音楽と言語は似ていると思うコジカです。


バロックは古文や漢文に似てるのかも⁉︎なんて事を前にも書いたのですが、


今回は子音について。


「子音を立てて」と言われてもはてなはてなマークな状態の小6ウサ子。

バイオリンで子音って何?なわけです。


一般的に「子音を立てる」というのは舞台のお芝居や歌で言われることかと思います。

日常会話よりもはっきりとした発音が必要で、はっきりと喋っているつもりでも、子音(本当は母音が原因のこともある)を際立たせて発音をしないと何を言っているのかが、観客には伝わりません。


バイオリンの場合、というかウサ子小6の場合、音程が間違っているわけではない、けれど音がぼやけていることがあるわけです。

一刀両断な言い方をすれば、音質が悪いびっくりマーク


今のところの原因は大きくわけて2つ。


①右手のボウイングで弦の掴み方が甘いから。

②左手の弦の押さえ方に問題があるから。


①は、ギーギー音が出るような弾き方はもちろんNGですが、弓が弦の上を滑ってしまうのももっての外。

当たり前ですが、バイオリンで音を作り出している箇所は、弓が動きながら弦の上にふれているところ。

弓が弦に触れている場所が上にいったり下にいったりとしているボウイングの動きの中で、常に弦に触れている弓の箇所が弦を掴むことをしつづけるわけです。

そして、その掴み具合で音色が変わってしまいます。

そのコントロールをしなければいけないためのボウイング練習ですね。

特に弾き始めの子音を立てて、と先生に注意されたことのあるウサ子。


ちょっと意識を外すと、またすぐにぼやけた音になるので、そこはまずスケールから意識を持って取り組んでほしい課題です。



一方、②はウサ子の場合は、特にハイポジションでこの問題が起きやすいのですが、弦を真っ直ぐ上から押さえられていないガーン

上から見ると弦が歪んでます。




それぞれの弦は本来等分の間隔が空いていなければならないのに、A線がE線側に寄ってます。


早いパッセージでは、指の筋力が追いついていないから、指を下に引っ掛けてしまうことで起こりますガーン


要はもっと筋トレが必要ってことです。


で、早いパッセージを早く練習しても直らないのですよ、ウサ子さんはてなマークあせる

ゆっくり確実に練習しましょうびっくりマーク





これは言語習得でも同じです。


母国語以外の言語って早口に聞こえませんか?


だから、言語を勉強して少しできるようになるとついつい「早く喋らなくては!」という間違いが起きやすいのですが、きちんとゆっくり発音できるようにならないうちに早さだけ意識すると、「子音が立たない」状態なので、舞台だけに限らず何を言っているのか聴き取りづらい発音になります。

他言語の子音練習って意外と筋トレなのであせるあせる


言語も音楽技能もスピードで誤魔化そうとしてはだめで、より正確さ=はっきりと話すことが重要なわけですねキラキラ


だって、両方とも「相手の耳で聞いて判断してもらう『音』」を作り出すわけだからねえー


オンライン英会話でも、わからない部分は自信がなくて「もにょもにょ」と話すウサ子。

ちがーう!わからない時ほどはっきり喋る。わからないならわからないと言う。間違いは直して貰えばいいだけ!それを教えるのが先生の仕事なんだから!


とこれまた「言うは易し行うは難し」なのもわかるのですが、こちとら英語で舞台に立つために訓練した身だからこそ言うんです。(デザインを主にやっていましたが、一時期は舞台に立つ方もしてたコジカは英語にそりゃあ苦労しましたよ?普通に日常会話で話している分には問題ないけれど、舞台に立つにはって、発音練習を買ってでてくれた先生もいました。今となっては懐かしい思い出。)


言語も音楽も「効率的な習得方法」はあっても「早道はないびっくりマークガーン」です。正しい努力のコツコツ積み重ね意外に上達はしないと思うし、だからこそ、天才こそ努力家と言われる所以です。


というわけで、ボウイングも左手も頑張るところがたくさんありますが、面白みがなくてやる気出ないとかどうでもいいから、練習するよびっくりマークてへぺろ