灼眼のシャナ | 鉢野在流はライトノベルがお好き!?

鉢野在流はライトノベルがお好き!?

ライトノベルを中心に創作、批評、文章研究などを書いていこうと思ってます。物書きからの目線で物事を見定めるようシンプルに分析できれば、と。

灼眼のシャナ (電撃文庫)/高橋 弥七郎
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 ――御崎市で平凡な日常を過ごしていた高校生の坂井悠二は“燐子”(りんね)と呼ばれる怪物の出現と共に非日常の世界に巻き込まれ、名も無き少女と出逢った。 その名も無き少女は、人知れず人を喰らう異世界人“紅世の徒”を探し討滅するフレイムヘイズの1人。
 彼女は、悠二が自覚のないまま死んでいることを告げ、 訳あって“紅世の徒”から狙われるようになった悠二を護る様になる。そんな彼女に悠二は、彼女の大太刀『贄殿遮那(にえとののしゃな)』から「シャナ」と いう名前をつける。2人は反発しながらも、少しずつ惹かれ合っていく。

 この作品の見所は、作者が独自に作り上げた設定ですね。ヒロインのシャナのキャラクター性も素晴らしいですが、なんといってもこの作品の特徴は固有の設定用語が多いこと。悪い意味でそれを指摘する人もいますが、私個人の意見としては、聞いたことのない独自の設定用語に新鮮さを感じる共に作者がこの世界を作り上げる想いのようなものを感じ取り、感銘を受けました。

 お気に入りにシーンは、冒頭、主人公が『死ぬ』場面ですね。引きつけられましたね。ええ? 死んだら終わりじゃない? という疑問を解明するため物語はどんどん進み、アラストールが顕現して、こぇぇぇぇ! と思っていたら終わった。引きが良かった為、あっという間に読み終えました。勿論、面白かったですよ(・´з`・)b

 学べたことは、見所でもあげた設定ですね。キャラの名前から街の名前まで随所に想いが込められたこの作品は、作者の愛情の深さを知ったような気がします。私がラノベを書くときは設定などのギミックは凝るのですが用語に関してはどうしてもおざなり、場合によっては有名所からの流用という手段を取ることが多いので、この作品を読んで目の覚める思いがしました。作品を我が子のように大事にする。自分の子供に適当な名前を付ける親はいないように、私自身も作品を量産するだけでなく、一つ一つに慈しみをもって接したいと思いました。

 燃え萌え度 ☆☆☆☆☆ うるさい! うるさい! うるさい! うるさい!