やっと行けました
ベルリンにあるベルクグリューン美術館。
美術収集家ハインツ・ベルクグリューンの
ピカソ、クレー、
マティス、ジャコメッティという
20世紀の4人の巨匠の
個性的なコレクションを所蔵。
そんな中から
この度100点ほどが来日
パブロ・ピカソ 「踊るシレノス」
あまりの可愛さに
精霊たちの躍動感にしばし釘付け。
ピカソ 「花の冠をつけたドラ・マール」
美しい女性です。
が、ピカソの視点を通せば
こんな風にも
「緑色のマニキュアをつけたドラ・マール」
今回のポスターにもなった1枚。
目が離せなくなるよね。
ピカソ 「座る女」
ピカソ 「黄色のセーター」
どの女性も
大変なインパクターに
仕上がっておられる
そしてどれも、
額縁もマッチしていて美しいのよね〜。
お次は、パウル・クレー。
元々好きな画家だけれど、
こんなにもまとまって作品が観られるとは!
パウル・クレー 「口数の少ない倹約家」
おそらく自画像、らしくてね。
ものすんごく可愛い、たまらん。
癒しでしかない
クレー 「夢の都市」
クレーのこの色合いと重なりに
夢の世界に惹き込まれる。
クレー 「黒魔術師」
こんな楽しそうな黒魔術師なら
ぜひとも助手になりたい。
クレー
「知ること、沈黙すること、やり過ごすこと」
これは、タイトルに胸を打たれた
生きていく中で、
とっても大切にしたい言葉だ。
クレー 「薬草を調合する魔女たち」
こちらもぜひ、
一緒に調合させてほしい。
彫刻も来日中
アルベルト・ジャコメッティ 「男」
アンリ・マティス
「シュミーズを着て横たわる女」
マティス 「ニースのアトリエ」
ニースに行った際に、
マティスの美術館や教会を訪れた思い出。
マティスが晩年たどり着いた
削ぎ落とされた美の世界。
本当に美しい、光の教会だったなぁ
ベルクグリューンさんの審美眼、圧巻!!!
そして彼の人生もまた
とっても豊かで面白い
こんなに素敵なコレクション、
どうもありがとうございます
日本初公開の作品もたっくさん
もう一回行きたいくらい
大満足な展覧会でした
そのまま常設展も観て、
いつもの事ながら
ここのコレクションの凄さに驚き。
いやーすごい。ほんとにすごい。
(語彙力皆無)
さらには、こんな企画展が。
これまたとっても面白くて
シェイクスピアとゲーテの戯曲が
画家のウジェーヌ・ドラクロワと
テオドール・シャセリオーに
大きな霊感をもたらしたわけだけれど、
その中から
ドラクロワのファウストとハムレット、
シャセリオーのオセロが展示されている。
一番のお気に入りはこれ。
ドラクロワの描くメフィストフェレス。
いいねいいねぇ〜
ピアノで言えば
リストのメフィストワルツが有名だけれど、
あの中に出てくる
悪魔メフィストフェレスとファウストと
村の人々の乱痴気騒ぎが
ずっと頭の中でリフレインしてたわ
①ピカソとその時代
②常設展
③版画で「観る」演劇
3つとも素晴らしかった
時間たーっぷり取って、
歩きやすい靴で、
荷物はロッカーに預けて堪能することを
オススメいたしまする