✒〔頑張る〕から〔頑張らない〕の生き方へ | ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

ふれあいと癒しの交響曲(名古屋/京都/気功/教室/講習/和気信一郎)

気功の理論や教室のこと、日々のことなどを書いています



 僕たち日本人は〔頑張る〕という言葉が好きだ。
 仕事だけでなく、病気に対する向き合い方に対しても〔頑張ります〕と言う。

 だが、この〔張る〕という言葉はどんな風に用いられているのだろうか。

・威張る
・意地っ張り
・強情っ張り
・欲張り
・強突く張り

 どう感じるだろうか。

 弦の糸を目一杯張った、最大の緊張状態、それが〔張る〕という意味ではないだろうか。

 〔頑張る〕とは、〔頑なに張った状態〕、〔頑固に張った状態〕を維持していくことなんだと思う。

 やわらかさも、しなやかさも、波のようなゆらぎもない、東洋的な体の使い方を忘れた、気功とは最も遠い存在にあるのが〔頑張る〕という生き方、暮らし方ではないだろうか。

 頑張らない、ゆるやかな生き方を身につけていく修練、それが気功を習うということなんだと考えている。