- 幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)/田名部 宗司
- ¥578
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――古代、魔法 が生まれ、人間が生まれるより以前から、エルフ やドワーフ が存在していた世界。 舞台は明治維新 が始まろうとする幕末の日本 。大坂適塾で学ぶ優れた蘭学 者であり、魔法士の久世伊織は、塾長の命でとある魔道書を翻訳するため、出雲 は松江 へと赴く。手渡された魔道書には、失われた筈の魔法金属「ミスリル銀」の錬成炉製造法が記されていた。伊織が翻訳に取り掛かる一方、周囲で巻き起こる神隠し や尊皇攘夷派 の襲撃。ミスリル銀に隠された秘密と因縁が、徐々に明らかになってゆく……
この作品の見所は、世界設定。幕末の時代劇と魔法という異能力を組み合わせた、カリフォルニア巻きのような一品だが、食べて見ると美味い! 黒船を上手く使い、西洋からもたらされた魔法という異能力が維新の後押しになっている設定……上手い! 作者さんは真面目な方なのか、時代考察も魔法設定も実に真面目、マジめか!
お気に入りのシーンは、泥鰌鍋を食うシーンですね。この作者さん、書き慣れてるからでしょうか、食事シーンが実に美味そうで、久しぶりに浅草の駒形どぜうに行きたくなりましたね。他にも様々な料理が出てくるのですが、どうして食事シーンばかり細かく描写するのか、きっとこだわりがあるのでしょう。
学べたところは、小説を書く姿勢ですね。上記にも書きましたが、この作者さん、ぜったい真面目な人ですね。あらゆるところが丁寧に書かれていて、ラノベというより一般文芸な雰囲気を持っています。一般文芸で、時代物の料理人の話を書いたら売れますね。もちろん、この作品も素晴らしいですけど^^
弥平の料理上手度 ☆☆☆☆☆
――天下万民の為には、幕府はたおされなきゃいけない。その維新回天を成す力こそ、魔法士だ