私は新海誠監督の作品を今まで観た事がなく、ましてやアニメなどもってのほかだったが、十分に楽しめる感動的なラブストーリーだった。いつもは事前に映画の詳細をネットで調べるんだが今回はそんな行為すらも不要であるくらい揺るぎない不動の人気映画であるというレッテルを私は貼っていた。それ故私の事前の知識は"ラブストーリー"という事だけだった。
いざ映画を観て最初に思った事、それは"何だこれ?面白過ぎる"だ。こんなに面白い映画だったのか、ただのラブストーリーではない。よくある今までの感動ラブストーリーを予想していた私は見事に良い意味で裏切られどっぷりと全身映画の世界に身を浸け嵌っていた。107分という少し短めの上映時間、、はっきり言って一時も見逃せない。ドリンクも不要だ。開始20分は時間軸の表現に戸惑った。現在と過去が見事に巧妙に交差し合い、映画の世界に引きずり込まれるのだ。観ていて巧みに細かい部分が省略され、一瞬で半年が経過したりと煮詰めて煮詰めて内容が凝縮され本当に濃い傑作となっている事が分かる。観ている途中でDVD買おと考え、本があるならそれも買おと考えるほど全てを深く理解するにはあまりにも膨大な情報量だった。この映画のラストはハッピーエンドである。そしてタイトル名の"君の名は"がここで、絶妙過ぎるタイミングで現れる。続きが観たくなるような終わり方であり、主人公達の新たな物語が始ろうとしていた。
あとこの映画の盛り上げ役である音楽の存在。歌詞との相性が抜群でり欠かせない存在となっている。Radwimps野田洋次郎、約15年前に知ったアーティストだが当時私は"なんちって"という曲が大好きだった。
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