私は読書が好きです。
・・・でも、最初から好きだったわけではありません。
はっきり申しまして、20代前半までは嫌いでした。
26歳で創業した自分は、人生経験も浅く知識も足りない若さだけが取り柄の人間でした。
少しでも学ぼうとお客様に助言を頂いたり、業者様に情報を頂いたりしていましたが、それをお店に生かすために他店ではどうしているんだろう?と、他の経営者との会合や関連業者との懇親会など積極的に参加してしました。
実際参加してみて驚く限りで、専門用語が飛び交い、知らない事ばかりでどうして良いやら・・・・。
終いに「どんな本を読まれるんですか?」と質問され読まない自分は言葉に詰まり、まともな会話も出来ず大恥をかいた経験があります。自分はなんてドジで無知なんだろう?と嘆きました。
実際ビジネスにおいて『無知は罪!』と言います。後で知りましたが・・
負けず嫌いで行動だけは早い私は、次の日書店に走りビジネス本を3冊買い込んで読みあさった記憶があります。
しかし、本を読み慣れていないので、10ページ読んで数日ほったらかして、また数日後10ページ読んでという繰り返しで3冊どころか一冊読むのに数ヶ月掛かってしまったのです。
2冊目のときは毎日10ページ読むという決意をしたので、継続することに力を注いだせいか、内容が全く脳に入ってこないという苦い思い出があります。(結局、一年放って置いてもう一度読み直しました。)
しかし、3冊目に非常に興味深い本に出会い、一気に100ページまで読めてしまうという経験をしました。
その時、「どうして出来たんだろう?」と考えてみました。
まずは、その時必要だった知識であったこと。
その次は、今の自分が共感できる内容が多かったこと。
3つ目は、1冊目、2冊目共に時間は掛かったモノの完読という達成感と、若干朗読慣れがあったこと。
最後はなんと言っても読んでて非常に楽しかったことです。
その後も何度か同じような経験して、今では1時間半~2時間あれば一冊読み終えます。
仕事の合間に読んだり、移動中電車や車の中で読んだりします。
多い月は20冊読むときもあります。最低でも10冊前後は読んでると思います。
読書って仕事と同じく、嫌いと思えばやりたがらないので楽しくないし経験も積めません。
しかし、「必要だ!」思えばムチを打ってでもやらなきゃならない。
やり続けると意外と楽しい経験もあったり、収穫があったり、好きになったりします。
楽しいと、読んでる最中にいろんな発想が浮かび上がるし、まるで自分が体験しているが如く中に入り込んでしまいます。しかし、この楽しさや必要性は継続した人にしかわかりません。
『継続は力なり!』と言いますが、読書も続けることで学び、習慣化されて、好きになります。
読めば読むほど自分自身が武装されて行き、知識が豊富になります。
なんと言っても、会わずとして他人の経験を学び価値観の向上につなげることが出来るのです。
また、発想力や感受性までも磨くことが出来ます。
さて、私は今は目的を持った読書をします。
例えば、「今○○に興味があるが、全く知識がない!」と言うとき、関連する本を一冊ではなく複数読みます。
あるいは、表紙をみて、「まえがき」や「目次」でどんなことが学べるかを理解して、心を揺るがす本は必ず読みます。
お薦めする本はほとんどビジネス本ですが、その中でも私がかなり影響を受けている西田文郎先生の『ツキの大原則』です。
自分の人生を変えた一冊です。
「誰でも、どんな人にでも可能性がある!止めているのは自分自身のネガティブな考え方!人間は10桁の自宅電話番号を暗記できる能力があれば成功の素質あり!」といつも言っておられる西田先生。
この先生は、ブレイン(脳)トレーニングという手法でたくさんのプロスポーツ選手やオリンピックアスリート達を成功させた大きな実績をお持ちの先生です。
私は、この先生の書籍は全て読みました。
そして『強運の法則』という本を教科書のように扱っています。
そして、去年3月会って参りました。
その時、一日研修も受けて参りました。
驚くほどポジティブな自分に変身できました。
よろしければ、先生の本を一冊読んで頂きたいと思います。
ご紹介した書籍だけではなく自分が何を得たいのか?という観点から読書を始めて見てはいかがですか
最初は、切っ掛けですね。
仕事同様「決断」することです。
では、また