「麻琴っ!…速川どうだった?」
朝、麻琴の背中を見つけるなり圭介は走り寄った。
「あ、圭ちゃん!おはよう。速川はまだ眠ってたよ!でも状態は落ち着いてるんだって。それがね、速川一時心臓が止まっちゃったんだって!俺、ほんとに顔向けできないとこだったよ~。よかったぁ!」
笑って送り出してくれた圭介に本当のことは言えなかった。
麻琴は笑顔で精一杯嘘をつく。
しかしその嘘がギュッと麻琴の胸を締め付けた。
「それで俺ね、今日もお見舞いに行こうと思ってんだ。」
散ってしまった心は会うことはできないと思いつつも誠人だけを求めていた。
「そっか。早くよくなるといいなっ!!」
圭介はいつもと同じ調子で麻琴の頭を撫でると笑った。
その笑顔に麻琴は目頭を熱くしたがぐっと堪えた。
『…大丈夫。我慢なら慣れてる。』
オトコノコなんだから―
「速川が目を覚ましたらよろしく言っといてくれよっ!」
麻琴はニコッと笑顔を返しただけで誠人を想った。
『速川…会いたいよ…』
想いは空回りし木枯らしに何度も吹き荒びながらも暖かい春を待つように確かな想いがそこに存在していた。
朝、麻琴の背中を見つけるなり圭介は走り寄った。
「あ、圭ちゃん!おはよう。速川はまだ眠ってたよ!でも状態は落ち着いてるんだって。それがね、速川一時心臓が止まっちゃったんだって!俺、ほんとに顔向けできないとこだったよ~。よかったぁ!」
笑って送り出してくれた圭介に本当のことは言えなかった。
麻琴は笑顔で精一杯嘘をつく。
しかしその嘘がギュッと麻琴の胸を締め付けた。
「それで俺ね、今日もお見舞いに行こうと思ってんだ。」
散ってしまった心は会うことはできないと思いつつも誠人だけを求めていた。
「そっか。早くよくなるといいなっ!!」
圭介はいつもと同じ調子で麻琴の頭を撫でると笑った。
その笑顔に麻琴は目頭を熱くしたがぐっと堪えた。
『…大丈夫。我慢なら慣れてる。』
オトコノコなんだから―
「速川が目を覚ましたらよろしく言っといてくれよっ!」
麻琴はニコッと笑顔を返しただけで誠人を想った。
『速川…会いたいよ…』
想いは空回りし木枯らしに何度も吹き荒びながらも暖かい春を待つように確かな想いがそこに存在していた。