【第2回】 ツンツン とんがり時代
数あるフェイの作品の中でも一二を争う代表作
北京語フルアルバム「天空」の頃
パッツンヘアスタイルや喫煙風景が撮影されて
話題に。
前夫であるドウ・ウェイ、張亜東といった仲の良い
北京のアーチストたちと作品を製作、発表。
スタイルとともに音楽活動にも自己主張が強く
感じられるようになりました。
当時のプロデューサーが不慮の事故で亡くなった際
そのショックで幾つかの仕事をキャンセル。
それがすっぽかしなどと過大に取り沙汰され
連日フェイに対するバッシングはひどかったようです。
30歳になったら引退したい
フェイの歌い方は様々な音楽の影響を受けて吸収されたもの
クランベリーズにいたっては、フェイのカバー曲を大変気に入り
自分達のワールドツアーにフェイを同行させようとしたという
逸話まで残っています。
主演映画「重慶森林(恋する惑星)」が日本でも公開され
単館上映にも関わらず大ヒット。
王家衛、金城武とともに一大旋風を巻き起こし
興行的にも世界中で大成功を収めました。
私が良かったのではなく、監督の撮り方がうまかっただけ
それ以来、王家衛とは幾度となく仕事を共にすることとなり
香港コロシアムで行われたフェイのコンサートでは一部
舞台美術を家衛監督が手がけています。