逆転裁判4 プレイ日記④ | Trashy Discovery

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Going my wayなゲームプレイ日記&感想がメインです。

引き続きオドロキ君なりきりVer.です。








「それでは、審理を再開します。

先程の証人・・・逆居雅香さんはいかがですか?」


「は、はッ!意識が、その戻った様です」

裁判長の問いに、何故か冷や汗をかいている亜内検事。


「それでは、もう一度。話を聞かせて頂きましょうか」

牙琉先生が、逆居の証言を促す。


牙琉先生・・・さっき何で裁判長に呼ばれていたんだろう・・・。

何か気になるんだよな・・・・。


「ううう・・・しかし。彼女は、その。えぇ・・・疲れておりまして」

そう言う亜内検事の顔こそ、疲労困憊といった感じだ。

何か証言させたくない理由でも出来たのかな。


「残念ながら・・・貴方に拒否する権利はありません。

・・・逆居雅香さんを、証言台へお願いしましょう」


牙琉先生、穏やかだけど有無を言わせない口調だ。



「分かりました。証人は、証言台へつくように!」


裁判長の指示により、証言台につく逆居。



「改めて、伺いましょうか。貴女のお名前と・・・職業を」

牙琉先生は証言台を見据える。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

質問に、無言の逆居。


「往生際の悪いイカサマ師さんだ。覚悟を決めたらいかがですか?」

逆居を見据える先生の眼差しがキツくなる。



「う・・・うぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

牙琉先生の迫力に怯えた様子の逆居。


「・・・・・・・なーんてね・・・・・・・」


え・・・・・・・・?

逆居はコートを脱ぎ捨てるとコチラを睨み付けた。


「逆居雅香。カードを配る“プロ”よ。人呼んで・・・・“イカサマサカイ”!」



い・・・・・いかさま・・・さかい・・・・?

オレは逆居の豹変振りに言葉を失った。

裁判長も唖然としている。


「・・・・ちなみに、右から読んでも“イカサマサカイ”

左から読んでも“イカサマサカイ”・・・よろしく、お見知りおきを」



法廷内にざわめきが起きる。

イカサマサカイって・・・・お見知りおきたくない感じがする・・・。

いや、ボーッとしてる場合じゃないだろ!オレ!!



「証人!貴女はあの夜!何を企んでいたのですか!」

平静を装い、逆居に質問する。




「いいさ。話してあげるよ。アタシ達の・・・・“作戦”を!」


裁判長が口を開く。


「貴女は、弁護側より《告発》を受けている身です。

・・・・これ以上の“嘘”は命取りになるでしょう。」


「・・・・・・・・・・・・フン。

アタシは、あの男・・・浦伏に雇われた“プロ”さ。

予め、勝負の数日前に《ボルハチ》に送り込まれた・・・

ウエイトレスとして、ね」

不遜な態度を見せる逆意。


「被害者と貴女は、“グル”だった訳ですね・・・」

オレは額に指を当てた。


逆居はフンッと鼻で笑うと、


「浦伏は、そのスジじゃ有名なポーカープレイヤーらしいね。

・・・今回の作戦では、《勝敗》は二の次だった。

これまでの成歩堂龍一の不敗記録をブチ壊す事。

“罠”はシンプルなモノだったね。予め、奴のポケットに・・・

囮のカードを1枚、コッソリ仕込んでおけばいい。

そして、《5枚目のA》のシナリオ通りのカードを配って・・・

“イカサマだ!”とケチを付けて、身体検査。

そのオトリのカードを取り出せば、罠の口は閉じる!」


逆居は更に言葉を続ける。


「イカサマを使った上、勝負にも敗れる・・・正に二重苦。

これで、全ての“伝説”は、消える・・・」


確かに・・・・・・。

1つのイカサマが暴かれれば、それまでの勝利も疑われる。


「たった1つの“デッチ上げ”で、7年間の“無敗伝説”を破壊する。

・・・・それが、あの晩の勝負の目的だったのさ!」






ざわめき始める法廷内に、凛とした牙琉先生の声が響いた。


「・・・イカサマサカイさん、ですか。面白い。

しかし、只一つ残念な事がある様です。」


残念な事・・・・?


「確かに興味深い罠です。ただもっと興味深いのは・・・

貴女の言う“囮のカード”は、いったいどうなったのか・・・?」


「確かに・・・・そうです!!」

牙琉先生の鋭い指摘に、オレはハッとなる。



「運のいい男・・・さ。

このイカサマサカイの罠をかいくぐるとはねぇ!」


・・・・・・・・・・・答えになってないぞ、それ・・・・・




「・・・・・・・・・・。

どうも、貴女がちょっとカワイらしく見えてきました」


裁判長の言葉に、キッと眉を吊り上げる逆居。


「ふ、ふざけないでッ!!

