2022年2月UFC興行 見所紹介 | 銀玉戦士のアトリエ

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今月から月一で、UFCで行われる大会の見所を紹介するエントリーをアップしていこうと思ってます。

 

 

 

🏟UFC271(2月12日開催)(日本時間13日12時より、WOWOW、UFCファイトパスで生中継)🏟

 

 

UFC271のメインイベントは現UFCミドル級王者🇳🇬イスラエル・アデサンヤと挑戦者で元ミドル級王者の🇦🇺ロバート・ウィテカーによる再戦。

ウィテカーが王者だった前回の対戦ではアデサンヤが芸術的なカウンターショットを決めて2RKOで王座戴冠に成功しました。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12533996860.html

 

一方のウィテカーはアデサンヤに敗れてから3連勝でタイトル挑戦権を獲得。

剛柔流空手がベースの選手ですが柔術の大会にも出場するなどグラップリング技術の習得にも力を入れている事もあって、レベルチェンジを用いてのスタンド・グラウンドの両輪で試合を支配していくスタイルが確立しつつあります。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12677088473.html?frm=theme

 

前回打撃でKOされているウィテカーとしてはレベルチェンジが鍵を握ってくると思いますが、アデサンヤ陣営としてもウィテカーがレスリングで攻めてくるというのは想定済との事。アデサンヤはスイープや三角締めなど隠れた柔術スキルも持っています。

お互いレベルチェンジする事は想定した上で、MMAにおける打撃のスペシャリスト同士ならではの洞察力や駆け引きを用いた、意表を突いた一撃決着が見てみたいです。

 

他には当ブログで2022年注目ファイターとして紹介した🇳🇿タイ・ツイバサと🇦🇺ケイシー・オニールが登場。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12717547452.html

 

フライ級ランカー対決となる🇺🇸アレックス・ペレスVS🇺🇸マット・シュネル、ライト級期待のファイター🇺🇸アレクサンダー・ヘルナンデスVS🇧🇷ヘナト・モイカノ、最近好調のL字ガード使い🇺🇸ボビー・グリーンVSガステラム似の🇩🇪ナスラット・ハクパラストも注目の試合です。

 

 

 

🏟UFC FIGHT NIGHT(2月19日開催)(日本時間20日9時より、UFCファイトパスで生中継)🏟

 

 

メインイベントは元ライト級王者で一時期はウェルター級に階級を上げていたものの、再びライト級に落として王座返り咲きを狙う🇧🇷ハファエル・ドスアンジョスが、アマチュアムエタイ200戦のバックボーンを持つ元立ち技トップファイターで、UFCでも現在5連勝中と好調の🇰🇬ラファエル・フィジエフを迎え撃ちます。

 

ドスアンジョスはサウスポー構えの選手で過去にはドナルド・セローニやベンソン・ヘンダーソンを1RKOで仕留める強力な打撃を持っていますが、一方でストライカーのアンソニー・ペティス戦ではケージレスリングに徹して完封するなどベテランらしくオールマイティに出来るMMAファイターです。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-11918412967.html

 

ラファエル・フィジエフはムエタイの打撃技術をMMAにアジャストさせて激戦区UFCライト級でランキング入り。前回の試合ではキックボクシング出身のブラット・リドルを相手にムエタイ仕込みの距離感の良さで相手の攻め手をじわじわと封じ込め、最後はバックスピンキックでKOで仕留めています。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12714458931.html

 

フィジエフとしてはMMAキャリアでも初めてとなるであろう経験豊富なトップファイターとの対戦という事で、色々と真価が問われる試合となるでしょうが、ドスアンジョスとしてもムエタイの首相撲で培われた腰の重さを持つフィジエフをどうテイクダウンして一本を取る形へと持ち込むか、その攻防になりそうです。

 

 

他には一昨年に蹴り足をキャッチされてからのバックスピンキックという離れ業で2020年のUFC年間最高KO賞にノミネートされ強烈なインパクトを残した🇺🇸ホアキン・バックリーも出場。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12647735352.html?frm=theme

 

UFC在籍14年、37戦を戦っているライト級のレジェンド、12年前はフランク・エドガー、グレイ・メイナードに続くライト級第3の男と言われていた🇺🇸ジム・ミラー、荒削りだけどMMA的な首相撲とギロチンチョークの連動性に定評があり試合が面白い🇺🇸ジュリアン・マルケス、そして🇧🇷ジョニー・ウォーカーVS🇺🇸ジャマール・ヒルのライトヘビー級対決が注目です。

 

 

 

🏟UFC FIGHT NIGHT(2月26日開催)(日本時間27日9時より、UFCファイトパスで生中継)🏟

 

 

こちらもドスアンジョスVSフィジエフ同様にライト級のトップランカー同士の対戦をメインイベントに据えています。

イラン生まれの🇮🇷べリール・ダリウシュは柔術をバックボーンとした選手で、過去には世界柔術選手権と世界ノーギ選手権において数々のメダルを獲得しています。

2018年にアレキサンダー・ヘルナンデスにKO負けを喫してからはランキングから外されてしまいますが、そこから7連勝と這い上がってランキングを3位まで上げてきた不屈の苦労人です。

 

一方の🇷🇺イスラム・マカチェフは元ライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフと同門でファイトスタイルもトップキープ+強烈なパウンド+極めの強さという、ヌルマゴのクローンのような選手です。でもスタンドの構えはオーソに構えるヌルマゴに対して、マカチェフはサウスポーに構えます。

 

引退後はプロモーター、指導者として活躍し、所属ジムの選手を数々のメジャープロモーションへと送り込んでは猛威を振るっているヌルマゴ軍団ですが、ダリウシュの柔術はそれに楔を打ち込むかもしれません。

ただ、マカチェフの左のオーバーハンドの一撃は強烈なので、グラップリング対決の予想に反して短期KO決着も無きにしも非ずとは思います。

 

他にもこちらもライト級ランカー対決となる🇦🇲アーマン・ツァルキアンと🇪🇸ジョエル・アルバレスも注目の対戦。ツァルキアンは将来のUFCライト級王者筆頭と言われる逸材で、当ブログの2022年注目ファイターにもエントリーしています。

 

https://ameblo.jp/fanroad-gindama/entry-12717547452.html

 

対するアルバレスはプロ19勝で16の一本勝ちがありますが、スタンドでは隠れたキックボクシング大国であるスペインで培われた対角線コンビネーションと打ち下ろしの肘を得意技としており、前回の試合ではチアゴ・モイゼスを1RKOで仕留めています。

ツァルキアンにとって一筋縄ではいかない相手になるかもしれません。

 

他は前戦で豪快なバックスピンKO劇を見せたライト級の🇵🇪イグナシオ・バハムンデス、同じく前戦で7秒KO劇を見せたライト級の🇺🇸テレンス・マッキーニー、サウスポースタイルの試合運びに定評のあるバンタム級の🇺🇸ジョナサン・マルチネスが注目選手です。