座学・気功を学ぼう!/16、ヨガと坐禅と気功って…同胞…⁉ | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

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📙座学・気功を学ぼう!/16、ヨガと坐禅と気功って…同胞…⁉


💃動画
https://youtu.be/Ozb9aYD6n0I?si=2zl4cL2XcfdHoFpj

📙解説

(一)
 歴史的に一番古いのはヨガのようで、古代インドで実践哲学と言われていたある種の宗教の中にヨーガ派というのがあったそうです。
 ヨーガというのは、〔結びつくというような意味で、〔体と心を結びつける〕、〔わたしと宇宙を結びつける〕という具合にして、様々な形(ポーズ)をしながら、瞑想していたんでしょうね。
 その目的は、六道輪廻からの解脱で、古代インドでは生まれ変わりという輪廻転生が信じられていて、ヨーガをしてサマーディ(三昧)の状態になり、その輪廻の縛りから解き放たれようと修行に励んでいた訳ですね。
 サマーディ(三昧)というのは、心と体が結びつくことによってもたらされる雑念のない、静まった心境を意味する言葉だそうです。

(二)
 そのヨーガの中の瞑想の坐法を取り入れ、実践し、覚りを開いたのが、仏教の創始者の釈尊、ブッダなんですね。
 仏教に取り入れられたヨーガの坐法は、達磨大師によって中国に持ち込まれ、坐禅として、仏道修行の中心を成す〔禅〕の一形体として確立していったんです。
 禅というのは、古代インドの言葉であるサンスクリットのディヤーナという音を漢字に直した〔禅那〕という言葉の略語で、その意味は〔心身を統一する〕という意味だそうです。
 今していることのみに心を向けていくことで、ニルヴァーナ(涅槃)の境地をもたらし、そこが禅としての仏道修行の柱になってくる訳です。
 ニルヴァーナ(涅槃)というのは、ローソクの灯をふっと吹き消した時のようなシーンとした心の静けさという意味だそうで、煩悩渦巻く心の乱れが無くなった静かな心の状態のことで、寂静とも訳され、定とも表され、禅と一つになって〔禅定〕とも表されています。
 
(三)
 その禅の修行が中国固有の思想である気の習練の中にも取り入れられ、きの訓練の為の技法になってきたんでしょうね。
 気功の三要素である〔調身、調心、調息〕などという考え方は、まるっきり禅の思想であり、ヨーガの修行の柱と同じなんですから、気功で言われている〔入静状態〕も〔入静の境地〕も、三昧の境地、涅槃の境地と同義語と考えても良いんではないでしょうか。

(四)
 僕は、常々〔気功は禅の一種です〕と言って来ました。
 養生気功の動功は動く禅であり、静功は、立つ禅、坐る禅、臥す禅であると言える訳です。
 勿論、〔気功はヨーガの一種です〕と表しても同じなんですが、最近のヨガを見ていると、ストレッチであったり、筋トレであったりという別の要素をメインにしたような感じのヨガをヨガと考えている人が多いようなので、間違った理解を避けるために、僕は〔気功はヨーガの一種です〕とは言わないようにしています。

(五)
 動画でお話するのを忘れたんですが、ヨーガや禅(坐禅)と決定的に違う内容が気功には含まれているんですね。
 それは〔気の感覚の体感〕です。
 気功では、この〔気の感覚の体感〕に没頭していくことを習練の基礎に置いているんですね。
 心と体と呼吸を統一させていくだけではなく、そこに〔気の感覚の体感〕という要素が加わり、そこを外しては気功の習練は成り立たないんですよね。

(六)
 因みに、太極拳は、中国武術の一つなので、気を用いた拳法なんですよね。
 気の力を拳法に取り入れている訳ですから、そういう意味では、養生気功の範疇には入らない、外気功としての武術気功の一種として位置づけられるものだと思います。


💛《〔花しょうぶ〕四日市気功の会》
🎈毎月第2第4木曜の午後1時15分~3時
🎈優真会空手道場/四日市市北浜田町1-20
🎈参加費:参加の度にチケット1枚(5枚綴り5,000円)/体験→2,000円
お問い合わせはSメールで→09019816957

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【坐学・気功を学ぼう!/心と体のパワーアップのために】(動画付き)
https://zagaku.livedoor.blog/