このイカサマサカイ、見た目以上のいたずらっ子だよッ!!」




法廷内に微妙な空気が流れる・・・・。



裁判長が木槌を打つ。


「とにかく、証言をお願いしましょうか。

貴女達の“罠”と・・・その結果について」






証言開始。~罠の行方~


「あの晩・・・アタシは、確かに囮のカードを仕込んだ。

最後の勝負。・・・シナリオ通りの成歩堂の敗北、そして身体検査!

でも・・囮のカードは消えた!何故か作戦は失敗したのさ。

次の瞬間・・・成歩堂のニイさんが、瓶を取って殴りつけた!

浦伏を殴ったのはアタシじゃない!被告人のイカサマニイさんだよ!」



・・・・・何か、こう、スッキリしない証言?


「罠は完璧だったのに・・・あのペテン師のせいで!」


「貴女に言われたくありませんッ!!」

逆居のペテン師という言葉に、反射的にそう叫んでしまった。



「怪しげな証言ですが・・・弁護人、貴方にお任せしましょう」

裁判長がコチラを向く。



やれやれ・・・この証人もアレだけど・・・

成歩堂さんも、ちゃんと教えてくれればいいのに・・・




尋問開始。


この証言、逆居自体しっかり把握していない部分がみえる。

囮のカードが消えたとか・・・。

それに、身体検査で何も見つからなかったのなら、

成歩堂さんが、被害者を殴る動機が無くなる。


オレは、逆居にゆさぶりをかけてみた。


「被告人に身体検査をして、何も見つからなかったんですよね?

それでは、被害者を殴る理由が無いのでは?」


「・・・・そ・・・それは・・・・」

オレの質問に、何故か後ろの首辺りをさすり始める逆居。




・・・・ドクン・・・・・

その時、今までに経験したことの無い感覚が身体を貫いた。


な・・・何だ・・・今の感じは・・・・




「どうしましたかな?弁護人」

オレの異変に気付いたのか、裁判長が声を発した。


「い、いえ・・・・」

オレは頭をかいた。


さっきの逆居の態度・・・何か違和感がある。

詳しく聞くべきなのかもしれない。


「雅香さん・・・貴女、何か隠していますね!」

オレは逆居を見据えた。


「な・・・何を言うんだいッ!!ここ・・この、この。

イカサマサカイ様が、かかかかか隠しているなんて」


「異議あり!」

逆居の言葉を遮るように亜内検事が異議を唱えた。


「こ・・・根拠の無い言いがかりは、やめてもらいたいですなッ!」



「それでは、もう一度伺いましょう。

『被告人が殴った瞬間を見た』・・・本当ですか?」

オレは努めて冷静な口調で質問した。


「ほ・・・本当に、き、決まってるさ・・・あ・・・アタシ・・・

・・・確かに・・・成歩堂のニイさんが殴りつける瞬間を見たんだ」




・・・ドクン・・・

まださっきと同じ感覚だ・・・・一体何なんだ・・・・!


ふと、休憩中に聞いた、成歩堂さんの言葉が頭をよぎった。




『例えば、あの証人・・・逆居雅香を思い出してごらん。

彼女は、ある証言をする時・・・必ず“首筋をさする”

・・・気が付いていたかい?』




首筋をさするクセ・・・だって?



・・・ドクン・・・


次の瞬間、逆居の姿がハッキリと見えた。

網膜を介さず、直接脳内に映し出されるかの様に。


何だ・・・感覚が・・・研ぎすまされていく!

逆居の“動き”が・・・ハッキリ見える!

彼女のクセ・・・ある証言・・・違和感・・・・・。



・・・・ドクン!

・・・クセ・・・・・・・・みぬけ・・・・・・・・・・・・

クセを・・・見抜く・・・・・?






「そこだ!!」

オレの中の無意識の感覚が、答えを導き出した。


「雅香さん・・・貴女は、ご自身で気が付いていますか?」


「な・・・なんの事・・・・?」

逆居は、意味が分からないという様に、オレを見る。


「貴女は・・・ある証言をする時、

必ず、左手で首筋をさする“クセ”があるんです」


「・・・・・!く、首筋・・・?そ、それが何だと言うの!」

逆居の眉がつり上がる。



「・・・どういう事、なのですか?オドロキ君。

私は、気が付きませんでしたが・・・・」

牙琉先生が、訝しげにオレを見る。


「その証言をする時・・・

雅香さんは無意識に“ある事”を思い出している。

その記憶に、身体が反応して・・・首筋に触れてしまう。

きっと、そういう事なんだと思うんです」



「か、彼女の記憶ですと・・・それはいったい、何なのだッ!」

亜内検事がヒステリックに叫ぶ。


無理もない・・・オレ自身、牙琉先生の弁護を何度か見てるけど、

クセを盾に取った尋問など、今までありえなかった事だ。

だが・・・この感覚は、オレにある確信を齎していた。



裁判長の木槌が鳴った。


「それでは・・・異例の事ですが、弁護人に伺いましょう。

貴方の主張する証人の記憶・・・

それを示す《証拠品》を提示して頂きます!」




彼女が首筋をさする“クセ”・・・

それは、彼女が“犯行の瞬間”の事を話す時に現れる!



