動物性機能に働き掛ける気功? | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

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気功の理論や教室のこと、日々のことなどを書いています




 僕たちの人体は、ご存知のように体壁系である動物性機能と内臓系である植物性機能の二つの働きを持っています。
 そして、僕たちが取り組んでいる〔養生気功〕や〔ふぁんそんテクニック〕は、手足の動きを遣うとは言え、主には植物性機能の働きを調えていくことに寄与しているんですよね。
 植物性機能というのは、呼吸器系、循環器系、消化器系、泌尿器系、内分泌系、自律神経系、免疫系など、日常的には、マイコン内蔵システムのように、僕たちの意思の及ばないところで自動的に働いてくれている機能のことを指しています。
 この植物性機能に、思考する脳や運動する手足、それに外の情報を感知する感覚器などの体壁系である動物性機能が付いているのが僕たちの人体なんですよね。
 ですから、生命の根源は植物性機能で有り、僕たちが習練している〔養生気功〕や〔ふぁんそんテクニック〕は、この生命の根源的な働きを調え、その力を強くしていくことに寄与しているという訳ですね。
 しかし、問題があるんです。
 先ほども書きましたが、僕たちの人体は、植物性機能だけではなく、動物性機能も供えていて、その動物性機能も合わせて健康であってこそ、初めて本当の健康体と言えるんですよね。
 その動物性機能に働き掛ける取り組みも必要であり、そこに主眼を置いた気功も必要なんだと思うんです。
 そして、そこにアプローチしていかなくてはならないし、それも僕たちに与えられた課題なんだと考えています。
 そんな役割を持った気功としての作品も作らなくてはね。