陽気な粉屋がおりました。
ディー川あたりに住んでいた。
朝早くから夜遅くまで、
歌にながら、働いていた。
ひばりもかなわぬ、陽気ぶり
きまってこんな歌うたう
「おいらは誰も気にかけねぇ
気にかけねぇ 気にかけねぇ
誰もおいらを気にかけねぇ」
There was a jolly miller once
Lived on the river Dee;
He worked & sang from morn till night,
No lark more blithe than he.
And this the burden of his song
For ever used to be,
"I care for nobody, no not I,
And nobody cares for me."
Thirty Old-Time Nursery Songs
ディー川はスコットランドにある川の名前で
18世紀ごろ、ビクトリア女王が夏場の保養地として
過ごされたところだそうです。
粉屋もよく出てきますが、大抵が金持ち。
そういえばフランダースの犬に出てくるアロアも
たしか粉屋(水車小屋)の娘だったような。
というわけで、この御仁、今でいうところの
軽井沢に住んでいるIT企業の社長・・と言うところでしょう。
そういう人は、他人の事なんかお構いなし。
ひがな、歌って仕事する。
でも、そういう人に限って、誰にもかまってもらえない。
うーん。今も昔もあんまり変わらないのかな。。^^;;