プロットどうやって立ててますか? | 鉢野在流はライトノベルがお好き!?

鉢野在流はライトノベルがお好き!?

ライトノベルを中心に創作、批評、文章研究などを書いていこうと思ってます。物書きからの目線で物事を見定めるようシンプルに分析できれば、と。

プロットの立て方は様々な方法がありますけど、小説書いてるみなさんはどうやって立ててます?

私は、大塚英志のやり方を参考にしていますね。

私の作品から例を上げるとこういった感じです。

場面 1 場所 遊園地 

時 200×年 4月

登場人物 長尾真(主人公) 長尾道真 長尾両親 とある人物 

○プロット 燃えさかる遊園地。刻の声や蹄の音。辺りには人の死体。胸に槍がささり、背中には刀の切り傷。両親の死体。泣き続ける真の上にかかる影。影の人物は手にカードを持っている。そのカードは光とともに刀へと変化した。真は振り下ろされた刀に死を覚悟する。だが、何者かによって助けられる。白銀の鎧武者。そのまま気を失う。過去の回想。

伏線 白銀の鎧武者(花紅) 双子

情報 両親の死 現代と戦国時代の交差 白銀の鎧武者に助けられたこと

上記のを文章にすると、

 暗闇の中、息を切らし必死に脚を前に出す。だけど足下がすくわれ進めない。
 吸い込む空気が熱い。暗闇にぽつぽつ、赤い雪が舞っていた。頬に触れると熱感。目の前がぼわぁ、っと赤く色づいた。
 いくつもの炎が闇を払うように立ち上る。クマやウサギの人形から、メリーゴーランドの白い馬から、大きな白いティーカップから、そして横たわる人々から炎が立ち上る。
 ドドドッドっと地鳴りが聞こえてきた。
 僕は立ち止まり辺りを見回す。ドドッド、どどっど、少しづつ近づいてくる。だだっだだ、だだっだだ、身体が冷たく固くなる。
 いななき声に恐る恐る後ろを見る。目玉のくり抜かれた馬。血の臭い。蹄が赤く染まり、脚を上げると、ぼとり、と何かが垂れた。
 丸や三角が描かれたのぼりが、いくつもはためき、揺れる炎に照らし出されている。のぼりを背につけた馬上の鎧武者達が、凍りついた僕を見て嗤っている。顎関節をカクカクと揺らし、シャレコウベが嗤っている。
 僕は目を閉じ耳をふさぎ、もう一度、走り出す。今度は前に進める。
 柔らかい大地を踏みしめると、ぐぷ、ぐぷっと足の裏から音が響いてくる。その大地が何で出来ているか考えないように、頭を振りながら走り続ける。途中、固い何かにつまづき転んでしまう。
 どろっとした液体が顔につく。目を開けると暗赤色の血が手についていた。
 震える身体を抱きしめながら顔を上げれば、視野に収まりきれないほどの巨大な城が火山のように真っ赤な炎を吹き上げていた。
「お前が悪いんだ」
 どこからか聞こえた声に僕は周囲を見回す。闇と炎の世界の大地は大勢の死体で埋め尽くされていた。顔は全て僕の父さんと母さんの顔。右肩からお腹にかけてぱっくり割れた、父さん。背中にぽっかり穴が空き、はらわたが垂れている母さん。首だけで左目に矢が刺さった父さん。
 臓物と糞便の入り交じった臭いに僕は胃からせり上がってきた嘔吐物を吐き出した。
「……何人、死ねば……終わるの?」
 小刻みに震えた声帯から言葉を絞り出すと全身から力が抜け落ちた。
 炎に包まれた城を背に、目玉の無い騎馬を率い、骸骨の鎧武者を連れ、学生服の少年が一人、目の前にいる。少年は一枚のカードを差し出してきた。カードには絵と字が書かれているが、文字は判別できない。だが絵は何か分かる。カードがぽっと光を放ち、絵が具現化した。
「お前が死ねば、終わりだ」
 少年の手には日本刀が握られていた。鏡の様な刀身が僕の顔を映し込んでいる。少年はゆっくりと日本刀を振り上げた。
 それをただ見上げることしかできなかった。もしかしたら少年は僕を見逃してくれるかもしれないと拙い望みを持っていたから。だけど、薄く開かれた口を見て、僕はぎゅっと眼を閉じた。
 ガキーンっと硬質な音が、頭上で鳴り散った。
 眼を開くと、白地の着物に紅い花が咲き乱れていた。それをマントのように鎧の上から羽織る武者が僕の前に突然現れたからだ。白銀の長い髪をなびかせ、闇を切り裂く白刃で少年の日本刀と火花を散らしている。
 白銀の鎧武者の周りには着物から零れ落ちるように紅い花弁が舞っていた。そこから漂う血よりも濃い花の香りに包まれ、僕は意識が徐々に遠のいてゆくのを感じた。
 綺麗だった。何よりも純粋で、誰よりも正しい。
 触れることを許さず、離れることを咎めず、それでも戦い続ける。
 誰かの為でも、何かの為でもなく、ましてや自分の為でもない。
 ただ振り下ろし、切り上げ、突き崩す。
 いくつもの時代を経てなお、彼女は研ぎ澄まされていた。
 赤と黒の世界でただ独り、純白。それはまるで――人の夢。

といった感じになりますね。
これをシーン2,3……と続いて(この作品は27まで)いきます。
色々な物書きさんとお話していると、みなさん独自のプロットの立て方があって実に勉強になります。
私も今のプロットの立て方がベストと考えていないので、なにか面白いやり方があればいいな(´∀`)