「証人。あの夜・・・“犯行の瞬間”。

それを思い出すたびに、貴女は首筋をさすってしまう。

それには何か“理由”があるはずです。

その首筋に、忘れられない“記憶”を刻んだ《凶器》とは・・・」


そう、これしかない。

凶器、成歩堂さんが被害者を殴ったとされているあの瓶・・・。


『くらえ!!』


「犯行の瞬間の事を話す時、必ず首筋に手をやる・・・つまり。

貴女は、この凶器の瓶を思い出しているのです」


「・・・!」


「しかし・・・少し、妙ですね。

殴られたのが、浦伏氏・・・被害者なのだとすれば、

何故、貴女が首筋をさすらなければならないんですか?」


「ど・・どういう事ですかッ!」

亜内検事が、オレを凝視する。


「まるで、そう・・・貴女自身が殴られたかの様に!!」


「う・・ううううううう・・・・・」

逆居は蒼白になり、身体を震わせている。


「異議あり!

こ、こんな尋問は聞いた事が無いッ!しょ・・証人のく・・クセなどと・・・」

亜内検事もワナワナと震え出す。




「オドロキ君・・・何ですか、今のは。

この様な尋問は、私も初めてですが・・・」

落ち着いた中にも、どこか戸惑いを隠せない牙琉先生の声。


「説明はあとで!・・・あの証人を崩すのは、今しかありません!!」


そうだ!!一気にたたみかけてやる!!



「証人。事件を目撃した“瞬間”・・・・ハッキリ証言して頂きましょう!!」

オレは証言台を指差した。




「・・・・ワタシ。何も知りませんの」

逆居は、証言台の下に身を隠し、最初の気弱な少女を演じている。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



法廷内にイヤーな沈黙が流れる。



「流石に・・・それは無理なのでは・・・・・」

一気に脱力させられた・・・・・。




裁判長の木槌が鳴った。


「証人・・・よろしいですかな?」



「フン!分かってるさ!」

逆居は、また証言を始める。


「殴ったのはアイツよ!警察が来るまで、目を離さなかったんだ!」


これが逆居の“犯行を目撃した瞬間”の証言。

・・・違和感を感じる。


オレは法廷記録を確認した。

そう、「誰が事件を通報したか」

被告人自身が《ボルハチ》1階の店内から警察に通報しているのだ。

だったら、その事も証言に加えるべきだろう。


オレは、逆居の証言にゆさぶりをかけた。


「では、警察が来るまでの被告人の様子はどうでしたか?」


「・・・ショックで呆然としていたんだろうね。

椅子に座ったままだったよ」

首筋をさする逆居。





「・・・どうやら、引き出せる証言はここまでの様ですね。

どうですか、矛盾がありますか?」


「そうですね、牙琉先生。

モチロン決定的に矛盾している様です」



オレの発言にざわめきだす法廷内。



裁判長が木槌を打つ。


「ここまで来た以上、証拠品を見せて頂いた方がいいようです。

只今の証言と矛盾する証拠品を・・・」




言われるまでもない!!

『くらえ!!』



「証人、ここに記録があります。ハッキリ書かれているんですよ。

『被告人による通報で現場に急行』」


「え・・・」


「しかも、被告人は、部屋を出て階段を上がって・・・

《ボルハチ》店内から携帯電話で通報しているのです」


「あ・・・・・・」

しまったと言う表情の逆居。


オレはバンッと机を叩く。


「本当に、被告人から“目を離していない”のならば!

彼が部屋から出たところを、見ていなけばならないッ!!」




「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

逆居は悲鳴を上げ、後ろに倒れこんだ。




暫くすると観念したのか、事件の真相を話し出した。


「・・・あの夜、瓶で殴ったのは・・・被告人のニイさんじゃなかった。

その時・・・浦伏は成歩堂の傍にあったボトルを取って・・・

このアタシを殴りつけやがった!!」

逆居はギリッと奥歯を噛み締めた。


「そして、アタシが目を覚ますと・・・」


「被害者は既に亡くなっていたと言う訳ですか・・・」

逆居の言葉にそう続ける裁判長。


「とにかく、アタシ、身分を明かす訳にはいかなかった。

浦伏と共謀してたのがバレたら、・・・絶対疑われる!」






法廷内が静まり返る。




沈黙を破ったのは裁判長だった。

「いったい・・・これは、どうした事でしょうか?」


「バカな・・・こんな、これは夢だ。

瓶で殴られたのは、いっそ、この亜内だったのだ・・・」


・・・それは無いだろう。



「むぅぅぅ、放心状態ですな。

しからば、牙琉弁護士、貴方の考えはいかがですかな?」

裁判長が牙琉先生の方を向く。




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


え?無言?


