😋鍋の〔こげ飯〕
京都の講習会では、時々ではあったが、昼食に、妙心寺前の阿じろさんから精進料理を出前してもらっていたことがある。
食事の後に、注ぎ口のある鉄鍋に、おにぎりにした〔こげ飯〕を入れ、そこにお湯を注いだものを〔お茶〕として出してくれる。
講習に参加されていた仲間たちは、
「懐かしいわー!」
「おいしい!」
などと声を上げていた。
それほどまでに〔こげ飯〕は私たちの生活からは縁遠くなっているようなのだ。
ところガである。
我が家では、こげ飯は日常茶飯事なのだ。
圧力鍋の蓋をガラスの蓋に換え、米一合に対し1,2倍の水を加え、30分以上浸けておく。
ガスを点火して米を炊き始める。
暫くして、噴き出してきたら弱火にして10分で火を止めると美味しいご飯が炊き上がるのだが、火を止める前に、30秒から1分ほど強火にすると〔こげ飯〕が出来るのだ。
こげ具合はニオイで判るというものだ。
僕は、今夜も軽ーく〔こげ飯〕を作り、美味しく口にした。
🎵鍋の
こげ飯
袂で隠し
抜けて来たのか
親の目をー
今夜も、湯船からはオイラの鼻歌が聞こえてくるだろうな。