①また2人消えた。俺は恐怖に震えていた。次は俺の番かもしれない。この場には確かに10人居たんだ。今は6人しか居ない。いつの間にか忽然と消えるのだ。俺はアガサ・クリスティの小説のタイトルが頭に浮かんだ。そしてまた2人消えた残り4人だ。そして合コンの時間は終わったんだ。俺は生き残ったぞ



②この世界は金が全てだ。金があれば誰にも負けないのだ。俺は毎月10万円単位で課金をした。おかげで誰にも負けない最強装備だ。他のヤツが手こずるモンスターも俺にかかれば一撃だ。みんな俺をパーティーに誘いたがるんだ。俺は笑いが止まらなかった。そんな時に、ログインしようとしたらサービス終了の謎の文字が表示されたのだ。


③6ヶ月契約で同期で入った連中はみんな1週間で辞めた。そして俺は過酷で辞めた人間の場所に配置される。そして新人は俺が居た場所で仕事するのだ。そして一週間で居なくなる。そして俺が居た場所にベテランの社員が入った。「いや、この量は絶対無理だわ、2人にした方がいい」そして新たな契約社員が2人でそのポジションに入ったが、2人とも1週間で居なくなった…。



ショートストーリー3つ書いてみた。( ̄▽ ̄;)
①②③全て【近代ホラー誰も居なくなるのか】を題材にして思いついたお話です~。
①俺が住んでいる家は全て薄いガラスで作られた家だ。そ~っと、静かに動かないと直ぐにひび割れて砕けてしまうんだ。軽く声を発したら、目の前のテーブルにヒビが入った。俺は慌てて声を押し殺し、テーブルを補強しようと接着剤を塗り込んだ。俺の持ってる唯一の持ち物だ。軽いヒビなら直せるが、砕けてしまったら直しようがないんだ。

②俺は声を立てずに、足音を立てずに動くように気をつけてはいるんだ。だが、それでもやはり物は壊れていく。残ったガラスの破片でよく怪我をするんだ。当然、俺の怪我も接着剤では治せない。俺は怪我をしても素知らぬふりで生活できる。気がつけば俺の住む部屋は、透明なガラスの部屋だったのが、赤い透きとおった部屋になっていた。

③俺が物音を立てなくても、周りの物音でガラスは壊れるんだ。俺は周りの物音にも敏感になっていく。慌てて接着剤で補強するんだ。それでも割れるものは割れる。近くで必死に接着しようとして砕け散るんだ。モロに破片で怪我をする。だが、放置すればかなりの確率で砕けるんだ。無視は出来ない。ガラスの家はどんどん赤く染まっていく。

④俺の怪我は見る見る悪化していく。接着剤を塗りこむ手もボロボロでいつまで使えるか解らない。事実、さっきのテーブルを直す際も、かなり手が震えていた。動かすだけで凄く痛いんだ。何でそんな家に住んでいるんだ。家を出ればいいじゃないかと皆は思うだろう。俺はこの家と、この家具たちに愛着があるんだ。今まで補強して頑張ってきたのに捨てれる訳がない。

⑤今、部屋に残っているのは、先ほどのテーブルと椅子だけだ。他は皆、砕けてガラスの破片になってしまった。ガラスの破片たちは、元はどんな形をしていたのかも、今では思い出せない。俺は死ぬまでこのガラスの家にいる事だろう。それともガラスの家が壊れる方が早いのかもしれない。


感情が暴走したまま書くとこんな感じになる…。(ノ_-。)意味不ですみません…。
①彼女は俺を頼ってくれていた。始めは同情からだったのだが、何時頃からなのだろうか、俺は彼女を妹としてでなく彼女として見るようになっていた。そして、俺は勇気を出して「君の事が妹でなく、女性として好きだ。俺の事をお兄ちゃんとしてしか見れないかな?」とメールをしたんだ。返事を待つ間、俺は凄く不安だった。

②だが返事はすぐに来た。「私は初めからそのつもりで見てたよ。妹って言われた時に、ショックで妹でもいいから貴方との関係を続けたいと思って、ずっと耐えてたんだよ。お兄ちゃん大好きって書くたびに苦しかったんだよ」こう返って来たんだ。その返信で今度は俺の方がショックを受けた。俺は知らない間に彼女を傷つけていたんだ。

③そして、これからはお互い名前で呼び合おうと約束して、彼女との関係はより深いものになっていった。そして自分撮り写真付きメールをお互いに送り合う関係にまでなった。だが、俺は名古屋で彼女は京都だ。リアルで会うにはお互いの仕事もあり、なかなか踏み切れなかった。この頃には、新しく替えた携帯のメールも埋まるくらいメール交換していた。

④そんな時に俺の仕事が変わった。名古屋の自動車工場が期間満了になり、埼玉の自動車工場に転職したんだ。そして、そこで大きな問題が発生した。電波が届かない関係になったんだ。その職場は携帯の持込が禁止なのだ。俺は出勤時と帰りに必ずメールをした。だが、彼女のメールには必ず「寂しいよ」と書かれていた。

⑤俺は本気で転職を考えた。3ヶ月で更新なのだが、そこで延長するのをやめようと思ったんだ。俺は彼女を悲しませたくなかったんだ。リアルでは会ってないのだが、それほど愛してしまっていた。誕生日にはプレゼントが届き、毎日メール交換していただけの女性を寂しがらせたくなかったんだ。「祇園祭で一緒に綿飴を食べたい」とメールが来た際、「いつか絶対一緒に食べよう」と約束したんだ。

⑥だが、今まで来たメールは会話のごとく5分以内に返信していた。その関係が、長時間待たされるのに彼女は耐えられなかったんだ。徐々にメールの数は減っていき、彼女のメールへの返信が遅くなり、俺へのメールは返って来なくなったんだ。寂しいよ。最後のメールに書かれていた文字だ。これを部屋の中で見た時、外は大粒の雨が降っていた。

⑦以来、雨降りには何処からか「寂しいよ」と声が聞こえてくる。俺は祇園祭へは未だに行った事がない。祇園祭で綿飴を食べればこの声も聞こえなくなるのだろうか?