「が・・・牙琉先生・・・・・・?」

思わず先生の顔を覗き込んでしまった。


「・・・弁護側としては、逆居雅香の只今の供述は・・・

“真っ赤な嘘である”・・・そう主張せざるを得ません」


「な・・・なんだって!」

顔を引き攣らせる逆居。



オレは先生の顔を凝視した。

真っ赤な嘘って・・・・・。


「事件当夜、あの部屋にいたのは、被告人・被害者・証人の3人。

・・・そして、この証人には“動機”があった。」


「どうき・・・」

オレは、無意識に牙琉先生の発言を繰り返す。


「イカサマに失敗した証人は、浦伏と口論になった。

・・・その挙句の犯行なのです!」

牙琉先生が、珍しく語尾を荒げている。


「そんな!アタシ・・・アタシじゃない!!

アタシは罠に嵌められたんだ!」

逆居は必死の形相でコチラを見ている。




ざわめきだす法廷内。




「クックックッ・・・・・・・・」


場の空気にそぐわない笑い声に、周囲が静まり返る。


笑い声の主は・・・・・・成歩堂さん・・・・・・?




「人を罠に嵌めようとする人間は、自ら足を取られる・・・。

正にそんな感じだ」




成歩堂さんに皆の視線が集まる。





「牙琉霧人。君らしくもない・・・随分、荒っぽい論証だ」

ニヒルな笑みで、牙琉先生を見つめた。


「どういう事ですか・・・・・?」

牙琉先生は些か憮然としている。


「何故、残されたもう一つの可能性を論証しようとしない?

・・・事件が起こった時、現場には第三者がいた」




確かに、休憩に入る前・・・成歩堂さんは証明した!



「事件が起こった後、1枚のカードがすり替えられた。

すり替えた人物は、カードが2種類あった事を知らなかった。

・・・つまり、“第三者”だ」



「異議あり!」

成歩堂さんの発言を亜内検事が遮る。


「しかし!そんな人物など、何処にも存在しないッ!!」


成歩堂さんは、慌てた様子も無く答える。


「その通り。

だからこそ・・僕は、この事件を法廷まで持ち込んだのですよ。

この逃げ場の無い、いかなるイカサマも通用しない場所で・・

真犯人をいぶり出す為にね」


し・・・真犯人・・・・


「幸い・・・僕達は既に、“手がかり”を得ている。

見えない“第三者”の手がかりを。・・・かなり早い段階でね」




騒然となる法廷内。




「オドロキ君・・・君には分かるかい?」

成歩堂さんの視線がオレを捉えている。


え・・・・オレ・・・・・・


「だ・・・大丈夫・・・・じゃないような・・」

ポリポリと頭をかいた。


「さっきも言ったが、カードをすり替えた“第三者”は・・・

一つ、大きな勘違いをしている」


オレは、その言葉でピンときた。

被害者の手札のカードは・・・そうだ・・・


「カードの“裏”の色・・・ですね?」


「そう。手札を見れば明らかだが・・・

“最後の勝負”に使われたのは、“赤”のカードだった。

しかし・・・この法廷で、ただ一人。

そのカードを“青”と表現した人物がいたのです」



確かに・・・“青”のカードを使われている印象があったな・・・。


その時、オレの脳内にある情景が映し出された。

逆居が証人として出る前・・・成歩堂さんの証言の時。


オレの無意識が、その人物を特定していた。



オレは頭を振った。


そんな事ある筈がない。

そんな事をする理由が無い。


オレの意識が、その答えを否定している。





意識的にその名前を追い出そうとすればする程、

脳内の記憶が鮮やかに蘇る。





「どうかな、オドロキ君。思い当たる人物は・・・?」




オレに答えを求める、成歩堂さんの声。

何故?どうしてオレに言わせる?









『静かな情熱・・・青い炎を背にまとったカードだけが

その勝負を知っていたのですよ』



『現場に残されていたのは、“哀しみ”に彩られた大量の青いカード。

どこか詩を感じますね』




鼓膜を通さず、直接脳内に響いてくる声。







「どうかな?弁護士君。

カードの色を“青”と思っていた人物とは・・・・?」



やめてくれ・・・


・・・出来るなら、この場から逃げ出してしまいたい。





・・・・・・それは出来ない・・・か・・・・


「青の・・カードと・・言っていた人物・・・・・」

声が震える。



「牙琉・・・・霧人・・・先生・・・」