Farmer's KEIKO 農家の台所


Cpicon 【農家のレシピ】干し飯(ほしいい) by FarmersK





こんにちは。

昨日は大きな地震が東北地方であり、TVを見ていて唖然としました。


1995年の阪神・淡路大震災の時には大阪に住んでいて、その時は早朝の地震で、下から突き上げるような衝撃で目が覚め、TVをつけると崩壊した神戸の姿がありました。

そして2次災害によって、どんどん被害が大きくなり、綺麗な町は炎に包まれ、地獄絵図のような、そんな姿を見て涙が止まらなかった記憶がよみがえりました。


当時、神戸にはたくさんの友人がいて、安否がわからず不安で不安で、でもどうすることも出来ず、家の中をウロウロ、ウロウロ歩き回るしかできませんでした。




今回の東北大震災も、これ以上被害が大きくならないよう、被害者の数が増えないよう祈るばかりです。


ブログというのは幸せな時しか書けないとも思ったのですが、いつ何が起こるか、わからないご時世ですので、やはり1つだけ伝えておきたいレシピがあるので、お伝えすることにしました。


それは、『干し飯(ほしいい)』という、大昔からの非常食についてです。


干し飯(ほしいい)は糒(ほしい)とも呼ばれ、炊いたお米を軽く水にさらして天日で乾燥させたものです。

保存期間は当時20年とも言われ、戦国時代には軍事用の携帯食にも使われたそうです。


実際の保存期間は、完全干せたかとか、保管場所、環境によって変わってきますが、常温保存で1年は持つ保存食です。



今では、「アルファ化米」と言った方が、わかりやすいかもしれませんね。




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干し飯(ほしいい)の作り方


ご飯をさっと水で洗い、天日で2~3日からからになるまで、干すだけで出来ます。


Farmer's KEIKO 農家の台所


この干し飯は2年前に作ったものです。

ビンに入れて常温保存が出来ます。


食べるときは、器に干し飯を入れて、熱湯を注いでアルミホイルなどでフタをします。


Farmer's KEIKO 農家の台所  Farmer's KEIKO 農家の台所


30分程度そのままにしておくと、固いカラカラの干し飯が、食べられる程度に柔らかくなります。


Farmer's KEIKO 農家の台所


決して美味しいものではないですが、ご飯として食べられます。

水で戻す場合は1時間程度かかりますし、熱湯でもどすよりもさらに固いです。


これが大昔から伝わる非常食の「干し飯」です。

水もない場合は、固い干し飯をそのまま食べたらしいです。



いわき市のななママさんとは今朝連絡が取れ、無事だという事がわかりました。余震、津波、放射線が怖いと言ってました。

仙台に住むフリージアさん、秋田のきのこさん他、たくさんの読者さんの無事を心から祈っています。

どうかこれ以上被害が増えませんように・・・・。

どうか余震がおさまってくれますように・・・・。