて海外展開を進める。ACEの売上高は05年6月期でハードを除き2億円程度。05年度は2倍の同4億円を見込む。(2005.12.21/日刊工業新聞)
ICタグと電子マネー実験へ
グリーンハウス、iPod用シリコンケース
第5世代のiPodで容量が30ギガ(ギガは10億)バイトと60ギガバイトの両タイプに対応した。ネックストラップが付属し、持ち運びに便利という。液晶画面を保護するフィルムも付属した。
新製品は「GH―CA―IPOD5」シリーズ=写真。色はホワイトとブラックをそろえた。店頭実勢価格は1個1280円を想定している。(2005.12.21/日本経済新聞)
ラナ、iPod nano用にディズニーキャラクターのシール
PC用DRAMのスポット価格、3カ月ぶり上昇
半導体メモリーの主力、パソコン用DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の内外のスポット価格がほぼ3カ月ぶりに反発した。アジアの旧正月商戦向けに、引き合いが増えたのが影響したとみられる。
スポット価格は現在、流通量の多いDDR(ダブル・データ・レート)型256メガ(メガは100万)ビット品が1個2.1ドル前後。前週末比0.2ドル(約10%)高い。DDR2型512メガビット品は4.1ドル前後で同0.2ドル(約5%)上昇した。スポット価格は9月末から下落基調が続いていた。
欧米のクリスマス商戦向け部品調達の需要最盛期は一巡した。にもかかわらず上昇したのは、来年1月末のアジアの旧正月商戦向けに調達が増えたとの声が多い。中国のパソコンメーカーや半導体商社などから「引き合いが急に増えた」(半導体メーカー)。世界的にノート型パソコンの販売が好調だとの考えも引き合いを下支えしているようだ。(2005.12.21/日本経済新聞)
鍵は生体認証のみ・新型賃貸マンション
玄関のドアには真皮認証と呼ばれる認証方式を採用した。指の表皮の下の細胞に電流を通し、反応のパターンを読み取るため、手が汚れていたり、表皮がむけていても認証できるという。指で認証ができない場合には3―12桁の暗証番号で開けることが可能。乾電池で動作する。
窓ガラスにもセンサーを設置、ガラスが破られるとマンション内のLAN網を通じて管理人室と入居者の携帯電話に通知する仕組みだ。携帯電話のメールでは宅配ボックスへの荷物の到着の通知を受け取ることができる。
入居を募集している全10戸のうち、6戸が募集を開始して2週間で埋まったという。「自分の親や子供が生活しても安心できるかどうかを考えて設計した。入居予定者は30歳前後の女性が多く、セキュリティー面で決められる方が多い」と横山社長は語る。
同型のマンションを2006年に6棟、07年に12棟、08年以降は年間48棟の建設を目指す。まずは関東圏で展開していくという。(2005.12.21/日本経済新聞)