〔無〕と〔空〕の違いは?/ふぁんそんテクニックを深める用語・4 | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

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📘〔無〕と〔空〕の違いは?/ふぁんそんテクニックを深める用語・4


(一)
 僕もそうでしたが、坐禅や瞑想、気功で言うところの静功をしている時、〔無になれない〕などと嘆く人がいます。
 雑念が次々に出て来て無になれない〕という訳ですね。
 そして、その〔無〕という状態と〔空〕とを混同している人も案外と多いんですね。
 そこで、〔ふぁんそんテクニック〕を深めていくという視点から、この〔無〕と〔空〕について深掘りしてみようと思います。

(二)
 お復習いをしておきます。
 〔ふぁんそん〕というのは、〔鬆〕、即ち、空洞や隙間が広がっていく、或いは、広がっているという状態のことでした。
 また、〔空〕というのは、〔膨れあがって内部が虚ろ〕という状態です。
 膨らませた風船の中は何も無いんではなくて、空気という存在が有るんですね。
 つまり、〔空〕というのは〔無〕の状態ではなく〔有〕の存在なんですね。
 〔ふぁんそん〕も、先ほどの意味から考えれば、〔空〕とほぼ同義語で、従って〔有〕の存在、〔有〕の状態なんです。

(三)
 〔ふぁんそんテクニック〕は、受動的な動きに没頭していくことで、体内を副交感神経優位にしていき、その緩んだ体内の感覚を体感し、その感覚が膨らんで(広がっていき、体の中と外との温かな空気的一体感によって、体の中がくり抜かれたような〔癒し〕の状態を体感し、更に、体の横からも後ろからも外へ向かっての広がり感によって、この空一杯に広がった空気との一体感である〔空の体感〕にまで膨らんでいく体感の習練です。
 常に温かな空気的感覚を体感しているんです。
 自分と空との関係、即ち、〔ふぁんそん状態〕との関係があり、その関係は、般若心経に言う〔色不異空〕という離れては存在しないという状態から、〔色即是空〕という完全一体化した状態へと発展していく訳で、その状態は、常に〔有〕の状態なんですね。
 その〔有〕の状態に没頭しているからこそ、雑念も消失し、現れなくなり、〔無〕の状態になれるんですね。
 〔ふぁんそんテクニック〕でも気功でも、〔ふぁんそん〕の感覚や〔気〕の感覚があり、その感覚が心地よいものですから、真剣になって意識を集中させなくても、心地よい体感に没頭できる訳なんです。
 ここが、所謂、坐禅や
瞑想、或いは、気功の静功とは決定的に違う優れたところなんだと僕は考えているんですよ。

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