【性別】男性
【年齢】15歳
【既往歴/アレルギー】幼少期にインフルエンザワクチンで倒れた経験あり。
【内服】なし
【接種日】2021/8/22 11:00 (1回目)
【副反応発生日】8/22 11:15
【経過】
8/22
11:00 接種
(接種前の体温は36.3℃)
11:15 (15分後)
頭痛、寒気、発熱(37.3℃)、
四肢の脱力、両下肢の痺れ感、
両側脛骨全面の疼痛、
両足の挙上動作不可、
歩行困難、
両側足背部の知覚鈍麻、
胸痛、胸部不快感あり。
救護スペースに 1 時間滞在のみで
歩行困難のある状態で
車椅子にて帰宅するよう
指示された。
8/23
両足脛骨全面の疼痛は継続。
歩行にて脛骨部疼痛が継続。
両手の脱力で握る動作不可。
胸痛、胸部不快感。
血圧は 99/75、脈拍 74、CPK65、CPK-MB6
と明らかな上昇はなく、心拍は整。
心筋トロポニン他 外注検査を提出。
膝蓋腱反射亢進や髄膜刺激症状は
認めなかった。
心筋炎を疑い検査を提出した。
8/24
転帰は 未回復。
【医師の報告】
事象を重篤(障害につながる恐れ)として報告。心理的要因による身体症状の可能性もあるが、因果関係は否定できない。
地元の救急隊員は、このような事例に対し、出動要請を断ることはない、と報告された。
ワクチン接種時の対応と判断に問題があると考え、正確な判断と対応を強く要請する。
【資料】第69回(資料) No.12903
【症例No.】No.2-2-3-1
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