親はなくとも子は育つ | 君に話したいことがあるんだ

君に話したいことがあるんだ

2016年6月12日に亡くなった妻へのメッセージです

昨日は長男の中学最後の体育祭。晴天に恵まれて、すごく良い一日だったよ。平日だったけど、知ってる顔が揃って楽しかった。

体育祭の前の夜に、体操着の表裏にゼッケンを付けなくちゃいけなくて。

しかも体育祭が終わったらゼッケンを外して洗濯して学校に返却しなくちゃいけないから、ミシンとかアイロンプリントとかではダメ。手縫いでないと。

日曜の夜にちょっと試しに塗ってみたんだけど、びっくりするくらいできないんだ。玉結びすらおぼつかないの。自分でも驚いたよ。

その後ネットで色々調べて、それでようやく一昨日の夜に、きれいに縫うことができたんだ。がんばったでしょ?

去年の同じ時期にも同じことをしてるはずなんだけど、そのときは君が縫ってくれたんだよね。

身体中が痛くて体調が悪かったのに、がんばってやってくれたんだもんね。大変だったね。

長男はね、開会式の校歌斉唱の時、全校生徒の前で指揮をしたんだよ。

開会式と閉会式の演奏もして、選抜リレーにも出て、本当にがんばってた。そしてすごく楽しそうだった。

長男はこの一年ですごく成長したんだよ。

ぼくなんか家のことで手一杯で、大して父親らしいこともできてないと思うんだけど、それでも子供たちはまっすぐ成長してくれて、本当にありがたいんだ。

そんな子供を産んでくれた君と、成長してくれた子供たちに感謝だね。

長男はこの後、中間テストも修学旅行もあってまだまだ忙しいけど、元気で楽しく過ごしてほしいな。