こんにちは!
昨日も雪でした。
でも去年種から育てたパンジーは、綺麗な花を咲かせていますよ。
パンジーは強い花で、私の村でもマイナス8度の日もあったり、表にある水道が凍って水をやれず土がカラカラになったこともあったけど、ちゃんと綺麗な花を咲かせました。
そして春の花、チューリップの芽も出てきました。
寒い冬は土の中でじっと我慢をして、温かい春に丁度花をさかせるように、今芽を出したんですね。
福島県の事をちょっと書きたいと思います。
私が初めて福島県という県を知ったのは、小学生の頃。
「いわき市」という、ひらがなの名前の市が妙に目立っていて、そのいわき市が福島県にあるということだけでした。
でも、福島県という県が、一番強く心に残ったのはあの有名な映画、「フラガール」を見た時でした。
フラガール見たことありますか?
第30回日本アカデミー賞 最優秀作品賞を受賞した作品で、昭和40年の福島県いわき市の実話を映画化したものです。
監督は新潟県ご出身の李相日さん。
この映画を始めてみた時に、もう涙が出て涙が出て最後はどうなったかわからなくなってので、もう一度見直したくらいなんです。
どんな話かというと・・・
福島県いわき市は、炭鉱の町として有名だったんです。(正確には当時は常磐市という名前でした。1966年の大規模合併で現在は「いわき市」という名前になっています。)
でも石炭から石油へとエネルギー事情が変わり、どんどん炭鉱は閉鎖され、町はどんどん衰退していく一方で、起死回生のプロジェクトとして炭鉱会社が提案したのが、豊富な温泉を利用したレジャー施設「常盤ハワイアンセンター」の設立ということでした。
目玉となるのは「ハワイアンダンス」 フラダンスですね。
フラダンスというとビキニを着て腰を振って踊るダンス。
昭和40年という時代で、人前でビキニを着て、腰を振って踊るということは考えられないことでした。
そして炭鉱夫の山の男たちはもちろんハワイアンセンターの設立には反対しています。
ダンサー募集に応募してきたわずか数人の少女たちは街を守りたい、住み続けたいとう揺るぎない信念で、反対していた周囲の大人達の心を動かしていく・・という話です。
あまり詳しく書くと、これから映画を見る人に申し訳ないのでココまでにしておきますね。
何があっての絶対あきらめない、それが福島の人なんですね。
この映画を見て私自身も「自分が選んだ道ならば、困難があっても絶対あきらめない!」そう思いました。
だから農業を始めた当初は、本当に色々辛いこともあったけど、乗り越えられたんだと思います。福島の人に大切な事を教えられた気がします。
「うつくしま、ふくしま。」
これは福島県のキャッチコピー。
人の心の奥にある美しい原初の風景から。そして「しま」というのは県の形がオーストラリア大陸に似ていることからつけたそうです。
美しい島 福島。 うつくしま ふくしま。
福島県の県民性は、意思が強くて情に深いと言われています。
本当に今、地震と原発の問題で大変な時ですが、どうか1人1人がフラダンスの少女のような強い心を持って、乗り切ってほしいと心から願います。
そんな福島県の読者さんから、昨日メッセージが届きました。
福島県の会津で料理学校をされているTomboさん 。
私が以前ご紹介した「干し飯」の記事のリンクをご自身のブログで紹介したいとの事でした。ご自身も大変な状況なのに、なんとか役立つ情報を集めて発信しようとしていらっしゃいます。
その時に、「干し飯」のレシピには実は続きあって、干し飯は美味しいお菓子に変身させられるのだけど、こんな状況なのでお菓子のレシピは控えているとお伝えしたら、「こういう時だからこそ子供たちの為にぜひ紹介してほしい」と言われました。
子供は今回の地震で見えない傷を負っている。そんな子供たちの心の傷が癒える助けになるかもしれない・・。そう言われました。
そうですね、その通りだと思います。
先人の知恵の干し飯。普通に炊いたご飯を水で洗ってから天日で2~3日カラカラになるまで干したものです。
室内でも湿度が低ければ、広げておくと乾きますし、ご飯を炊いたときにお釜にへばりついた乾燥したご飯を集めておき、それが溜まったら干し飯として使えます。
そんなご飯を干した「干し飯」と「砂糖」があれば出来るお菓子。
身近な材料で作れるので、被災地の子供たちに食べてもらえるとうれしいです
ただ、干し飯を油で揚げるので、十分気を付けてくださいね。
********************************
干し飯(ほしいい)のカラメルおこし
【材料】
干し飯・・・100cc
砂糖・・・大さじ3
水・・・小さじ1
【作り方】
①200度の油で干し飯を揚げ、真っ白になって浮き上がってきたら油から引きあげます。
②小さな鍋(私は卵焼き器を使っています)に砂糖と水を入れ、弱火で煮詰めます。
最初は砂糖が溶けて、次第に泡の表面が白く結晶化してくると思います。
もうしばらく煮ていると、白い結晶が再び溶けてきて茶色くなってきます。
全体が茶色くなったら火を止めます。
③火を止めたらすぐに、揚げた干し飯を入れ、カラメルが全体つくように混ぜます。
④予め薄く油を敷いておいたアルミホイルの上に、③を置いていきます。お好きな大きさにしてくださいね
カラメルが固まったら出来上がりです。
【農家のレシピ】干し飯のカラメルおこし by FarmersK
↑レシピのまとめ&印刷はこちらをクリックしてくださいね~☆(クックパッドとリンクしています)
携帯から見られる場合は、反映するまで数日程度かかる場合があります。
大昔から伝わる「干し飯」
本当にいざという時の為のものですが、頭の片隅に置いていただけると嬉しいです。
フラガールの舞台のハワイアンセンターは、現在「スパリゾートハワイアンズ」という名前で、福島県いわき市にあります。
もちろんフラダンスショーは代々受け継がれて今もあります。
福島県にはまだ一度も行ったことがないので、ぜひ行ってみたいと思います。
その時には、Tomboさんに私の大好きな「喜多方ラーメン」の美味しい店を、ご案内してもらう約束もしました~
がんばれ、日本!
がんばれ、東北!
がんばれ、福島!
野菜の美味しさ、素晴らしさを伝えるためにがんばってます
応援よろしくお願いします
下記のアイコンをクリックするとそれぞれのランキングに反映します
人気ブログランキング レシピブログ ブログ村